“おうちで演劇”を楽しもう!新国立劇場が「巣ごもりシアター」を開催中
東京ウォーカー(全国版)
新型コロナウイルスの影響で、長らく公演を中止している新国立劇場。そんな中、「巣ごもりシアター ~おうちで戯曲~」と題して、4月23日(木)より人気の演劇の戯曲(脚本)を毎週2作品ずつ、2週間の期間限定で公開する企画がスタート。演劇が好きな人はもちろん、これを機に演劇に触れてみたいという人や、普通の読書に飽きてしまったという人にぴったりだ。

今回の企画は、4月10日(金)より開始された「巣ごもりシアター」と銘打った企画の中のひとつ。外出自粛を余儀なくされている状況の中でも、家で演劇を楽しもうといった思いのもと始まった企画だ。既にいくつかのオペラ動画の配信を行い、ファンの枠を超えて話題を集めている。

「巣ごもりシアター ~おうちで戯曲~」では、1カ月以上にわたってさまざまな戯曲を楽しめる。第1弾として現在配信されているのは、平凡な家庭にある日突然、謎の男たちがやってきたところから物語が始まる『エネミイ』と、港町を舞台に、家族がそれぞれの「失われた何か」を見つける『鳥瞰図』の2作品。今後も、 2008年の演劇賞を総なめにし、映画化もされた『焼肉ドラゴン』や、現代のマスメディアやネット社会への風刺をこめた『イロアセル』など、数々の話題作を提供していく。

戯曲を読むといっても、「舞台を観に行ったことがない」といった人には取っつきにくいかもしれないが、楽しみ方は無限大。気負わずそのまま普通の小説のように読んでもいいし、俳優になりきって読んでみてもいい。また、演出家目線でアイデアを巡らせることもできる。本格的に楽しむなら、テレビ電話などを使って、友達とそれぞれ配役を決めて演じてみるのもおすすめだ。


いきなり観劇は敷居が高いと感じる人も、手軽にさまざまなジャンルの演劇に触れることができるチャンス。今は劇場に足を運ぶことが難しいが、公開された戯曲やオペラを楽しんで、再開後にはぜひ生の演劇を見に行こう!
公開作品一覧&スケジュール
■4月23日(木) 15:00~5月7日(木) 14:00
蓬莱竜太『エネミイ』(2010年7月初演)
早船 聡『鳥瞰図』(2008年6月初演)
■4月30日(木) 15:00~5月14日(木) 14:00
倉持 裕『イロアセル』(2011年10月初演)
長塚圭史『音のいない世界で』(2012年12月初演)
■5月7日(木) 15:00~5月21日(木) 14:00
蓬莱竜太『まほろば』(2008年7月初演)
鄭 義信『焼肉ドラゴン』(2008年4月初演)
■5月14日(木) 15:00~5月28日(木) 14:00
長塚圭史『かがみのかなたはたなかのなかに』(2015年7月初演)
鄭 義信『赤道の下のマクベス』(2018年3月初演)
※5月21日(木)以降は現在調整中
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