虐待を疑われた母親の苦悩と葛藤を描いた漫画が話題!赤ちゃんのいびきに潜む病気のサイン【作者インタビュー】

みほはは(
@miho_haha620
)さんは、SNSやブログを中心に実話に基づいた漫画を公開している。2024年11月にはX(旧Twitter)にて「次男のイビキの原因は!?」を投稿して、注目を集めている。1歳半の次男が大人のようないびきをかき始め、心配になった母親は医者に相談したところ意外な病気が発覚したというエピソードだ。本作が誕生した経緯や裏話などについて、みほははさんにインタビューした。
「虐待じゃないのに...」いびきが救った息子の命



本作は、フォロワーの実体験をもとに描かれている。病気の症状や病院を受診するまでの経緯など、読者が参考にしやすいようリアルな描写を心がけたという。「もっと早くイビキの動画を見せるべきだったのでは」といったコメントもあったが、当事者としてはすぐに思いつかないこともあるだろう。漫画という形で客観的に見ることで、冷静になって思いつくことができるのかもしれないとみほははさんは語る。
漫画の中で母親は、次男の体重が増えないことで虐待を疑われるのではと不安になっているが、ほんの一瞬の状況だけを見て判断されるのはあまりにもつらいことだ。見えない部分を周りの人たちが想像してみるだけで、見方が変わるのではないかとみほははさんは話してくれた。
「子育ては悩みの連続」と語るみほははさん。子どもが小さいころは「一人になりたい」と思うこともあったが、成長するにつれて「できるだけ一緒にいたい」と考えるようになったそうだ。親と子、それぞれの人生を尊重しながら向き合うことが大切なのだろう。
「今とても大変な中で頑張っている皆さんに、『お疲れ様です!』と伝えたい」と、読者へのメッセージを寄せてくれたみほははさん。子どもが小さいうちは「今が一番かわいい時よ」と声をかけられても、当の親にはその余裕がないことも多い。しかし、時が経つとその言葉の意味が理解できるようになるという。とはいえ、育児は日々の戦いでもある。無理をせず、手を抜けるところは抜きながら、自分を責めすぎずに子どもと向き合ってほしいと話す。
子どもの些細な変化に気づき、行動することの大切さを伝えるこの作品。気になる人は、ぜひチェックしてみてほしい。
取材協力:みほはは(@miho_haha620)
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