【コロナ対策情報付き】東京国立博物館の楽しみ方ガイド!日本で最も伝統ある博物館で国宝ほか日本一のコレクションを堪能

東京ウォーカー(全国版)

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東京国立博物館の見どころからグルメ・お土産まで、おでかけの前に知っておくと便利な情報を徹底レポート!(※記事内で紹介している展示やイベント、施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください)

東京国立博物館ってどんなところ?建築物としても見どころ満載の博物館

東京国立博物館(通称トーハク)は、1872年(明治5年)に開館した日本で最も長い歴史を持つ博物館。収蔵品は国宝・重要文化財を含めて約12万件にもおよび、質・量ともに日本随一。建築物としての見どころにもあふれ、敷地内にはレストランやショップも。そんなトーハクの楽しみ方を紹介!

上野公園噴水広場からも見える東京国立博物館 本館


【見どころ1】敷地内は名建築の宝庫!建物探訪もおすすめ

東京ドーム約2.2個分にもおよぶ広大な敷地内に、本館、平成館、東洋館、法隆寺宝物館、表慶館、黒田記念館といった6つの展示館のほか、資料館や庭園、茶室などの施設を有する東京国立博物館。魅力はもちろん収蔵品だが、建物自体が重要文化財に指定されていたり、それぞれ時代の異なる名建築の宝庫でもある。まずは、そんな建築の見どころをピックアップ!

【写真】ドラマやミュージックビデオなどの撮影でも使われる、大理石でできた本館の大階段

まず、東京国立博物館の顔として威容を誇る本館は、1923年(大正12年)の関東大震災により損壊したジョサイア・コンドル設計の旧本館に代わり、渡辺仁の設計で1938年(昭和13年)に開館した2代目。コンクリート造の洋風建築に東洋風の瓦屋根をのせた「帝冠様式」の代表的建築として、2001年(平成13年)に重要文化財に指定された。吹き抜けのエントランスにそびえる大階段をはじめ、内部の装飾も必見。

表慶館入口には、阿吽のライオン像が鎮座。外観にあしらわれた製図用具、工具、楽器などをモチーフにしたレリーフにも注目

1900年(明治33年)に皇太子(後の大正天皇)のご成婚を記念して計画され、1909年(明治42年)に開館した表慶館は、展示館のなかで最も古い建物。設計は、初代本館の設計者・コンドルの弟子で、東宮御所(現在の迎賓館)なども手がけた宮廷建築家の片山東熊。中央と左右にドーム屋根をいただくネオ・バロック様式で、明治末期の代表的な洋風建築として1978年(昭和53年)、重要文化財に指定された。

緑に囲まれ、人工池を配した明るい外観が印象的な法隆寺宝物館

1964年(昭和39年)に開館した初代宝物館に代わり、1999年(平成11年)に開館したのが現在の法隆寺宝物館。ニューヨーク近代美術館なども手がけ、美術館建築の名手といわれる谷口吉生の設計によるもので、2001年(平成13年)に日本建築学会賞(作品部門)を受賞。

スクラッチタイルを貼った外観が特徴的な黒田記念館。入館無料

日本近代洋画の父と言われる黒田清輝が、遺産の一部を美術の奨励事業に役立てるよう遺言したことを受け、1928年(昭和3年)に竣工したのが黒田記念館。昭和初期の美術館建築として貴重であることから、2002年(平成14年)に国の登録有形文化財に。

1968年(昭和43年)に開館した東洋館は、法隆寺宝物館を設計した谷口吉生の父である谷口吉郎による設計

今上陛下のご成婚を記念し、1999年(平成11年)に開館した平成館

江戸末期の創建と考えられる黒門(旧因州池田屋敷表門)。重要文化財

そのほか、奈良の正倉院をイメージしたモダニズム建築の東洋館や、昭和建築の本館を意識した造りになっている平成館を、他の展示館と見比べてみるのも楽しい。さらに展示館だけでなく、黒門(旧因州池田屋敷表門)、校倉(旧十輪院宝蔵)など重要文化財に指定されている建築物も屋外展示されているので、敷地内をゆったり建築探訪するだけでも有意義な時間になるはず。

