「東京ばな奈ワールド」がレッドオーシャンの“ポテトスナック”市場に挑んだワケ

JR東京駅のグランスタ東京にグランドオープンした新ショップ「じゃがボルダ」に先日、第2弾となる新ポテトブランド「ポテボルダ」が仲間入り！東京駅限定でバターソルト味とサワークリームオニオン味の2つのフレーバーが販売され話題になった。

「CATCH the POTATO,CATCH the SOUND.」というコンセプトから生まれた「ポテボルダ」は、メッセージ通り食べた瞬間のザクっとした音と食感、アメリカンポテトの旨味を存分に楽しめるポテトスナックだ。ところが驚いたことに、開発したのはお土産としておなじみの「東京ばな奈」や「銀座のいちごケーキ」など多彩なスイーツを展開する「東京ばな奈ワールド」なんだとか。そこで、新ブランドとしていままでにないポテトスナックの開発に至った経緯、おいしさの裏に隠された秘策など、「ポテボルダ」の気になるあれこれについて、株式会社グレープストーン 企画開発担当の有光直哉さんから話を聞いた。

―――スイーツではなく「しょっぱい系」のポテトスナックを新たなブランドとしたのはどうしてですか？企画や製作段階でのエピソードを教えてください

「『東京ばな奈ワールド』はこれまでたくさんのスイーツを展開してきましたが、ブランドとして、また会社として『新しいことにチャレンジしたい！』という思いがあり、ポテトスナックを開発することにしました。ポテトスナックへの挑戦は初めてとなります。世の中にはたくさんのポテト菓子がありますが、私たちにしかできない商品を作るために、素材選びから製造方法、味の選定などすべての工程においてこだわって作っています」

―――「CATCH the POTATO,CATCH the SOUND.」というコンセプトに込められた想いは？

「味だけでなく、手でつまんで気軽にパクパク食べられる楽しさ、ポテトスナックならではの歯ごたえを感じていただきたくて、このコンセプトにしました。ザクっと響き渡るうまさの『音色』をぜひ感じてみてください」

―――ボルダリングをイメージしたデザインのショップやパッケージがとてもかわいいです

「ショップのコンセプトが『高みを目指して 旨味を掴む』なんですが、お菓子の試作を何度も繰り返して、一歩一歩じわじわと最高に美味しいものを作り上げる過程がボルダリングと重なるように思えたのがボルダリングデザインの理由です。パッケージにもこだわりました。段ボールにモノトーンのデザインを加えることで、輸入品のようなおしゃれなパッケージになっています」

―――「ポテボルダ」のこだわりや特徴は？

「一番のポイントは何といってもほかでは味わえないザクザクの食感。焼いた生地にバターをかけて、また焼き上げる『Wグリル製法』だからこそ生まれた食感をお楽しみください。フレーバーも、芳醇なバターの風味とまろやかな塩味がクセになる定番の『バターソルト』とさわやかな酸味と香ばしいオニオンの風味が絶妙にマッチする『サワークリームオニオン』を用意しています。どちらもアメリカンポテトの旨味を最大限に引き出せる味だと思います」

―――有光さんならではの「ポテボルダ」の楽しみ方があればお聞かせください

「ポテトスナックなので、ビールのおつまみとして食べるのがおすすめです。売り場が新幹線乗り場から近いので、乗車前にご購入いただいて道中をビールと一緒に楽しんでいただければ嬉しいです」

「高みを目指して 旨味を掴む」をコンセプトにした「じゃがボルダ」では、ほかにはない製法を駆使したこだわりのポテトスナックが並ぶ。有光さんによると、「ポテボルダ」はいまのところ東京駅の1店舗のみでの限定販売とのことなので近くに立ち寄った際は要チェックだ。また、お土産としてももちろん、有光さんがおすすめしてくれた、「列車や新幹線でビールと一緒に」もぜひ試してほしい。「じゃがボルダ」をお供に、車窓の景色を眺めるのもこれまたオツな楽しみ方。さっそくゲットして想い想いの列車の旅を堪能しよう！

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

※記事内の価格は特に記載がない場合は税抜き表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となる場合があり、表示価格と異なる場合があります。