外出自粛の今だからこそ!「#オンライン銭湯」がSNSで話題

2020年4月6日 19:04更新

東京ウォーカー(全国版)

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「オンライン銭湯」というユニークなワードがTwitterでトレンド入りを果たし、注目を集めている。新型コロナウイルスの影響による外出自粛が続く中、「こんな状況だからこそ、オンライン上で銭湯の良さを広めていこう」とスタートした本企画。全国の個性豊かな銭湯の風景が、このハッシュタグと共に数多く投稿されている。“オンラインで湯を楽しむ”という斬新すぎる取り組みについて、企画に至った経緯や思いを発案者の塩谷歩波さん(@enyahonami)に伺った。

16度の地下水を掛け流しで使用する、小杉湯の水風呂©篠原豪太

在宅中でも銭湯は楽しめる。今だからこその“オンライン銭湯”


高円寺の銭湯・小杉湯で番頭を務めると共に、イラストレーターとしても活躍する塩谷さん。設計事務所出身という経歴を生かして銭湯の内部を描いた、「銭湯図解」シリーズが話題を呼び、2019年2月に書籍を刊行。各メディアで連載を持つなど、日々銭湯の魅力を発信する活動を行っている。
 

銭湯気分がさらに高まる!塩谷さんが描いた細かすぎる「銭湯図解」「銭湯図解」塩谷歩波著(中央公論新社)より

3月31日にTwitterをにぎわせた「オンライン銭湯」の元となったのが、その前日3月30日に投稿された、小杉湯の「オンライン交互浴」を動画で紹介する塩谷さんのツイート。4月1日時点で1万5000を超える「いいね」が集まるなど、銭湯ファンを中心に瞬く間に話題となった。

塩谷さん「小杉湯三代目の平松と、『焚火動画(焚火の様子を撮った長い動画)みたいに、銭湯の動画も撮りたい』と話していたのがそもそもの始まりです。以前より計画していましたが、外出自粛に伴って家でも銭湯を楽しんでもらえるよう、『今こそやるべきだ!』と思い撮影に至りました」
 
小杉湯では、あつ湯と水風呂に交互に入る“交互浴”が名物ということで、両方の湯船の様子を撮影した「オンライン交互浴」の動画を制作。早速塩谷さんが投稿したところ、予想以上の反響が集まったことから、「#オンライン銭湯」のハッシュタグを付けて湯船の様子を投稿するよう、全国の銭湯経営者へ呼びかけを始めた。

浴室の壁には鮮やかな富士山が描かれている。写真の手前が女湯、奥が男湯©篠原豪太

塩谷さん「銭湯にまつわる投稿で、ここまで広がったものはあまり見かけたことがなかったので、純粋に驚いています。やっぱり、日本人はお湯が好きなんですね。これまで銭湯に馴染みのなかった方にも届いている印象があり、銭湯業界に貢献できていると感じています」。
 
塩谷さんいわく、新型コロナウイルス感染拡大の影響は銭湯業界にも及び、利用者は減少傾向に。「この先続けられるのか」と不安を抱く経営者も多いという。そんな中、銭湯の魅力を広げ、業界を盛り上げる「オンライン銭湯」は、銭湯経営者にとっても、銭湯ファンにとってもポジティブな取り組みとなった。銭湯ファンからは、「家でも銭湯の雰囲気を味わえるなんてうれしい」「早く銭湯に行きたい」といった声が寄せられ、最初の投稿から数日が立った今でも、その勢いは続いている。

リモートワークのBGMにも!「オンライン銭湯」の意外な活用法


では実際に、どのようにして「オンライン銭湯」を楽しめばいいのだろう。意外にも在宅中のさまざまなシーンで活躍するという、その活用法を教えてもらった。

高円寺の小杉湯は昭和8年に創業した老舗©篠原豪太

塩谷さん「スマホを家のお風呂に置いて、お湯に浸かりながら銭湯に来ているような気持ちになって欲しいですね。あとは、お湯の音は集中できるので、リモートワークのお供にしていただくとか。寝る前に聞くのも、ホッとできるひとときを味わえるのでおすすめです。みなさんの暮らしのお供に銭湯があればうれしいですね」
 
「オンライン銭湯」にとどまらず、サウナや温泉、スーパー銭湯など、オンライン上でさまざまな“湯”につながっていけたらと話す塩谷さん。

【写真】「オンライン銭湯」の仕掛け人の塩谷歩波さんは、イラストレーター兼小杉湯の番頭©三浦えり

塩谷さん「お湯を見るとなんか安心しますからね。日本だけでなく世界中の方々へ、この機会に“湯”の良さが広がればと思っています。また、オンライン銭湯を見て『銭湯っていいな』と思った方々に、この状況が落ち着いたら、銭湯へ来てもらえたら。それが一番の願いですね」
 
「#オンライン銭湯」で検索すれば、発端となった小杉湯の“交互浴”のほかにも、日暮里・斉藤湯の“バラ風呂”や蒲田・はすぬま温泉の“ボンタン湯”など、全国津々浦々の素晴らしい“湯”と出会うことができる。外出が難しい状況にある今、手軽に銭湯気分を味わえて、湯の音に癒やされる「オンライン銭湯」は、心と体をリフレッシュさせてくれるはず。そして、コロナウイルスの騒動が落ち着いたあかつきには、実際に銭湯へ足を運び、その魅力を全身で体感しよう!

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