【見どころ2・回り方・所要時間】日本一のコレクション!見るものに迷ったら本館2階へ

東京国立博物館では、日本を中心とする東洋の美術作品、歴史資料、考古遺物などを収蔵しており、その数は約12万件。そのなかには国宝89件と重要文化財646件(2020年3月末現在)が含まれ、質・量ともに日本一のコレクションといえる。

安土桃山時代から江戸時代の屏風と襖を展示している本館7室

そんな所蔵品と寺社などからの寄託品で構成されるのが、常設展にあたる総合文化展。年に3~5回ほど開催される大規模な特別展に注目が集まりがちだが、東京国立博物館は総合文化展も見応えたっぷり。なんと展示件数は約3000件にもおよび、じっくり見ていたら1日あっても足りないほど。

初めて訪れる人はどこから見るべきか迷ってしまうが、まずは本館2階からがおすすめだ。

「日本美術のあけぼの―縄文・弥生・古墳」と題された本館1室。縄文時代の土偶、弥生時代の土器や銅鐸、古墳時代の埴輪や鏡などが並ぶ

本館5室・6室は、刀剣・甲冑・馬具・装束など武士に関わる作品が展示

ここでは、展示室の1室から10室まで時代別の展示が行われていて、順番に巡ることで縄文時代から江戸時代までの日本美術の流れをつかむことができる。一巡りでかかる時間の目安は30分ほど。

本館2室の「国宝室」

そのなかでも特に見逃せないのは、東京国立博物館に所蔵あるいは寄託されている国宝から、選りすぐった作品を、ほぼひと月ごとに1件ずつ展示している「国宝室」。国宝と心静かに向き合える贅沢な空間になっている。

東洋館に展示されているアジアの仏像

もちろん、見たいジャンルや作品が決まっていれば、お目当ての展示館へ。6つある展示館のうち、本館では日本の美術を、東洋館では東洋美術を、法隆寺宝物館では法隆寺献納宝物を、黒田記念館では黒田清輝の作品を展示。また、平成館は1階が日本の考古遺物を展示する考古展示室、企画展示室、2階は特別展専用の展示室になっている(※表慶館は当面、特別展や催し物開催時のみ開館)。

なお、作品保護の観点から、ジャンルや素材によって4週間から8週間ごとに展示替えが行われるので、何度行っても新鮮な驚きに出会えるはずだ。

【グルメ】アート鑑賞の前後や合間にゆったり食事

「ホテルオークラレストラン ゆりの木」の店内

東京国立博物館構内には、5つのレストラン・カフェがある。東洋館別棟1階にある「ホテルオークラレストラン ゆりの木」では、丼や御膳、麺類、カレー、チャーハンといった和・洋・中の多彩なメニューのほか、デザートもそろっている(※2020年10月現在、限定メニューのみの販売。詳細は店頭にて確認)。

2020年にオープンした「カフェ ゆりの木」

そして2020年、新たに「カフェ ゆりの木」が「ホテルオークラレストラン ゆりの木」の隣にオープン。抹茶セットやソフトクリーム、みたらし団子などメニュー豊富で、すべてテイクアウトも可能だ。展示を見たあと、カフェテラスでひと息いれてみては(※2020年10月現在、休業中)。

「ホテルオークラ ガーデンテラス」の外観

法隆寺宝物館1階の「ホテルオークラ ガーデンテラス」では、本格的な洋食メニューが充実。開放感のあるテラス席も人気だ(※2020年10月現在、休業中)。

そのほか、黒田記念館別館には「上島珈琲店 黒田記念館店」、平成館ラウンジには「鶴屋吉信 売店」(※平成館で特別展開催時のみ営業)があるので、ゆったり休憩しながら作品に思いを馳せるのもいいかも。

【お土産】来館記念にぴったりなミュージアムグッズ

アート鑑賞の記念におみやげを買うなら、本館1階と東洋館1階、正門プラザにあるミュージアムショップへ(※2020年10月現在、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、正門プラザのミュージアムショップは休店中)。

