【スカッと漫画】「いい子だね」優しい言葉で相手の自由を奪う“束縛系モラ夫”。さらにマザコンも加わる二重苦に妻が立ち向かう!!

モラハラ(モラルハラスメント)とは、暴言や人格否定など倫理や道徳に反する言動によって相手に精神的苦痛を与える行為のことで、職場や家庭では、こうしたハラスメントが問題となっている。なかでも近年、言葉や態度で精神的に支配していく「モラ夫」に苦しむ妻たちが、SNSにその苦しみを綴るなど、その実態がつまびらかにされてきている。

そんなモラ夫を「モラ夫解体屋」の力を借りて成敗し、人生をリスタートさせていく妻たちの姿を、オムニバス形式で描いた漫画『 モラ夫解体屋 その夫、本当に必要ですか? 』について、同作のシナリオを担当するかうちさんに話を聞いた。

毎日、妻を家に閉じ込める束縛系夫を成敗!!

有名シェフである夫との結婚生活は幸せなはずだったが…

「今日も家にいてね」夫は優しい言葉で妻を家に閉じ込める

「専業主婦」の意味が、ずっと家にいることだとは思わなかった唯は…


――本作にはいろいろなお話が収録されていますが、特に注目してほしいシーンやセリフを教えてください!

たくさんありますが、Case4「“マザコンモラ夫”は妻が胃腸炎になるまで束縛する」の夫・光が自分の店の料理を一緒に食べながら「どう?唯」と尋ね、唯が作り笑いで「おいしい」と答える場面です。そのとき唯は、心の中では、「先週からストレス性の胃腸炎なんだけど、絶対にそんなこと言えない」と思っています。一見すると穏やかな食事風景ですが、大声で怒鳴ることだけが支配ではない、という怖さを感じていただきたいです。

――多くの登場人物が出てくる本作ですが、その中でも特に共感できない・苦手だと思うのは誰ですか?

共感できないのは、先ほども挙げたCase4の光です。「愛している」「心配している」という優しい言葉で相手の自由を奪うからです。怒鳴って命令するだけなら異常さに気づきやすいのですが、笑顔で「いい子だよ」と言いながら支配。愛情という言葉で支配を正当化してしまう、その巧妙さに強い嫌悪感があります。どの人物にも、そうなった背景や弱さは設定していますが、つらい過去があることと、誰かを傷つけてよいことは別だと考えています。


どれも「モラ夫」を描いたストーリーだが、決して夫だけでなく、さまざまな「モラハラ」への対応の仕方として参考になる部分も。近くに「モラハラ」な人がいなくても、「こういう人いる!」と共感できたりスカッとするエピソードが多いので、ぜひ読んでみて。

取材協力:かうち(@kauchi_writer)

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