「それ相応の覚悟を」百貨店に来た超VIP客の”あいさつ”にスタッフが凍り付く?女社会の知られざる闇が怖すぎる【作者に聞く】

外商顧客からのクレームほどリスクが高いものはないゆき蔵(@yuki_zo_08)

「百貨店の超お得意様」を指す外商顧客は、百貨店の売上の2割から3割を占める重要な客層だ。専用サロンや担当者がつき、ゴージャスなサービスを受ける外商顧客を怒らせることは、一店舗の問題では収まらない大事件につながる。今回は、アパレル業界での実体験をベースに描く漫画家、ゆき蔵さん(@yuki_zo_08)の作品『女社会の知られざる闇。』から、非常識な店員が外商顧客を激怒させたエピソードを紹介するとともに、作者に話を聞いた。


「理想的な形だと思いますよ?」人事が問題店員を野放しに

ゆき蔵(@yuki_zo_08)

ゆき蔵(@yuki_zo_08)

ゆき蔵(@yuki_zo_08)


ゆき蔵さんが勤務していた百貨店のアパレルショップに、入社早々、次々と問題行動を起こす店員・粘田がいた。店長が「いつか大変なことになります」と人事へ訴えるものの、人事は全く聞く耳を持たなかった。それどころか、「粘田さんがミスしたらほかのメンバーが助ける…理想的な形だと思いますよ?」と嫌味を言う始末だった。

そんな矢先、この粘田が外商顧客を激怒させてしまう事件を起こす。この事件は一店舗だけでは収まらず、百貨店全体を巻き込む大事件へと発展していく。

「それ相応の覚悟を」超VIP客の“あいさつ”にスタッフが凍り付く


百貨店の超VIP客を怒らせた件について、「滅多にない緊急事態だった」とゆき蔵さんは語る。しかし、今回は80万円分の商品返品に応じれば解決したため、「まだよかった」と感じたという。ゆき蔵さんの店舗ではないが、過去にはお客様の高級バッグにペンのインクがついてしまい、数十万円の修理代を請求された事例もあったそうだ。

今回粘田さんが怒らせたのは、外商顧客のなかでも超VIP客にあたる人物。後日、その超VIP客が自ら店舗に“あいさつ”に立ち寄り、「それ相応の覚悟はしといて下さいね?」と告げる。この一言に、店舗スタッフは一同が縮みあがり、震え上がった。

アパレル業界で約10年の接客経験を持つゆき蔵さんが実体験をベースに描いた漫画『女社会の知られざる闇。』。店舗名や人物名はアレンジされているが、起こった事象はすべて事実だという。きらびやかに見える百貨店の裏側が描かれた本作をぜひ読んでみて。


取材協力:ゆき蔵(@yuki_zo_08)
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