すさみ町立エビとカニの水族館でオオグソムシにタッチ!マニア垂涎の世界で唯一のエビ&カニ専門水族館
東京ウォーカー(全国版)
「すさみ町立エビとカニの水族館」の見どころからお土産の解説まで、おでかけの前に知っておくと便利な情報を徹底レポート!(※記事内で紹介している展示やアトラクション、イベント、施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください)
世界で唯一のエビカニ専門水族館が和歌山にあった!
太平洋に面した紀伊半島の南西端にある、和歌山県すさみ町。「吉野熊野国立公園・南紀熊野ジオパーク」にも指定されている風情ある町の沿岸には、勇壮なリアス式海岸の岩礁が続き、「枯木灘(かれきなだ)」と呼ばれる荒海が育んだイセエビが町の名産だ。
そんなすさみ町にあるのが、世界で唯一のエビとカニ専門の水族館「すさみ町立エビとカニの水族館」。世界最大のカニ「タカアシガニ」や、世界最大のエビ「アメリカンロブスター」など、約150種の甲殻類を展示している。珍しい生き物から話題の生き物タッチング、人気のオリジナルグッズまで、館内の見どころを紹介しよう。

【アクセス】JR江住駅から徒歩8分!混雑状況と所要時間もチェック
JR江住駅から徒歩8分で、道の駅と共用の巨大駐車場も完備するすさみ町立エビとカニの水族館。
「平日の館内は基本的に貸し切り状態ですが、土日や長期休みのお昼前から15時までは混みます。年間では夏休みのお盆前後が一番混雑します。混雑を避けて、ゆっくりのんびり見学して頂きたいです。水族館の館内に飲食施設はないですが、再入館が可能です。併設の『道の駅すさみ』にレストランやカフェなど飲食施設が充実しているので、道の駅で食事後に再入館して楽しまれる方も多いです」(館長の平井厚志さん)
電車でのアクセス
JR大阪駅からの最短ルートはJR環状線で天王寺駅へ行き、天王寺駅でJR阪和線特急くろしおに乗り換えて白浜駅へ。白浜駅でJR紀勢本線に乗り換えて江住駅へ。江住駅より徒歩8分。トータルで約4時間20分の道のり。
JR名古屋駅からの最短ルートはJR関西本線特急南紀で紀伊勝浦駅へ行き、紀伊勝浦駅でJR紀勢本線に乗り換えて江住駅へ。江住駅より徒歩8分。トータルで約5時間30分の道のり。
車でのアクセス
大阪からは阪神高速環状線、東大阪線、大阪港線、湾岸線、関西空港自動車道、阪和自動車道を経由し、紀勢自動車道すさみ南インターチェンジへ。すさみ南インターチェンジから県道36号線経由で到着する。全行程185km、トータルで約2時間40分の道のり。
名古屋からは名古屋高速都心環状線、東名阪自動車道を経由し、伊勢自動車道熊野大泊インターチェンジへ。熊野大泊インターチェンジから国道42号線経由で到着する。全行程約279㎞、トータルで約4時間20分の道のり。
駐車場は「道の駅すさみ」と共用で55台、料金は無料。
【見どころ1】オリジナル缶バッジなどエントランス周辺にも楽しみいっぱい
水族館の始まりは、JR見老津駅(みろづえき)の待合室に地域おこしのために置かれた小さな水槽。その後、1999年の「南紀熊野体験博」に合わせて1年間の期間限定開館を経て、常設展示に。15年に旧江住中学校跡地を利用して「道の駅すさみ」が開業する際、体育館に「すさみ町立エビとカニの水族館」が移転オープンした。移転後は面積が以前の2.5倍、甲殻類の飼育数も2倍に!
券売機で買う入館チケットは「ウチワエビ」や「ベンケイガニ」など館内の生き物の写真付き。全10種あるのでどの写真が出るのかはお楽しみ。当日購入OKなWEBチケットならば割引もある※WEBチケット詳細は公式HPから確認を。
入口にあるガチャマシーンでは、水族館スタッフが手作りしたオリジナル缶バッジを販売している。
「屋外には当館の記念撮影スポット人気ナンバーワンの顔出しパネルがあります。巨大なハサミにはさまれる感じで、恥ずかしがらずにぜひ写真を撮ってください」(館長の平井厚志さん)

