「オバサン」の定義って何!?年齢?それとも見た目や努力の問題?40代の作者が思うこととは…【インタビュー】

婚活中にマッチングアプリで年下男子・こうきと出会ったアイコ。見た目も悪くないし、大手IT企業勤めだし、いいかも!?と思っていたら…一緒に行った食事でまさかの「1円単位のワリカン」をしてきた!!衝撃の“ワリカン男”と、おごられて当たり前な“昭和女”は一見わかりあえないと思いきや、互いに少しずつ理解をし、惹かれていく。そしてついに付き合い始め、結婚を意識した2人の前に障壁が!!こうきの「初恋の人」が現れて…!?

古い価値観を引きずっているアラサー婚活女子が、合理主義な理系男子との恋を通じて価値観をアップデートしていくラブコメ作品「『女はおごられて当然』と思ってる昭和引きずり女が、婚活した話」。9巻が発売されたばかりで注目を集める同作について、作者のコニシ ナツコさんに制作秘話などを聞いた。

年齢は関係ない?見た目を気遣ってなかったら「オバサン」なの!?


こうきがオバサンと浮気!?

こうきが毎日のように会いに行っていたのは、こうきの初恋の先生だった!!


作者のコニシ ナツコさんインタビュー

「『女はおごられて当然』と思ってる昭和引きずり女が、婚活した話」の作者で、自身も婚活を経て結婚されたという、コニシ ナツコさんに話を聞いた。

――9巻発売、おめでとうございます!9巻の見どころについて教えてください。

ありがとうございます!9巻では、前巻から起こっていた初恋の先生問題やプロポーズの有無問題が解決するのですが、そこからアイコがこの漫画のタイトルにも関係するような気づきを得ます。そのあたりに注目してもらえるとうれしいです。

――9巻でアイコの友人の友季がこうきに「(36歳だけど)オバサンって言われないように頑張ってる」という話をします。本作では度々「オバサンとは?」という話題が登場しますが、コニシさんは「オバサン」について、どう捉えていますか?

実は…私が34歳のときに年下の男友達に「オバサン」と言われて衝撃を受けたという出来事から「オバサン」という言葉にこだわるキャラクターを登場させています。

もともと、女性はいくつであろうと「オバサン」と言われるべきではないし、女性が自分のことを「オバサン」と卑下するのがあまり好きではないなと思っていたのですが…自分が結婚もして40代になって、自分を「オバサン」と言いたくなる気持ちが少しわかってきました。多分、私の場合、恋愛から卒業したことで「女性として魅力的だと異性に思ってほしい」という気持ちが薄れたところに実際に老いを感じる場面が増えて、「まあオバサンでもいっか」という気持ちになったのかな。ただやはり、いくつであろうと自分をオバサンと思いたくないという女性に対して他者が「オバサン」と言うのはよくないかなと思いますね。

――本作の制作をしているなかで、気になったことや思い出深い出来事はありますか?

先ほどの「オバサン」の話にも関連しますが、この作品を描いているときに、ネット上で「平成1桁ガチババア」という言葉が流行っていることを知りました。少し調べてみたところ、平成1桁生まれの世代の女性を揶揄する言葉らしいのですが、自分のことを「平成1桁ガチババア」とする投稿が多かったようで。じゃあ昭和生まれはどうなるの…と思いつつ、どれだけ若くても人は自分をババアと卑下したくなるくらい年齢を気にしてしまうものなのだなあ、と興味深かったです。


「こんな男絶対嫌!」と思っていたアイコが、固定観念を覆してくる年下の彼の言動に惹かれ、価値観が変わっていくさまから目が離せなくなる本作。婚活や結婚の参考になる描写も多いので、結婚を考えている人もぜひ読んでみて!

取材協力:コニシ ナツコ(@natsukoni81)

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