夫と18歳の姪っ子が一緒にお風呂に入っているところに妻が帰宅!?まさかの不倫を描いた衝撃作【作画家に聞く】
衝撃的な設定とスリリングな展開で話題を呼んでいる『姪っ子と夫が不倫するのは当たり前ですか?』(原作:サレ妻miku/作画:矢野恵)。冒頭から、不穏な空気が漂い、ラストには衝撃の結末が待っている。

今回は作画を担当した矢野恵(@yano_megum)さんに、制作の舞台裏やキャラクターづくりの工夫について聞いた。
——最初に原作を読まれたとき、どのようなイメージや感情を抱かれましたか?
「サレ妻miku先生の原作を拝読したとき、夫と姪っ子が不倫関係になるなんて信じられませんでした。仲の良い親族もいるけど、まさか不倫にまで発展していたらたまりませんよね…。読み進めていくと個性的な登場人物に引き込まれますし、予想もつかない真相が待っていて、最後まであっという間に読んでしまいました」


——登場人物をビジュアル化するにあたり、特に意識した点や工夫した部分はどこでしょうか。
「主人公のワコは自立した女性のイメージを持ちつつも、親しみやすい柔和な雰囲気を意識しました。それに対して姪っ子のミサトは、いかにも量産型女子というイメージで、今どきの若い女の子の要素を詰め込んでいます。そんな小悪魔のような姪っ子に、夫のタクはデレデレ状態ですから、タクは自然とだらしない印象の男性像になりました(笑)」


——冒頭の雰囲気づくりで、特に工夫した点はありますか?
「冒頭ではまず、夫と姪っ子があやしい雰囲気だということを、読者の皆さんに感じてほしいと思いました。ワコが二人の関係を疑うきっかけとなったお風呂のエピソードは、原作でも印象的です。漫画では最初にこのシーンを持ってきて、夫と姪っ子の言動にモヤモヤしながら読み始めてほしい狙いがありました」


——漫画化にあたって「ここは難しかった」と感じた部分はどこでしょうか。
「このお話は主人公と夫、そして姪っ子の三角関係がメインですが、実は登場人物が多いんです。義母や義姉、夫の父親や職場のスタッフなども登場します。そこで一人ひとりがどんな感情を持っているのかを、時間をかけて考えました。不倫をすると周囲にさまざまな影響が及ぶことが伝わればと思います。
担当編集さんとは、登場人物の性格や目的についてさらに掘り下げて話しました。ネームの段階で『この人物はどうしてこんな行動をしたのか?』を一緒に考えたことで、セリフや行動に意味を持たせることができたと思います」


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