アドベンチャーワールドのパンダたちは美食家ぞろい!すくすく育つ秘密は竹の“量”と飼育スタッフの“好きな竹”を見分ける観察力にあった【独占取材】
東京ウォーカー(全国版)
和歌山県・白浜。リゾート地としても人気の街に、開業から45年を迎えたテーマパーク「アドベンチャーワールド」がある。ここは“日本一のパンダファミリー・浜家”が暮らすテーマパークとしても知られ、園内には、これまで10頭のジャイアントパンダを出産した良浜(らうひん)という、メスのお母さんパンダがいる。
良浜(らうひん)が、10頭の母になるまでに、どのような物語があったのだろうか―。中国国外の飼育施設で世界一の繁殖実績をあげる「アドベンチャーワールド」。そこで暮らす良浜(らうひん)の命の物語を「パンダのミライー浜家・良浜 いのちの物語ー」と題し、取材をもとに遥那もより氏(
@moyoribiyori
)の漫画とともにお届けする。まずは、「アドベンチャーワールド」で暮らすジャイアントパンダが、日々どのような食事をし生活をしているのか、その生態について紹介する。
アドベンチャーワールドのパンダは“美食家”ぞろい!
現在「アドベンチャーワールド」で暮らすパンダは、母の良浜(らうひん)をはじめ、結浜(ゆいひん)、彩浜(さいひん)、楓浜(ふうひん)の4頭。
ジャイアントパンダの主食は竹。一日に15キロ~20キロを食べるが、飼育スタッフが与えている量は、実にその2倍~3倍の40キロ~60キロと言われている。その理由はジャイアントパンダが「グルメ」で、数ある竹の中から自分好みの竹を選んでいるからだと、飼育スタッフは明かしてくれた。好みもずっと同じではなく変化するため、日々の食べ残された竹を観察し、好みを考え与えているそうだ。
たくさんの竹を食べたあとは、一日の半分以上を、幸せそうな表情で寝て過ごす良浜(らうひん)ら、浜家のパンダたち。365日休まず、飼育スタッフが趣向を凝らし、良浜(らうひん)らを見守っているからこそ、健康な成育、出産ができるのだろう。
今後も、母・良浜(らうひん)の命の物語をつづっていく。
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