【漫画】最近の大福はなんでも包みすぎ?フルーツ大福に物申すもあっさり虜に
東京ウォーカー(全国版)
Instagramやブログで日常の“あるある”漫画を配信しているシブヤツキミさん(@shibuyatsukimi)。読者の中にもファンが多い食べ物や飲み物を擬人化した漫画シリーズの描きおろしの新作を、ウォーカープラスで不定期でお届けする。

第11回となる今回はシンプルだけれどジューシーで見た目もかわいい、フルーツ大福を擬人化。多彩なフルーツを優しく包み込むフルーツ大福は、いったいどのようなキャラクターになっているのか。シブヤさんに漫画のこだわりポイントを聞きつつ、ご紹介する。
福子さんの強さと寛大さ、包容力に脱帽
――なんでもおいしく包んでくれるフルーツ大福の「福子」さんは、どのようなキャラクターでしょうか?
「とにかく優しくて懐が広いです。みんなを包み込む温かい心を持っています。最初は誰でも包み込む自信家の男性キャラにしようと思いましたが、なんだかんだで包容力のある女性になりました」



――福子さんはもっちり肌がキュートで癒し系のキャラクターですが、ビジュアルでこだわったところを教えてください。
「大福のもちもち感を意識しました。大福は外から見ると基本真っ白なので、色には悩みました…。癒し系のほんわかした顔にして、頭に豆大福といちごの断面が見えた大福の髪飾りを付けました。あんこ入りの大福は和菓子だけど生クリームを使ったフルーツ大福は洋菓子感もあるので、着物にレースをつけて西洋風にしてみました」




――今回はお母さんと分かり合えない葛藤や、イケメンの生クリームさんとの恋愛模様、結婚生活など、福子さんのいろいろな面が見られる展開でしたね。
「和菓子業界では生クリームやフルーツってどういう扱いなんだろうなと考えたら、妄想が止まりませんでした。伝統的な和菓子からすると生クリームは邪道なのかなと…。大福は江戸時代からあるらしいので、福子の家は由緒ある古風な雰囲気にしました。私立和菓子高校の設定、個人的にお気に入りです(笑)。あと、ほぼ隠れていますが、キウイくんも好きです」



ちなみに、シブヤさんにどんな時に「大福に包まれたい…」と思うか尋ねると、「寒い時と疲れた時です。優しい甘さともちもちの生地に包まれたら寒さも疲れも癒されそう!シンプルなあんこだけの大福も好きだし、生クリームといちごが入ったフルーツ大福も大好きです」。
今では専門店が増えるほど人気となったフルーツ大福。「福子さんの頑張りでここまで注目されるようになったのか…」と、勝手に想像してしみじみとしてしまった。
取材・文=重藤歩美(ウォーカープラス編集部)
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