新潟市水族館 マリンピア日本海の楽しみ方をチェック!イルカショーは毎日開催

東京ウォーカー(全国版)

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新潟県新潟市にある日本海側有数の水族館、新潟市水族館 マリンピア日本海(新潟県新潟市)。毎日開催されるイルカショーや、日本海を望む広大な敷地に屋内・屋外問わず広がる多様な展示ゾーンが人気のスポットだ。魚類はもちろん、アシカ、トド、アザラシといった鰭脚類(ききゃくるい)、ビーバー、カワウソ、フンボルトペンギンなど、水辺の生き物も多数。そんな見どころ満載のマリンピア日本海の楽しみ方を紹介しよう。

広大な敷地内には、屋外展示も多数画像提供:マリンピア日本海


※記事内で紹介している展示やアトラクション、イベント、施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください。

マリンピア日本海ってどんなところ?

マリンピア日本海は、約600種3万点の生物を飼育・展示する総合水族館。1990年にオープンし、2020年で30周年を迎えた。約10カ月に渡る大規模なリニューアル工事を経て、2013年7月に新装再開館。展示ゾーンを10に分け、それぞれのゾーンにストーリー性を持たせて生物の多様性を紹介しているのが特徴だ。

【写真】さまざまな海岸線の風景を展示する「潮風の風景」は必見!画像提供:マリンピア日本海


本館1階には、サンゴ礁をはじめ、砂浜、干潟、磯、切り立つ岩の壁など、さまざまな海岸線の風景を展示した「潮風の風景」と、日本海の魚類を集めた「日本海大水槽」ゾーンがある。また、地下1階には、黒潮と対馬海流(つしまかいりゅう)の流れに沿って生物を展示し、同館が世界で初めて人工ふ化・育成に成功した“アカムツ”も観察できる「暖流の旅」、新潟市に河口を持つ信濃川の生物を展示する「信濃川」があり、環境ごとに異なる生物の姿を見ることができる。また、別館の「水辺の小動物」ゾーンでは、ビーバー、ユーラシアカワウソ、バイカルアザラシが暮らしている。

アカムツの展示数は、国内で最多を誇る画像提供:マリンピア日本海


さらに、アシカやトド、アザラシを展示する「マリンサファリ」や、約70羽のフンボルトペンギンを飼育する「ペンギン海岸」、新潟市の淡水域の自然環境を再現した「にいがたフィールド」と、屋外展示ゾーンも多数。館内をぐるりと一周すれば、大ボリュームの展示を楽しむことができる。

水辺の小動物エリア画像提供:マリンピア日本海


展示だけでなく、ショーや解説プログラムが充実しているのも同館の特徴。ドルフィンスタジアムではイルカショーを毎日開催。冬季も、併設された屋内プールでショーが楽しめる。また、マリンサファリでは、トドやアザラシへの給餌解説を、ペンギン海岸プールでは、ペンギン解説を毎日実施。本館の体験・学習ゾーンでは、子供でも分かりやすく学べる体験・解説プログラムも行われている(実施スケジュールは公式サイトを確認)。

磯の体験水槽画像提供:マリンピア日本海


【見どころ1】海中散歩気分が味わえる日本海大水槽

水槽の下をくぐるマリントンネルは、まるで海底散歩のよう画像提供:マリンピア日本海

多様な展示の中でも、本館1階と地下1階に連なる水量約800立方メートルの「日本海大水槽」は見逃せない。人工的に波を発生させる装置を用いて、水族館の中で潮騒が聞こえる水槽を分割し、スロープ側には日本海の浅い海域に生息するさまざまな魚類を、大観覧面側にはコブダイやサバ科など沖合部に生息する魚類、合わせて約40種を展示。ホシエイ、コブダイなど大型のものや、イワシやサバ、ブリといった群れを作って泳ぐものなど、実に多種多様な“日本海の魚”を見ることができる。

生物や水槽の特徴を説明する「大水槽解説」画像提供:マリンピア日本海


分割された水槽は、透明アクリルパネルでできたマリントンネルで結ばれており、頭上を泳ぐ魚を見ながら進むトンネルはさながら海中散歩のよう!さらに、平日・土曜は13時45分から、日曜・祝日は10時と13時45分の2回、スタッフによる約10分の「日本海大水槽」解説が。水槽内の生物だけでなく、波を起こす仕組みや、水質管理方法についても学べる。

【見どころ2】ダイナミックなジャンプが大人気!毎日開催のイルカショー

迫力のショーを通してイルカの生態が学べる画像提供:マリンピア日本海

マリンピア日本海でも屈指の人気を誇るのが、屋外のドルフィンスタジアムで毎日行われるイルカショー。ショーを通じて、イルカの体のつくりや運動能力をスタッフの解説とともに見ることができる。イルカだけでなく、ショーに参加するイルカトレーナーの、タイミングの良い解説や動きも見どころのひとつだ。

