タイトルでオチがわかる「二進法でやってる店」に2万8000いいね!指1本立てたら「29名様」?理系あるあるにツッコミ多数【作者に聞く】

タイトルでオチがわかる「二進法でやってる店」。しかし、わかる人はツッコミを入れ、わからない人は頭をひねる…。そんな理系ネタを直球で描いた2コマ漫画が、X(旧Twitter)で2万8000件超の「いいね」を集めて話題になった。
指1本立てたら「29名様」…理系あるある漫画の誕生秘話



話題になったのは、あくまでクマさん
(@akmd_kuma)
が投稿した『二進法でやってる店』。1コマ目では、店員が女性客に「何名様ですかー?」と尋ね、女性は指を1本立てるというありふれた光景が描かれる。ところが、その指を見た店員は「29名様ご案内でーす!」とアナウンス。タイトル通り、指を二進数で読み取ったというオチだ。
この漫画に対し、読者からは「2名様では?」「どっちの端を0と定義していいのか迷わない…?」「11101って言え」など、理屈がわかったからこそのさまざまなツッコミや異論が寄せられた。
作者のあくまでクマさんは、アイデアのきっかけについて「飲食店に行ったときに、口頭ではなく人差し指で人数を伝えたのですが、もし『指の意味が伝わってなかったら』と考えたのが始まりだ」と語る。「1人で来たことを口に出すのを少し恥ずかしくてためらっていたので、同じように共感してくれる人もいてくれたのかな、と勝手に想像して安心している」と、制作の裏側を明かした。
ギャップを楽しむ!理系ギャグに込めた思い
あくまでクマさんは、本作の他にも、数学や物理学のネタと日常を組み合わせた作品を多数制作している。間口が狭いかもしれない題材をあえて描く狙いについて尋ねると、「何気ない日常的なシチュエーションに、日常では使わないような専門的な用語が出てくるとギャップがあって面白い」と語った。
たとえネタがわからなくても、「なんとなく楽しんでもらって、どこかの機会でそのネタを見たときに思い出していただければ」という思いで描いているそうだ。また、「友人からは『タメになった』と言われることがあったので、ちょっとした雑学のシェアという気持ちもある」と、創作の楽しさを教えてくれた。
科学系のニュースや解説動画、ゲームなどからアイデアを得ているというあくまでクマさん。なかでもお気に入りの作品は、モンティ・ホール問題を題材にした「かしこい犬」だという。「題材にしたい理系ネタは今もいくつかあるので、それを作り上げていくのが今後の目標の一つだ」と、創作への意欲を見せた。
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取材協力:あくまでクマ(@akmd_kuma)
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