「八橋蒔絵螺鈿硯箱缶入クッキー」(税込1080円)。国宝「八橋蒔絵螺鈿硯箱」をモチーフにした缶は13.5×9.5×7.0センチ。クッキーは7種24枚入り

はにわジュエリーの「ネックレス」(税込8800円)、「リング」(税込9900円)、「ブローチ」(税込1万6500円)

ミュージアムショップでは、図書や過去の展覧会カタログのほか、東京国立博物館の収蔵品をもとにデザインした絵はがき、文房具、Tシャツ、アクセサリー、お菓子など、多彩なミュージアムグッズを販売している。

「東京国立博物館オリジナルマスキングテープ」全11種類(幅20ミリ×5メートルが5種類、幅30ミリ×5メートルが6種類)。20ミリが各税込275円、30ミリが各税込396円

「はにわソックス」は全6色あり、各税込440円(ポリエステル・綿、23〜25センチ)

また、マスコットキャラクターやシンボルツリーといった、東京国立博物館にまつわるアイテムもいろいろ。普段使いしやすいグッズも多いので、あれもこれもと目移りしてしまう!

日本で最も長い歴史を持つ博物館にして、日本随一のコレクションを誇る東京国立博物館。教科書にも載っているような貴重な文化財や、敷地内に立ち並ぶ荘厳な建築物を目の当たりにすれば、アート好きではなくてもその迫力に圧倒されるはずだ。

【アクセス・料金】電車を降りて徒歩10~15分ほどで到着

東京国立博物館があるのは東京・上野恩賜公園内。公共交通機関を使う場合は、JR上野駅公園口または鶯谷駅南口から徒歩10分。東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅、千代田線根津駅、京成電鉄京成上野駅から徒歩15分。車で行く場合、首都高速道路上野線・上野出入口から5分ほど。専用の駐車場はないので、駅周辺の駐車場を利用しよう。

総合文化展の入館料は一般1000円、大学生500円、高校生以下および満18歳未満と70歳以上は無料で、特別展は場合により別料金。敬老の日(9月第3月曜日)と文化の日(11月3日)は無料観覧日となっているので、誰でも無料で入館できる(※すべて税込)。なお、2020年9月現在、入館にはオンラインによる事前予約(日時指定券)が必要なので公式サイトで確認を。

【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】

・発熱や咳き込み等の症状がある場合は入館を遠慮ください。
・入館時に検温を実施しています。37.5度以上の発熱が確認された場合、入館できません。
・入館にはマスクの着用が必要です。
・手洗いおよびアルコール消毒に協力ください。
・他の来館者との間隔を2メートル以上空けてください。
・展示室内では会話を控えてください。
・作品、展示ケース、備品や壁には触れないようお願いします。
・展示施設ごとに、入場規制を行う場合があります。
・特別展チケットの払い戻しの場合にも検温を実施しています。37.5度以上の発熱が確認された場合、入館できません。
・正門でのサーモグラフィによる検温を実施しています。
・各展示施設にアルコール消毒液を設置しています。
・館内の消毒、清掃、換気を徹底しています。
・スタッフ、搬入業者等すべての関係者への検温および健康状態の確認をしています。
・会場内の3密(密閉・密集・密接)を防止するため、各展示施設への入場制限を実施しています。
・スタッフのマスクの着用およびインフォメーション等対面箇所での飛沫感染防止用アクリルパネルを設置しています(一部ではゴム手袋やアクリル・フェイスガードを着用)。
・休憩スペースの座席の間隔を確保、または対面とならない配置に変更しています。

※取材・文=CRAING

<施設情報>
住所:東京都台東区上野公園13-9
アクセス:【電車】JR上野駅公園口または鶯谷駅南口から徒歩10分
営業時間:9:30~17:00(最終入館16:30)※時期により変動あり
定休日:月曜(祝日の場合翌日)、年末年始※施設点検のため臨時休館あり
駐車場:なし。駅周辺の有料駐車場を利用
料金:入館料一般1000円、大学生500円、18歳未満と70歳以上の来館者は無料。特別展は別途料金の場合あり

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

※記事内の価格は特に記載がない場合は税抜き表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

※2020年10月時点の情報です。

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