今年は復活のRIP SLYMEに感動!大人になってわかった「KOYABU SONIC」の魅力

2025年9月13日~15日の三連休、大阪・咲州にある「インテックス大阪」にて「KOYABU SONIC 2025」(以下、コヤブソニック)が開催。同イベントはお笑い芸人の小籔千豊さんが主催する音楽フェスで、今年は過去最多動員となる約2万人が来場した。

今回は、3日目となる9月15日にウォーカープラス編集部員が潜入。身も心も暑さに負けそうな日々を過ごす編集部員が見つけた、「コヤブソニック」の魅力とは?

【写真】会場は大阪の咲州にあり、空が広くて道中も気持ちがいい


初心者&ファミリーも過ごしやすさ抜群

これまで一度だけ、2019年の「コヤブソニック」に行ったことがある編集部員。しかし当時の夏は今ほど暑くなく、若さもあって“フェスに行く”ということがまったくつらくない時期だ。それからコロナ禍を経てすっかり体力を失った編集部員は、まるでフェス初心者のような心持ちで会場へと足を運んだ。

到着すると、お笑いコンビ・紅しょうがによる漫才の最中。「コヤブソニック」はアーティストだけでなく多くのお笑い芸人が出演するため、タイミングによっては到着して1秒で笑顔になれる珍しいフェスだ。笑い声が響く会場を見渡してみると、小さな子ども連れや40~50代以上の夫婦など、あまりの客層の広さに驚いた。

その後、お笑いコンビ・相席スタートの問いかけにより、その日の会場には40代がメインで訪れていることが発覚。「コヤブソニック」は、メインステージは屋内の1カ所のみ、飲食ブースや物販コーナーがある4号館へは日陰を通って移動可能。インテックス大阪に到着さえしてしまえば、暑さを感じることがほとんどない。ほかの音楽フェスと比べてとても過ごしやすいことに、あらためて気づかされた。

ベテランヒップホップグループが連続で!

ネタブロックが終わったあとは、小籔さんが「これまでお世話になった人はたくさんいますが、僕が一番お世話になっている“ミュージシャン”は彼らです!」と、今年でデビュー35周年を迎えたヒップホップグループ・スチャダラパーを紹介。

『吉本新喜劇のテーマ』バージョンにアレンジした『アーバン文法』を皮切りに、2025年5月に発売した新曲『ビート道 feat.ロボ宙』、有名曲『今夜はブギー・バック』などを披露し、会場を沸かせた。

「コヤブソニック」ではおなじみのスチャダラパー画像提供:吉本興業株式会社

画像提供:吉本興業株式会社


観客の楽しみ方はさまざまで、前方には踊る人もいたが、中間から後方は気持ちよさそうに横揺れする人やジッと音楽に浸っている人が大半。穏やかながらもしっかり盛り上がる会場に、「これはスチャダラパーファンの親も連れて来れそうだな」と感じた。

小籔さんとスチャダラパーの絆が感じられるアフタートーク。すでに来年の話も!画像提供:吉本興業株式会社


続いて、小籔さんの「よう来てくれたなぁ。今からええもん見れるで!」というMCのあとに登場したのは、ヒップホップグループ・RIP SLYME。「コヤブソニック」には11年ぶり2度目の出演となる。

RIP SLYMEは2025年4月に5人での“1年限定復活”を発表している。5人がステージに現れただけで大歓声が響き、「みんな復活を待っていたんだな」と実感。編集部員も大ファンで、心のどこかで復活を願っていた1人だ。

「コヤブソニック」には11年ぶりの出演となるRIP SLYME画像提供:吉本興業株式会社


1曲目はバラード曲『One』。このセットリストには、涙を流すファンもいたのではないだろうか。大人になったからこそ沁みる歌詞に、編集部員はちょっと泣きそうになった。

そのあとは、復活後初の楽曲となる『どON』や『楽園ベイベー』、『JUMP with chay』といった手を振ったり軽くジャンプしたりして楽しめる曲が続き、7曲目にロングヒット作の『熱帯夜』。メンバーのPESさんに呼ばれた小籔さんも一緒になって踊り、『JOINT』で締めくくった。常時沸き上がる会場からは、「来年も来てほしい」という想いが感じられる。

アフタートークでは、小籔さんが「奇数年だけでもいいから来てくれませんか?」とお願いするシーンも。満更でもなさそうなメンバーたちの笑顔に、さらなる復活への期待が高まった。

画像提供:吉本興業株式会社

音楽に合わせてタオルを回す小籔さんとPESさん画像提供:吉本興業株式会社


ベテランヒップホップグループ2組のパフォーマンスを見て、時代を超えて愛される彼らにすっかり元気をもらった編集部員。3日目はほかにも、FRUITS ZIPPERやAKASAKIといった令和にSNSでバズる話題のアーティストに加え、山本彩、アイナ・ジ・エンドというパワフルな女性シンガーたちが観客を魅了した。

FRUITS ZIPPER画像提供:吉本興業株式会社

AKASAKI画像提供:吉本興業株式会社


食事をしながらステージが見られる4号館

合間に立ち寄った4号館には、「帰ってきた宮田麺児」「アメリカ村 甲賀流」など、有名店による飲食ブースがズラリ。もちろんこちらも屋内だ。中心に大きなモニターがあり、メインステージの様子が配信されているので、ご飯を食べながら歌や漫才を楽しむことが可能。会場の隅には子どもが遊べる巨大遊具が設置されているなど、とことんファミリーにやさしいフェスだ。

4号館の様子

15店舗による飲食ブースがそろう

子どもも大はしゃぎの巨大遊具


また、小籔さんのゲーム実況チャンネル「フォートナイト下手くそおじさん」による「フォートナイトエリア」もあり、宇都宮まきさんやすっちーさんなど新喜劇メンバーがフォートナイトをプレイする様子も見られた。

フォートナイトエリア


老若男女で盛り上がれて、感動できる「コヤブソニック」。すでに2026年の開催も発表されており、9月21日(祝)~9月23日(祝)の3日間で行われる。音楽が好きな人はもちろん、お笑いが好きな人や音楽フェス初心者も連れて行きやすいので、来年の夏は「コヤブソニック」で締めくくってみてはいかがだろうか。

取材・文=ウォーカープラス編集部

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