【スカッと漫画】「信じられない…」趣味に100万円散財した夫に絶望。家庭にはびこるモラハラを描いた漫画の作者に話を聞いた
モラハラ(モラルハラスメント)とは、暴言や人格否定など倫理や道徳に反した行為により人に精神的苦痛を与えることで、職場や家庭において、さまざまなハラスメント行為が問題となっている。なかでも近年、言葉や態度で精神的に支配していく「モラ夫」に苦しむ妻たちが、SNSにその苦しみを綴るなど「モラ夫」の実態がつまびらかにされてきている。
そんなモラ夫を「モラ夫解体屋」の力を借りて成敗し、人生をリスタートさせていく妻の姿をオムニバス形式で描いた漫画『
モラ夫解体屋 その夫、本当に必要ですか?
』の1巻が発売され、注目を浴びている。今回は、同作のシナリオ担当のかうちさん、作画担当の黒野ナツ子さんに話を聞いた。
かうちさん&黒野ナツ子さんインタビュー
――本作は、黒野ナツ子さんが漫画を担当されています。完成した漫画を読まれた感想を教えてください。
【かうち】私の拙い文章が、こんなにも魅力的なキャラクターとして命が吹き込まれるなんて、本当に感動しました。コマ割りも非常に読みやすく、物語の世界観にスムーズに入り込むことができました。儚い描写から鬼気迫る表現まで、その圧倒的な画力には本当に感謝しかありません。
――具体的には、黒野さんの作画のどのようなところに魅力を感じていらっしゃいますか?
【かうち】一番の魅力は、キャラクターの表情の描き方ですね。モラハラに耐えている妻の表情が本当にリアルで、読んでいるうちにその悲しみや苦しみを共有してしまうほど心を揺さぶられます。一方で、モラ夫も「ああ、こういう人いる…!」と思うほど憎たらしい表情を細かく描いてくださっているので、自然と妻に感情移入し、物語に深く入り込むことができます。
――確かに、100万円のレシートを見つけた妻の表情なども本当にリアルです!一方で、黒野さんはかうちさんの原作を最初に読まれた際、いかがでしたか?
【黒野ナツ子】主人公の置かれた状況やモラ夫のモラハラの仕方など、毎回違ってバラエティに富んでいて、シナリオを読んだときにいつも楽しませていただいてます。表には出ていませんが裏設定なども拝見し、キャラクターの理解も深まりました。
どれも「モラ夫」を描いたストーリーだが、決して夫だけでなく、さまざまな「モラハラ」への対応の仕方として参考になる部分も。近くに「モラハラ」な人がいなくても、「こういう人いる!」と共感できたりスカッとするエピソードが多いので、ぜひ読んでみて。
取材協力:かうち(@kauchi_writer)、黒野ナツ子(@cronoworks2022)
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