イルカショー終了後は、イルカに関する質問も受け付けているので、さまざまな形でイルカの生態を詳しく知ることができる。

ドルフィンスタジアム画像提供:マリンピア日本海


ちなみに、ドルフィンスタジアムの観客席には屋根があるので、雨の日でも安心。冬季や強風などの悪天候時でも屋内プールでショーは行われるので、開館時は天候にかかわらず確実にショーが開催されるのも、同館ならではのポイントだ。

【攻略法】広い館内は順路通りに回るべし

観覧に必要な時間は、順路を巡って約1時間ほど。イルカショー(約15分)や、解説プログラムなどを含めれば2時間弱。レストランや売店のメニューをゆっくり楽しみたい人は、さらに時間に余裕を見たほうがいいだろう。同館は、正面入り口からドルフィンスタジアム・マリンサファリエリアまで、やや横長に展示施設が配置されている。

マリンサファリのトド画像提供:マリンピア日本海


施設の広報を担当する企画営業係の丸山さんが「館内の展示を10のゾーンに分けて、日本海につながるさまざまな水環境を紹介しています。ゾーンごとのテーマに注目してお楽しみください」と話すように、まずは本館の屋内展示を順路に沿って回りながら、館内奥のドルフィンスタジアムに向かうといいだろう。さらに、公式サイトやSNSでは新たな生き物の展示開始や成長の様子を「みどころ情報」として公開しているので、合わせて観賞すると楽しさも増すはずだ。

そして、丸山さんも必見と語るイルカショーは同館の目玉のひとつ。平日・土曜は1日4回、日曜・祝日は5回開催なので見逃す心配は少ない。ちなみに丸山さんによると、より見やすい場所が良ければ、各ショー開始15分前に行くのがおすすめとのこと。

イルカショーやトドの給餌解説を見たあとは、ペンギン海岸など、屋外展示を見ながら正門に向かえば、すべてのエリアをロスなく回れるはずだ。

【混雑情報】混雑を避けるなら開館直後か昼過ぎがおすすめ

マリンピア日本海の開館時間のうち、特に来館者が多い時間帯は10時30分から13時30分頃。より快適に館内を回りたい人は、開館直後の9時頃か、13時30分以降に来館するといいだろう。また、土・日・祝日や、ゴールデンウィーク(GW)や夏休みなどの長期休暇期間はやはり混雑しがちのため、来館の際は注意したい。

なお、館内受付で手続きすれば、一度館外に出たあとの再入館も可能なので、混み合う時間帯は周辺を散策するという楽しみ方もアリ。

【グルメ】高級魚を使った名物ドッグは必食!

おなかが空いたら本館2階の館内レストラン「UMINONE ~海の音~」へ行こう。新潟のご当地グルメや、近海の海鮮を使用したメニューなどを豊富に取りそろえている。季節限定メニューもあるので、ぜひチェックを。営業時間は10時30分から17時(ラストオーダー16時20分)。

ドルフィンジャンプのおすすめメニュー「のどぐろドッグ」画像提供:マリンピア日本海


1階ドルフィンスタジアム付近にある屋外売店「ドルフィンジャンプ」では、高級魚“のどぐろ”のフライを挟んだ「のどぐろ(アカムツ)ドッグ」(税込600円)や、チンアナゴのイラストが描かれたパッケージがかわいい「ちんあなごチュロス(シナモン味・塩キャラメル味)」(各税込400円)のほか、フライドポテトや塩バニラソフトクリームといった定番のファストフードが楽しめる。営業時間は10時から14時までと閉館時間より早いので、名物グルメを楽しみたい人はお早めに。

【お土産】オリジナルグッズをはじめ、新潟名物までズラリ

ミュージアムショップ「マリンピアハート」画像提供:マリンピア日本海

お土産を選ぶなら、ミュージアムショップ「マリンピアハート」へ。お菓子、雑貨といったマリンピア日本海オリジナルグッズを多数ラインナップ。さらに、新潟のご当地土産も各種そろっている。

新潟銘菓「浮き星」がマリンピアオリジナル缶に画像提供:マリンピア日本海


丸山さんのイチ押し土産は、もち米で作ったあられに砂糖蜜をかけた新潟銘菓「浮き星」のマリンピア日本海オリジナル缶(全4種・税込648円)。ご当地ならではの味はもちろん、金平糖のようなカラフルでかわいらしい見た目と、同館でしか手に入らないパッケージが特徴だ。このほか、オリジナルトートバッグやぬいぐるみも人気商品とのこと。

