「うどんの中の昆布みたいや！」モコモコになったえてこが温泉に浮かぶ姿がかわいい【作者に聞く】

XやInstagramでイラストや漫画を発信しているさっちん(@sacchinmii)さん。色や線、キャラクターの表情、場面設定などが独特の雰囲気で、さまざまな面から発見やおもしろさがある作品ばかりだ。哀愁が漂う中に懐かしさや切なさも感じられ、空間や物の大きさも独自の感覚で自由に描いていて、シュールな世界観に惹かれるファンも多い。

最近は、さっちんさんのイラストによく描かれる女の子とアフロのえてこが登場する「はま子とえてこの温泉めぐり」という漫画をXで連載しており、コテコテの関西弁とぶっ飛んだ展開でさっちんワールド全開のようだ。

ウォーカープラスでは「はま子とえてこの温泉めぐり」を、さっちんさんのインタビューとともにご紹介。こだわりポイントやお気に入りのシーン、見どころやキャラクター設定、制作の裏側などを、連載として全5回でお届けする。

第2回となる今回は、温泉探しの旅に出たはま子とえてこが、旅館で友人のしな子と合流したところから始まる。かと思いきや、「うち鼻の薬忘れたよって」とすぐに自宅に戻るしな子。「しな子みたいなもんほっといて」と温泉に入るはま子とえてこ。そこで出合ったのはゴリラではなく、たぬきと舌の長いあの動物だった―。

温泉探しは難航

――漫画「はま子とえてこの温泉めぐり」の構成を考える際にこだわったことを教えてください。

「不要なコマや説明的なセリフなどはなるべくカットして、テンポよく退屈しないように、また想像力の働く余地を残したいと思いました。物語やキャラクターはなんとなくその場で思いついたこと、自分の中から自然に出てきたものばかりです」

――今回のお話の中で、見どころなどを教えてください。

「前回に続き、またしてもモコモコになったえてこが散髪に行きます。意外とはま子は散髪屋のおっさんに嫌がられているのを気にしていたようで、えてこひとりで行かせると滅茶苦茶な髪型にされて帰ってきますが、それを見てみんなで大笑いします」

さっちんさんの言うとおり、再びモコモコになって散髪屋から帰ってきたえてこの髪型はぜひチェックしてほしい。よく似合ってはいるのだが、クスっとせずにはいられない。そして、はま子には新たな試練が…!?次回もお楽しみに。

取材協力：さっちん(@sacchinmii)