大阪の飲食店と連携し、フリーペーパー『船場ランチ』を発行!「コロナに負けない」編集プロダクションが自主制作
関西ウォーカー
飲食店がひしめく大阪・南船場、この場所のお店を紹介するフリーペーパー『船場ランチ』が7月より創刊された。この本は、総勢47店舗のランチメニュー情報を掲載、さらに掲載店舗に協力してもらい50円割引のクーポンを24枚掲載しており、全部使うと1200円相当の割引が受けられて、お得にランチが楽しめる内容となっている。

ランチを紹介するブログが1冊のフリーペーパーに

南船場にある飲食店47店舗を紹介しているフリーペーパー『船場ランチ』は、7月より編集プロダクション・エフィールから発刊。
実は同社が毎日アップしているランチブログが出発点となっている。南船場にオフィスを構えるエフィールの代表・横井哲也さんは「このブログを始めて1年半ほど経ちましたが、おかげで600記事ぐらい集まりました」と振り返る。
今年流行している新型コロナウイルスの影響によって船場界隈の状況が一変。一帯の飲食店にもその影響が直撃してしまい、緊急事態宣言解除後の現在でも夜に飲食する人が減っていき、今まで夜しか営業していなかった飲食店もランチ営業するように変化していったのだという。
新型コロナウイルスで仕事が激減!「ブログを本にしてみよう」

横井さんは「編集プロダクションとしての仕事もコロナの影響で減っていて時間もある、周りでランチを始める飲食店も増えている、なら、この状況で一度ブログを本にしてみよう」とスタッフに提案。
今回、編集プロダクションとして日頃取材でお世話になっている飲食店を応援する意味も込めて、そのブログをフリーペーパーという形で創刊することに踏み切ったのだという。
ネット時代に逆行する紙媒体だからこその訴求力
南船場エリア、しかもランチ限定といったかなりターゲットを絞った形となった『船場ランチ』のフリーペーパー、横井さんは「ネットの世界ではいろいろな情報を発信できて、そのターゲットが何十億人といます。今やっていることは、エリアを『南船場』、テーマも『ランチ』に絞り込んで、しかもスマホではなく紙。間違いなく時代に逆行していますよね」と笑顔で話す。
つづいて、横井さんは「ですが、船場エリアは大阪屈指のビジネス街で、昼休みのランチを楽しみにしているビジネスマンやOLがたくさんいると思うんです。昼休み前に『今日、何食べようかな?』と、パラパラっと本をめくって『おいしそう!』と思ったらすぐに行ける。そういう日常使いをしてもらえるフリーペーパーにしたかったんです。そして、しっかりお昼ご飯を食べて、コロナに負けない免疫力をつけてもらいたいですしね」と話してくれた。
大阪で働く人に「こんな良い店があることを知ってもらえれば」
オフィスワーカーが利用する店舗が多いことから比較的リーズナブルに食事がすることができる船場の飲食店。横井さんはそんな『良い』お店が立ち並ぶ界隈であるはずなのに、知ってもらえる媒体がなかったことを話す。
「この『船場ランチ』でそんな働く人の近くに実はこんなに良いお店があることを知ってもらい、さまざまなお店にランチを食べに行って、船場に活気が戻ってくれたらいいですね。新型コロナウイルスに負けないよう、日頃お世話になっている飲食店を応援したい」と力強く語った。
掲載店舗やクリスタ長堀で無料配布
フリーペーパー『船場ランチ』はどこでもらえるのか。横井さんに伺うと、掲載店舗や地下街「クリスタ長堀」内の各広場の案内板近くで無料設置中だそう。9月30日(水)まで有効、対象の24店舗で使える50円引になる割引クーポンも収録されている。
7月中にフリーペーパーのバックナンバーやブログなどが閲覧できる「船場ランチWEB」を公開予定。また、10月上旬にはフリーペーパー「船場ランチ」第2号を発行予定とのこと。見かけたら一度手にとって、船場の穴場ランチを探してみよう。
取材・文=関西ウォーカー編集部 ライター・さくらいけんたろう
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