「いってらっしゃい」って久しぶりに聞いたな。あいさつは「相手」を感じられる大切なことだと気づく【作者に聞く】
東京ウォーカー(全国版)
自身がうつ病になったときのことを描いた「入社1ヶ月でうつ病になった話」や「元カレに浮気された話」などのエッセイ漫画や、オリジナルキャラクターのきょうりゅうさんが登場する創作漫画「そばにいてくれるきょうりゅうさん」などをSNSやブログで発信しているはんなみ(@yowai_daihyo)さん。辛い経験を赤裸々に描いた作品に、「救われた」「私だけじゃなくて安心した」「休む勇気が出ました」などのコメントが寄せられ、優しい絵のタッチに癒やされる読者も多い。
ウォーカープラスでは、はんなみさんがこれまでに体験したり、感じたりしたことをベースに描かれた創作漫画「そばにいてくれるきょうりゅうさん」を完全リメイクし連載中。SNSやブログで発信してきたストーリーを踏襲しつつも、新しいエピソードを入れ込みながら展開していく。

第5話となる今回は、きょうりゅうさんと一緒に暮らし始めた女性(せつな)のある一日の様子を描く。「いってらっしゃい」「行ってきます」で一日が始まる暮らしに、せつなはどう思うのか―。作者であるはんなみさんのコメントと共に紹介する。
小さな幸せは身近なところに
――今回の「いってらっしゃい」や「おかえり」のきょうりゅうさんの言葉のように、はんなみさんがこれまでにもらってうれしかった言葉や、考え方を変えてくれた言葉などはありますか?
「ことわざや慣用句に感心させられることがよくあります!『十人十色』もそうですし、『案ずるより産むが易し』とか『終わりよければすべてよし』とかも好きです。私自身、心配性で『石橋を超叩いて渡る』タイプなんですが、先ほど挙げたように『やってみないとわからないしなんとかなるよ!』と言ってくれるような言葉に救われることがあります。実際に出産したとき、『痛いの怖い』って妊娠初期からずーーーっと毎日のように実の母に言っていたのですが(やめてやれ)、『案ずるより産むが易し!』ってずっと言ってくれました(笑)。昔の教えが現代まで納得のいく形で受けつがれているのって凄くておもしろいなって思います」

――はんなみさんが「小さな幸せ」を感じるのはどのようなときですか?
「今まではダントツで『寝ること』でした!激務の後、疲れた体を休める時間が本当に些細な幸せでした。でも子供が産まれて働き方も生活も一変した今は『子供の寝顔を見ること』が小さな幸せです。ずっと見ていられる。どちらにせよ、寝ることが大好きなんだと思います(笑)」

今回の話で読者のみなさんへ伝えたいことを尋ねると「あいさつって、単純だけどとっても大事なことだと思うんです。『おはよう』『おやすみ』『行ってきます』『お帰りなさい』『ありがとう』どんな言葉も『相手がいてこそ返ってくる言葉』があいさつです。毎日の一瞬でしかないけれど、今一度少し意識してみてはいかがでしょうか。些細な小さな幸せに、気がつけるかもしれません」と話してくれた。

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※2023年12月05日06時 時点の情報です
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