【見どころ2】大小さまざまなエビやカニ、150種以上が間近で見られる
館内に入るとまずは幅3メートルのエントランス水槽で、世界最大の甲殻類「タカアシガニ」がお出迎え。世界最大のダンゴムシ「ダイオウグソクムシ」や、甲羅の大きさが世界最大のカニ「オーストラリアンキングクラブ」など、館内には“世界最大の甲殻類”が豊富に展示されている。ほかにも「ジュエリーシュリンプ」水槽では、レッドビーシュリンプやチェリーシュリンプなど、宝石のようにカラフルできれいな小さなエビが見られる。また、「エビカニ博士の研究室」では、水族館で繁殖させたエビなどを小さな水槽で多数展示。
「館内見学の所要時間は平均30分程度ですが、エビやカニ好きのマニアの方では、4時間ほど滞在された強者もいらっしゃいますよ」(館長の平井厚志さん)


【見どころ3】遊び心満点の「海底探検潜水艇」。水槽で潜水艇に乗った気分を!
館内を進んだほの暗い一角にあるのが、ユニークな水槽の「海底探検潜水艇」。潜水艇の艇内を再現したイラストの壁に、潜水艇の窓に見立てた丸枠の小さな水槽が並んでおり、潜水艇の中から海底の生き物をのぞいている気分が楽しめる。また、イセエビやウツボなどすさみ町近海で獲れた生き物たちを展示する「すさみの海水槽」では、すさみ町の海に実際に設置され、CMの舞台にも起用された「海中ポスト」も忠実に再現されている。
「あまり動かないエビやカニが多いので、じっくりのんびりと観察して欲しいです。一見、不愛想なエビやカニにも、それぞれ個性と表情があることに気づくかもしれません」(館長の平井厚志さん)

【見どころ4】「タッチングプール」や「ウミガメプール」で触れ合い体験
館内の「タッチングプール」では、生きた化石とも言われるアメリカカブトガニのほか、ウニやヒトデ、ナマコ、イセエビにも触れられる。見るだけでなく実際に生き物に触って甲羅の硬さなどを感じることで、より生き物への興味が深まる展示だ。
屋外に出ると「ウミガメプール」には大きなアオウミガメが!ガチャマシーンでエサを購入(1回100円)すれば、貴重なウミガメへのエサやり体験が楽しめる。「ウミガメプール」の奥には「サメのプール」があり、すさみ町近海で獲れたサメや魚が泳いでいる。季節によって地元の漁師が釣った珍しい魚が泳いでいることも!


【お土産】ミュージアムショップでの人気お土産ベスト3を紹介
館内にはカニやエビなどをモチーフとした海の生き物グッズを多数販売する、ミュージアムショップも完備。ミュージアムショップの人気1位はカニペンホルダー、続いて2位はカニサングラス、そして3位はエビストラップ。通信販売はないので、ぜひ現地で手に入れよう。



【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】
・職員による、館内設備(ドアノブなど)の消毒作業を定期的に行います。
・館内のドアや窓を開放し、換気機能を強化します。
・スタッフのマスク着用および、チケット売場の透明シートの設置を行っています。
・混雑状況により入場制限を行う場合があります。
・入口にてアルコール消毒をお願いします。
・館内では必ずマスクの着用をお願いします。
・発熱や咳、倦怠感などの症状があるお客様は来館をお控えください。
・館内ではお客様同士の距離を保っての見学をお願いします。
取材・文=白川咲子
<施設情報>
住所:和歌山県西牟婁郡すさみ町江住808-1
電話:0739-58-8007
時間:9時~17時(最終入館16時30分)
休み:なし
料金:入館料高校生以上800円、小・中学生500円、3歳以上300円
※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。
※記事内の価格は特に記載がない場合は税抜き表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。
※2020年5月時点の情報です。
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