苦境のいちご園のツイートに3万いいね!新たな取り組みに反響

東京ウォーカー(全国版)

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新型コロナウイルス感染拡大によりさまざまな業界から悲鳴が上がる中、本来は最盛期にあるはずのいちご狩りも大きな打撃を受けている。そんな中、千葉県山武市にある相葉苺園では、在庫ロスを減らすための取り組みとして、一般客向けに冷凍いちごの販売をスタート。4月7日にTwitterを通して呼びかけたところ、投稿には3万を超える「いいね」が寄せられた。

苦境を乗り越えるための取り組みとして、冷凍いちごの通販を開始


冬から春にかけて旬を迎えるいちごを自分の手で摘み、フレッシュな味わいを堪能できるいちご狩りは、特に3月からゴールデンウィーク頃がハイシーズンとなる。通常であれば、多くの団体客や家族連れの利用が目立つ時期だが、今年は外出自粛要請が出された3月下旬頃から一気に利用客が減少。相葉苺園では、アルコール消毒液の設置など感染防止策を徹底した上で営業を続けているが、それでも例年の1割近くまで客足が落ち込んでいるという。
 

「実をつけたままにしておくと木が傷んでしまうため、いちごのコンディションを維持するためには、実を取り続けなければいけないんです。この状況が続けば、いちごを腐らせて捨ててしまうことになる。そこでいちご狩り用のハウスのいちごや余ってしまったものを、毎日冷凍品に加工して販売することにしました」と同園を経営する相葉英樹さん。普段はイベンターや飲食店向けに卸している商品だが、外出自粛に伴って納品が困難な状況に。そんな時に思い付いたのが、一般客へ向けた通販だった。
 

同園では、希少品種を含め18種ほどを栽培

「Twitterに投稿したところ、ありがたいことに多くの反響をいただき、東京や神奈川、埼玉など、関東近郊を中心にオーダーが入りました。摘みたての新鮮ないちごを素早く冷凍しているので、おいしさはそのまま。ぜひ旬のいちごを味わってもらって、コロナウイルスが終息した後、来年や再来年に当園へ足を運んでもらえたらうれしいですね」と相葉さんは話す。毎日100キロものいちごが収穫される相葉苺園では、引き続き冷凍いちごや果肉がたっぷり入った手作りジャム、本格ジェラートなどの通販を行っていくという。
 

果肉がゴロゴロ入った手作りいちごジャム

日持ちがする冷凍いちごは1キロ800円。そのままシャーベット感覚で食べても、スムージーやフルーツソースなどにアレンジしてもOK。自宅にいながらにして旬のおいしさを味わえる、こんな時だからこその楽しみ方を実践してみよう!
取材・文 佐藤理沙子

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