ドコモがJリーグ見放題を980円にしたワケ

東京ウォーカー(全国版)

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Jリーグのリーグ戦全試合をはじめ、国内外130以上、年間6000試合以上のスポーツ映像が見放題となるスポーツライブストリーミングサービス「DAZN for docomo」。株式会社NTTドコモの携帯電話利用者なら、月額税別980円で利用できることが話題を呼んでいる。

2月15日(水)からサービス開始の「DAZN for docomo」


サービスは2月15日(水)から開始され、Perform Investment Japan(パフォーム・インベストメント・ジャパン)株式会社が提供するサービス「DAZN (ダ・ゾーン)」の試合映像で観戦することが可能。ダ・ゾーン単体の月額税別1750円という利用料から、さらなる低価格を実現させている。

ドコモの吉澤和弘社長は、「みなさんに身近で手軽に見て頂ける、今までにない視聴スタイルを我々は作っていきたい。スポーツを身近なものとして、ファンを増やすという意味もあり、手頃な料金で広げていきたい」と明かす。

実際に多様な配信スタイルを用意。試合の模様をライブ動画で視聴できる「ライブ視聴」や、試合の途中でも最初から視聴できる「見逃し配信」、試合のハイライト動画を短時間で視聴できる「ハイライト視聴」がある。

視聴可能なデバイスも同様で、スマートフォンやタブレット、パソコンなど、これまでのスポーツ観戦の定番だったテレビも含めて様々な形で視聴できる。時間や場所を選ばないスタイルで、「いつでもどこでも何度でも楽しんでほしい」(吉澤社長)という思いを実現させるサービスとなった。

提携するパフォームとは、レベニューシェアという形で利益を分配。同社のジェームズ・ラシュトンCEO(最高経営責任者)も、「我々はファンのために、日本のスポーツコンテンツでどのサービスよりも幅広い選択肢を提供したい。そのために、『バリュー・フォー・マネー』でありたく、他のサービスと比べてもよりよい価値を提供したい」と思いは同じだ。

【写真を見る】NTTドコモの吉澤和弘社長(右)とパフォームのジェームズ・ラシュトンCEO(左)


インターネットを使った映像配信などを行うOTTサービスの利用料金は、世界的に月額10ドル(約1123円)から15ドル(約1684円)までが一般的な価格帯。パフォームもドイツやスイス、オーストリアなどで、各国に合わせた料金でサービス展開を行っているが、980円の「DAZN for docomo」については、「日本円の為替によって変わってくる」と前置きをしながら、ラシュトンCEOも「世界的にもかなりの低価格。1750円というダ・ゾーンだけの料金でも非常に魅力的な価格帯にあると思う」と自信を見せる。

同様のスポーツ配信サービスである「スポナビライブ」は、ソフトバンクの携帯電話利用者やワイモバイル、「Yahoo!プレミアム」の加入者が月額税別500円(3月15日で新規受付を終了)で利用できる。価格競争にも注目が集まるが、吉澤社長は「中身はほかのサービスにないコンテンツを扱っている。コンテンツの中身そのものをしっかりとご理解頂ければ」と、一定の距離をとる。980円という価格設定については、「1000円を超えると、お客さまが手頃に感じなくなるのではないか」という考えからだ。

「ほかのサービスとの組み合わせによって、料金をさらに発生することは考えていない。しっかりとビジネスとして成算があるような方向に持っていくことが私どもの使命だと思っている。スポーツを気軽にいつでも視聴できるスタイルを、お手頃な料金で提供するというビジネスが成り立っていくように努力していきたい」(吉澤社長)

スマートフォンや動画配信サービスの普及によって生まれた新たなビジネススタイルが、利用者それぞれの生活リズムに合ったスポーツ観戦を可能にした。【ウォーカープラス編集部/コタニ】

コタニ

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