美しすぎて食べられない「漢字クッキー」とは?世界に発信したい、和のデザインと色彩美に驚愕
東海ウォーカー
昨年、話題となった「令和」をかたどった新元号アイシングクッキーをご存知だろうか。Twitterでは8万件以上リツイートされ「食べるのがもったいない!」「職人技!」などと、多くのコメントが寄せられた。そんなクッキーを作っているのは、お菓子絵本作家であり、企業のレシピ開発、動画撮影、広告用のお菓子の制作・撮影、専門学校で講師などをしている上岡麻美さん(@asami_kamioka)。「令和クッキー」以外の作品もまた、思わず見入ってしまうものばかり。今回は、上岡さんの作る「漢字クッキー」を一挙にご紹介!



食べるのがもったいない!漢字クッキー制作の裏側
新元号発表時、令和にちなんだものを作ってみたいと思ったのがきっかけとなり、作り始めたという漢字クッキー。上岡さんの作る漢字クッキーの数々は、センスあふれる美しい色使いや、アイシングクッキーには珍しいどこか和風のデザインが特徴だ。例えば「謹賀新年」のクッキーには、それぞれの漢字に合わせたカラフルな色使いと着物のような柄がデザインされ、「紅葉」のクッキーには紅葉や水紋のアイシングが施されている。


「雛祭り」のクッキーは、毬や桃の花などが細かくデザインされているのが魅力的。またアイシング部分に加え、文字の柄の一部に3色のアイスボックスクッキーが使用されていることにも注目したい。土台となるアイシング前のクッキーを見ると、焼きあがった生地自体に模様が現れているのが分かる。
また、「氷」のクッキーは、白から青のグラデーションカラーをベースに、サクランボやシュワシュワとした泡のようなデザインが施されている。かき氷を連想させるような、涼し気な作品だ。




きっかけとなった令和クッキー以降、上岡さんが作る漢字クッキーはさらに進化している。制作のこだわりを聞くと「漢字の意味を考えて色味、模様を作るようにしています。あとは、あまりゴチャゴチャにならないように、模様を描きすぎないよう空間を作るように気をつけています」とのこと。上岡さんによるそれぞれの漢字に合わせたデザインは、その風景をイメージさせるかのように人々を魅了している。
また注目したいのは、まるで筆文字のように、とめ、はねも忠実に再現している点。土台となるクッキーの型はというと、クリアファイルに文字を書いてから切り抜いて作っているのだそう。


お菓子作りのアドバイス
ステイホーム中、お菓子作りをする方も増えたはず。そこで最後に、自宅でお菓子作りやアイシングクッキー作りに挑戦してみたい人へのアドバイスを聞いてみた!
「最初は、作りたいお菓子のキットがあれば使ってみるのもいいと思います。アイシングクッキーの場合は、アイシングが緩くなりすぎないように水分調節をするといいと思いますよ」とのこと。アイシングクリームは、粉砂糖、卵白、水などで作られるが、作品中の細かな模様や草花の装飾、土台のグラデーションが美しいのは、アイシングの水分量の違いに秘訣があるのだろうか。作品を見てアイシングクッキーに挑戦してみたくなった人は参考にしてみよう。

また上岡さんのSNSには、漢字クッキーのアイシング動画や、漢字クッキー以外にも魅力的な作品がズラリ。もっと見てみたくなった方は是非のぞいてみよう!



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