NGK再開にファン歓喜!ミルクボーイもソーシャルディスタンス漫才
関西ウォーカー
新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けて休業していた「なんばグランド花月」が、6月19日より劇場公演を再開した。

5月25日に緊急事態宣言が全国で解除されたことを受け、吉本興業では6月6日より大阪の「よしもと漫才劇場」と東京の「ヨシモト∞ホール」で無観客公演のライブ配信をスタート。好評を博すと同時に劇場再開を待ち望む声が続出していたが、6月19日より満を持して公演再開を決めた。
6月19日~7月12日の金・土・日曜日に大阪の「なんばグランド花月」、東京の「ルミネtheよしもと」、千葉の「よしもと幕張イオンモール劇場」を加えた5劇場にて、公演を実施。観客に直接、笑いを届ける。なお他の曜日は、無観客公演のライブ配信を継続予定。

4人の師匠方が語る、再開の喜びと今後の展望
再開初日に行われた囲み会見では、なんばグランド花月を代表する4人の大ベテランが登場。それぞれが再開の喜びや、これからの思いについて語った。

この日は生憎の雨だったが「降りこむと言って縁起がいい」と、桂文枝。以前に無観客ライブも行ったが、「芸人はお客さんがあってこその笑い」だと改めて感じたそう。アクリル板が設置された舞台を面会のようだと言いつつも、こうして再開できたことが本当に嬉しいと目を細めた。
また、"ウィズコロナ時代"の突入について、「どんな時でもどんな状況であっても、たくましく笑いを届けるのが芸人。コロナと共に、できる限りのことをやっていく」と、力強く意気込みを語った。

待ちに待ったこの日がやっと来たと、笑顔を見せたのは、西川きよし。自身の名台詞を交えて、「今こそ小さなことからコツコツと、大きな笑いを届けたい」と語った。
また自粛期間中には子どもや孫にTikTokやYouTube、SNSを教わったそう。今後はこれらを生かしたネタ作りも、考えているのだとか。

「大阪が元気かどうかは、なんばグランド花月が営業しているかどうか。今日からもっと元気になる」と力強い言葉をくれたのは、中田カウス。変わりゆくこれからの時代、芸人に求められるものは?との問いに、「ルールを守ったうえで、すでに形のできている自分たちの漫才を届けることが大事。だからあまり変わらないように思う」と、にこやかに答えた。

桂文珍は3月末以来の舞台に、「感無量。リスタートの日で、感動している」と笑顔を見せた。また、自身の名前について「桂ワクチンに変えようかなあ」と笑いを誘う場面も。
予期せぬ"ウィズコロナ時代"については、「初めてで刺激的。楽しみながら新しいチャンスとして、前向きに頑張りたい」と、ポジティブに答えた。

公演初日のチケットは、即完売。再開を待ち望んだファンからの大きな拍手や笑い声を直接聞いた桂三枝は、「お客さんの笑いが一番の勇気。涙が出そうなほど嬉しい」と感謝を述べた。
第1回公演には西川きよしと桂文枝のほか、ミルクボーイ、学天即、テンダラー、モンスターエンジン、笑い飯、ティーアップ、トミーズが出演。
再開にあたり感染防止対策を徹底
公演再開にあたり吉本興業株式会社では、政府や自治体のガイドライン等を参考にし、劇場内の感染防止対策を徹底。
座席の間隔を空けてチケットを販売することや、場内の消毒、入場口で検温・消毒を実施することなどが発表されている。


うがい・手洗いと共に"笑い"も、これからの時代のキーワードだと語った桂文珍。なんばグランド花月の再開によって、元気をくれる笑いの力が大阪にあふれそうだ。
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