なお、ミュージアムショップは入館しなくても買い物が可能。また、店舗は正面入り口付近にあるので、帰りがけでも慌てることなくお土産を選ぶことができて安心だ。営業時間は9時から17時で、クレジットカードでの支払いにも対応している(電子マネーは利用不可)。

【おすすめ】屋外展示多数!傘があれば雨の日も安心

フンボルトペンギン70羽が飼育・展示されるペンギン海岸画像提供:マリンピア日本海

マリンピア日本海の敷地は広く、「マリンサファリ」や「ペンギン海岸」のほか、新潟市の淡水域の自然環境を再現した「にいがたフィールド」といった屋外展示も多い。観覧通路には簡単な雨よけの屋根が設置されているものの、大雨や強風時は雨が吹き込むこともあるので、天気が気になる日は傘の用意をしておこう。館内に傘置き場はないので、手荷物がかさばらないよう折り畳み傘だと便利だ。受付前で日傘、雨傘の貸し出しも行っている(先着順)。

新潟市の淡水域の自然環境を再現した「にいがたフィールド」画像提供:マリンピア日本海


【営業時間・料金】

マリンピア日本海の開館時間は9時から17時までで、券売は閉館30分前まで。休館日は12月29日~1月1日、3月の第1木曜日とその翌日だ。

入館料は大人(高校生以上)1500円、小・中学生600円、4歳以上の幼児は200円、3歳以下は無料。金額が同じで、購入日から2カ月有効の前売りチケットをコンビニで購入しておくと、券売窓口に並ばずスムーズに入館できる。

窓口では6枚つづりの回数券も販売しており、こちらは大人(高校生以上)7500円、小・中学生3000円、4歳以上の幼児は1000円。回数券に使用期限はなく、さらに複数人での同時利用可。グループで来館する場合もお得に活用できる。

また、何度も訪れたいという人には年間パスポートの購入がおすすめ。大人(高校生以上)3500円、小・中学生1300円、4歳以上の幼児は400円で、発行から1年間何度でも入館できる。年間パスポートがあれば館内レストラン「UMINONE~海の音~」の飲食料金が1割引になるほか、友好提携水族館のアクアマリンいなわしろカワセミ水族館(福島県耶麻郡)や、環境水族館アクアマリンふくしま(福島県いわき市)で年間パスポートを提示すると、該当の水族館の入館料が団体料金に割引されるうれしい特典もある。

もちろん、アクアマリンいなわしろカワセミ水族館、環境水族館アクアマリンふくしまの年間パスポートがあれば、マリンピア新潟にも団体料金で入館可能だ。このほかにも、同館の入館料割引の対象となる割引券・会員証があるので、公式サイトをチェックしよう。

【アクセス】

マリンピア日本海へは、上越新幹線の発着するJR新潟駅から路線バスでアクセスできる。JR新潟駅から新潟交通バス水族館行きに乗り約20分、終点下車すぐ、または観光循環バスに乗り約20分、水族館前下車すぐで到着する。

自動車でのアクセスなら、磐越自動車道新潟中央IC、または北陸自動車道新潟西ICから約25分。水族館には750台の無料専用駐車場がある。GWやお盆などの混雑時に専用駐車場が満車の際は、付近にある臨時駐車場が利用可能だ。

【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】

・一部施設の使用を制限しています。
・出入口などに消毒液を設置しております。手指の消毒をお願いします。
・飛沫拡散防止のため、マスク類の着用をお願いします。
・37.5度以上の発熱のある方、喉に痛みのある方の入館はお断りしております。
 
取材・文=国分洋平

<施設情報>
住所:新潟県新潟市中央区西船見町5932-445
アクセス:【電車】JR新潟駅から新潟交通バス水族館行きに乗り約20分終点下車すぐ、またはJR新潟駅から観光循環バスに乗り約20分水族館前下車すぐ 【車】磐越自動車道新潟中央ICまたは北陸自動車道新潟西ICから約25分
営業時間:9時~17時、チケット最終販売16時30分(夏期は延長する場合あり。8月8日(土)~8月16日(日)は8時開館)
定休日:12月29日~1月1日、3月第1木曜とその翌日
駐車場:750台 無料
料金:一般料金 大人1500円、小・中学生600円、幼児200円、3歳以下無料。団体料金(30名以上) 大人1200円、小・中学生480円、幼児160円。年間パスポート 大人3500円、小・中学生1300円、幼児400円。回数券(6枚つづり) 大人7500円、小・中学生3000円、幼児1000円

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

※2020年5月時点の情報です。

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