横浜市立野毛山動物園の楽しみ方徹底ガイド!入園無料で動物と触れ合いもできる
東京ウォーカー(全国版)
みなとみらい21を見下ろす高台にある、横浜市野毛山公園内に位置する野毛山動物園。1951年4月に「野毛山遊園地」の名前で開園して以来、横浜の"身近な動物園"として親しまれている。入園無料ながら、飼育している動物は93種を数え、小動物との触れ合いができるなど、見どころたっぷりな野毛山動物園の楽しみ方をご紹介!
※記事内で紹介している展示やアトラクション、イベント、施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください。
【アクセス】桜木町駅から徒歩圏内!気持ちが高まるかわいいバスも運行
横浜の中心に位置する入園無料の野毛山動物園(神奈川県横浜市)。電車でのアクセスは、JR京浜東北線・横浜市営地下鉄桜木町駅から徒歩15分、京浜急行線日ノ出町駅から徒歩10分。横浜駅発で桜木町駅も経由するバスぶらり野毛山動物園BUS(市営バス89系統「一本松小学校」行き)に乗れば、野毛山動物園前で下車してすぐ。徒歩より楽なだけでなく、ぶらり野毛山動物園BUSは動物たちのイラストが車体に描かれているので、これから向かう動物園へのワクワク感が高まる。車で行く場合は、専用駐車場がないので周辺の有料駐車場を利用しよう。
【所要時間】担当者に聞いたおすすめの回り方!MAPの順路を参考に
動物園の面積は3.3ヘクタール。広報担当者によると「当園は、散歩感覚でひと回りできるくらいの広さで、お子様でも無理なく回ることができます」とのこと。園内を1周するのにかかる目安は大人の足で1時間~1時間30分程とみておきたい。
おすすめの周り方や混雑情報について広報担当者に尋ねたところ、「園内マップの1~24番までを番号順に周っていただくと、すべての展示動物がご覧になれます。また、陽気の良い季節の土日休日や遠足シーズンの平日午前中は特ににぎわいますので、平日の午後がおすすめです」とのこと。来園する際の参考に!
【見どころ】キリン、ライオンなど飼育動物は93種
入園無料とはいえ、飼育している動物はライオン、キリン、チンパンジーといったおなじみの動物のほか、鳥類や爬虫類など93種にも及ぶ。動物との距離が近い展示が特徴で、動物をじっくりと観察することができる。展示場の周辺には、種名や個体を紹介する看板なども設置されているので、情報を知ることで目の前の動物をさらに身近に感じられるはず。また、注意看板などにも目を向け、安全に楽しむ意識も忘れずに。
タイミングが合えば、“動物たちのお食事タイム”を見られることも。特にライオンが生の肉にかぶりつく様子は迫力満点でおすすめ!スケジュールや実施動物については、来園当日に園内の看板か公式ホームページでチェックして。
【見どころ2】野毛山動物園でしか見られない、カグーやヘサキリクガメ
ほかにも、スマトラトラやチンパンジー、オグロワラビー、ミナミコアリクイなど、来園者の目を引き付ける動物たちはまだまだたくさん。なかには、日本では野毛山動物園でしか見られないというレアな種も!そのひとつが、ニューカレドニアの国鳥であり、絶滅危惧種に指定されているカグー。1989年にニューカレドニア南部州政府よりペアのカグーが寄贈されたことをきっかけに、野毛山動物園で飼育し、繁殖にも取り組んできている。
爬虫類館に暮らすヘサキリクガメも、同じく日本では野毛山動物園でしか見られない希少な種。世界で最も絶滅の危機に瀕しているリクガメで、違法に日本へ入ってきて摘発された個体を保護したことから飼育されるようになったとか。
「60年以上の歴史の中で、数多くの希少種の繁殖に成功しています。現在も、より計画的な繁殖に取り組むことで、動物園の大きな役割である『種の保存』に努めています」と話す、野毛山動物園の広報さん。その言葉通り、希少な種であるカグーもヘサキリクガメもこれまで何度も繁殖に成功。どちらも、ここへ来たら絶対に見逃せない!
【見どころ3】もふもふなモルモットたちと触れ合える「なかよし広場」
園内で子供に人気のスポットといえば、見るだけではなく、小さな動物たちと触れ合うことができる「なかよし広場」(小学生以下の子供は保護者の同伴が必要)。テンジクネズミ(モルモット)やハツカネズミ、ニワトリに触れたり、抱っこすることができる。
動物たちのぬくもりや鼓動を手の平から直に感じることで、きっと命の大切さも自然と学べるはず。動物に触れることが怖いと思う子もいるかもしれないが、広場内に書かれた注意事項を読んだり、スタッフの説明をしっかり聞いて、優しく接すればOK!
