「龍が如く」の世界観を“冠婚葬祭”で表現…2026年には大阪でも開催される20周年記念展示会レポート
2025年12月8日で20周年を迎えた人気ゲーム「龍が如く」シリーズ。その世界観を堪能できる展示会「冠婚葬祭展」の東京会場が12月22日をもって幕を下ろした。続く大阪会場(2026年2月6日~)の開催も待たれるなか、本稿では東京会場の現地レポートをお届け。ファンにはたまらない数々の展示を振り返る。
“冠”“婚”“葬”“祭”、4つのテーマのエリアが展開
本展示会では「龍が如く」らしさを、人生における象徴的な儀式である“冠婚葬祭”というテーマに沿って表現している。
順に見ていくと、最初の「冠」エリアには「龍が如く」シリーズの歴史を振り返ることができる、さまざまな資料を展示。
シアターでダイジェスト映像を見た後、巨大スクリーンに映し出されたキャラクターたちに迎えられながら奥へと進むと、印象的な名言がカードになって飾られている“100の名言コーナー”や、作中に登場した約1500人もの面々がずらりと並ぶ“歴代登場キャラクター一覧コーナー”などが楽しめる。
また、各キャラクターのビジュアルの変遷がわかる比較コーナーや、作中の出来事を時系列でまとめた年表コーナーなどがあり、これらも好評を博していた。
続いて設けられた「婚」エリアでは、金屏風を背景に、正装で描かれたキャラクターたちの等身大パネルが並ぶ“結婚式場”を模した空間が展開。
こちらでは、各キャラのパネルといっしょに写真を撮り、それをプリントできるARフォトアプリサービスが楽しめる。撮影した写真はデジタルデータでも保存できるので、気になる人は来場記念に体験してみてはいかがだろう。
ちなみにこちらのエリアでは、ウェディングドレス&タキシードの提供や、プロによるヘアメイク、写真撮影、そのほかにも多数の特典がセットになった、結婚式の擬似体験ができる「スペシャルパッケージプラン」(16万5000円)も販売している。
取材時には、同プラン購入者の式が行われており、特別にその模様も撮影させてもらえた。
3つ目の区画である「葬」エリアでは、“仁義の果てに散っていった漢たち”を追悼する、葬儀の模様が体験できる。
取材時は錦山彰の葬儀だったが、対象となるキャラクターは時期によって変動があり、郷田龍司や峯義孝の葬儀も行われることになっている。各キャラにちなんだスペシャルボイスも流れるので、こちらもファンにはうれしいポイントと言えるだろう。
そうして最後に控える「祭」エリアでは、バラエティに富んだフォトスポットが展開。
桐生一馬と春日一番の“絆技”発動シーンなど、さまざまな名場面を切り取ったフォトスポットに加え、カラの一坪や東城会本部のセットなどもあり、各シーンを再現する形で写真撮影を楽しむ参加者も多かった。
そのほかにも、声優陣のサイン色紙や、シリーズ20周年にちなみ、人気キャラたちの“20歳だったころの姿”を描いた等身大パネルの展示コーナーなども好評で、各キャラクターと同じポーズで写真を撮り合うグループの姿も見られた。
シリーズ最新作に関するコメントも紹介!
会場のラストには物販コーナーもあり、多彩なグッズを販売している。
缶バッジやぬいぐるみ、Tシャツ、マグカップ、さらにはご祝儀袋や婚姻届&離婚届、墓石をかたどったアクリルスタンドなど、「冠婚葬祭展」ならではのアイテムもそろっているので、同イベントを訪れた際は、これらの買い物も併せて楽しみたいところだ。
なお、取材で伺わせてもらった同日には、龍が如くスタジオ 代表/制作総指揮の横山昌義さんも参加されていて、「龍が如く」シリーズの今後の方向性について、以下のお話を聞かせてもらえた。
【横山昌義】
龍が如くスタジオとしては、現在、「STRANGER THAN HEAVEN」と「New VIRTUA FIGHTER」プロジェクトのタイトルを開発中です。そして「龍が如く」シリーズとしては、2026年2月12日(木)に「龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties」が発売予定ですが、実はこの作品には、シリーズの“今後の方向性を示すヒント”が隠されているんです。「龍が如く 極3」をただのリメイク作品だと思っているなら大間違いですし、「龍が如く3外伝 Dark Ties」の方もかなり衝撃的な内容になっていますので、どうぞご期待ください!
見どころ満載の「龍が如く」冠婚葬祭展は、東京会場(渋谷 BEAM 4F BEAM ギャラリー:東京都渋谷区宇田川町31-2)は2025年12月22日に終了。
大阪会場(大阪南港 ATC Gallery:大阪市住之江区南港北2-1-10)では、2026年2月6日(金)~2月24日(火)にかけて開催されるので、東京での開催時に参加できなかった人は、こちらに足を運んでみてはいかがだろう。
取材・文=ソムタム田井
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