小さすぎるが…「もはや飯テロ」との声も。シズル感にこだわるミニチュアアートのこだわりとは?
東京ウォーカー(全国版)

全国各地で展覧会やワークショップが開かれブームの兆しを見せるミニチュアアート。そこに描かれる世界観は、クリエイターの個性があふれ、どれも見ているだけでワクワクした気分になれる。今回は、刺身や海鮮丼など渋いテイストが魅力のミニチュア作家・こるはさんにインタビュー。そのこだわりを教えてもらった。

リアルなおいしさに詰まったこだわりとは
ーーこるはさんの作品を見ていると、お腹が空きます!刺身特有の透明感がすごいリアルですよね。どんなふうに制作しているのですか?

【こるは】ありがとうございます!2つの粘土をブレンドしたり、着色の仕方を考えたりしながら、少しでも本物に近づけるように作っているつもりです。
ーー2つの粘土をブレンド!かなりこだわりを感じますが、難しくはないんですか?

【こるは】粘土に色を混ぜて着色しているのですが、乾くと色が微妙に変わってしまうので、加減を調整するのが難しいです。
ーーほかにこだわっているポイントはありますか?
【こるは】食べ物のミニチュアに関しては盛り付けの彩りやバランスを考えて作ることにもこだわっています。

お気に入りの作品は寿司と和菓子。題材選びの基準は「作ってみたい」と思ったら
ーーこるはさんは作品の販売もされていますが、購入された方が非常に満足されているのが印象的です。購入者の方を喜ばせるために意識している点、気をつけている点があれば教えてください。
【こるは】ありがとうございます。そうだったら嬉しいのですが…。インターネット販売の時は、出来るだけ早い発送と破損のないような梱包を気をつけています。

ーーこれまで制作をしてきた中で、最も反響があったのはどんな作品ですか?
【こるは】海鮮丼と梅酒の作品ですね。

ーーご自身のお気に入りの作品はどれでしょう?
【こるは】どれも悩みますが、今は寿司類と和菓子の作品がお気に入りです。

ーーSNSを見るといろんなミニチュア作品がありますが、海鮮丼やお寿司のミニチュアはこるはさんならではだなと感じます。題材選びの基準を教えてください。
【こるは】おいしそうなものや懐かしいものをテレビやインターネットで見かけると作ってみたくなります。

ミニチュア歴20年以上!自然に笑顔になれる、童心に戻れることが魅力
ーーミニチュア作品を作り始めたのはいつ頃からですか?
【こるは】今のように食べ物中心に作り始めたのは6.7年前からです。本当は20数年前からですがブランクだらけで…。本屋さんでドールハウスの本を見つけたのがきっかけです!

ーーそうなんですね。長い年月、こるはさんを魅了し続けるミニチュアの魅力ってずばりなんなのでしょうか?
【こるは】見た方が自然に笑顔になったり子供の時の気持ちになれるようなところですかね。そんな魅力がミニチュアにはあると思います。

ーー素敵ですね。今後の目標、これからの活動予定などを教えてください。
【こるは】これからも自分の作りたいものをマイペースで作っていきたいと思っています。春は参加予定だった東京、横浜、岩手でのイベントが残念ながら中止になってしまいましたが、コロナウイルスがおちついたら、ぜひ皆様とお会いしたいです。それまでは、SNSを通じて作品を見ていただき、少しでもホッとしたり笑顔になっていただけたら嬉しく思います。

(文・於ありさ)
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