土・日曜・祝日は整理券による入れ替え制を実施しており、“ふれあい時間”に制限もあるので、詳細は事前にチェックしていくのが安心。また、新型コロナウイルス感染症の影響により利用が中止になる可能性もあり。詳細は公式HPで確認を。
【グルメ】軽い食事やスイーツが味わえる「ひだまりカフェ」
お弁当を持って行って、芝生の上やベンチで食べるのもピクニック気分を味わえて楽しいけれど、園内にはカフェスペースも。それが、ひだまり広場にある屋内休憩所の中の「ひだまりカフェ」。人気の「ロコモコ丼」(税込900円)やポークカレー(税込700円)、ナポリタン(税込600円)といった軽食のほか、おもちゃが付いたキッズメニューやスイーツなどが楽しめる。
地元にまつわる食材を使っていたり、見た目もかわいく仕上げていたりと、こだわりを感じられるメニューの数々に目移り必至!建物はガラス張りなので、自然豊かな景色を眺めながらゆったりとしたランチタイムを過ごせそう。
※コロナウイルス対策により、「ひだまりカフェ」ロコモコ丼・ナポリタン・お子様チキンライス・カグージェラートは販売を休止中、ポークカレーのみ販売(2020年6月時点)
【お土産】お土産ショップでは動物グッズやソフトクリームも!
帰り際に必ず立ち寄りたいのが、入口横にある「なかよしショップ」。動物たちのぬいぐるみやお菓子などを販売しているので、お気に入りの動物のアイテムをお土産に買って帰っては?
グッズ以外にも、なかよしショップではソフトクリームの販売も。横浜市内の牧場・小野ファームのソフトクリームを使っていて、濃厚な味が大人気。入園してすぐや、歩き疲れたときのひと休みに味わうのがおすすめ!
また、「ひだまりカフェ」と「なかよしショップ」ではキャッシュレス決済ができるので食事も買い物もスムーズ。利用できるキャッシュレスの種類は公式HPをチェックして。
たくさんの動物たちを見て、触れ合えて、入園無料とは思えない充実の体験ができる野毛山動物園。季節によって、桜やボタン、紅葉なども楽しめるほか、各種イベントを実施することもあるので、たっぷり楽しめること間違いなし!
施設担当者に聞く!野毛山動物園の魅力・楽しみ方
「当園のコンセプトは、だれでも気軽に訪れ、憩い、癒やされる動物園。小さな子供が初めて動物に出合い、触れ合い、命を感じる動物園です。動物との距離が近く、間近に動物を見ることができるので、体のつくりや動きを細かいところまで観察できます。子供たちが身の回りのさまざまな生きものと仲良くなり、気づき、感動する人間へと育っていけるよう"動物への理解を深めていただく入口"としての役割を担っています」
(野毛山動物園 広報担当)
【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】
・ご来園の際には、マスクの着用をお願いいたします。
※熱中症予防のため適宜マスクを外して水分補給や休憩をとるようお願いいたします。
・入園口前にてサーモグラフィーによる体温チェックを行っています。
・入園口に消毒液、消毒マットを設置しているので、手指・靴底の消毒をお願いいたします。
・園内ではお客様同士の距離を十分に取り、譲り合ってご観覧をお願いいたします。
・接客スタッフはマスクを着用しています。
・レストラン、売店、休憩施設は定期的な換気を行っています。
・ギフトショップレジ前等の足元にソーシャルディスタンスの表示をしています。
・園内手すり等の定期的な消毒、ガラス窓接触防止の緩衝帯の設置を行っています。
・屋内展示場の閉鎖、一部の園路の通行制限を行っています。
・イベント、ガイド、動物のふれあい等は中止しています。
・ベビーカーの貸し出しは、当面の間中止いたします。
取材・文=CRAING
<施設情報>
住所:神奈川県横浜市西区老松町63-10
アクセス:【電車】京浜急行電鉄日ノ出町駅から徒歩10分。JR・横浜市営地下鉄桜木町駅から徒歩15分、または市営バス89系統一本松小学校前行き動物園前下車すぐ 【車】首都高速道路横羽線みなとみらい出口から約10分
営業時間:9:30~16:30 最終入園16:00
定休日:月曜(祝日の場合は翌日)・12月29日~1月1日 ※5・10月は無休
駐車場:なし。近隣に有料駐車場あり
※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。
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※本記事の内容は2020年5月時点のものです
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