【コロナ対策情報付き】 春日大社の楽しみ方ガイド!特別参拝からお土産・SNS映えスポットまで

東京ウォーカー(全国版)

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春日大社の見どころからグルメ・お土産まで、おでかけの前に知っておくと便利な情報を徹底レポート!(※記事内で紹介している展示や施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください)

春日大社ってどんなところ?約1300年の歴史を誇る世界遺産

奈良公園内にある神社・春日大社は、全国各地に約3000を数える春日神社の総本社。その歴史は今からおよそ1300年前の奈良時代にさかのぼり、平城京守護のために武甕槌命(たけみかづちのみこと)を祭神として迎えたのがはじまりと伝えられる。

高さ12メートル、2階建ての南門は国指定重要文化財

特別天然記念物の春日山原始林を背に、4棟からなる国宝・御本殿、重要文化財の中門・御廊、幣殿・舞殿といった社殿が立ち並び、その神々しい風景に心が洗われるよう。豊かな自然に包まれた境内は四季折々に表情豊かで、のんびりと散策を楽しむのもおすすめだ。

【見どころ1】御本殿のそばでお参りする特別参拝がおすすめ!

【写真】特別参拝で入ることができる東回廊

武甕槌命、経津主命(ふつぬしのみこと)、天児屋根命(あめのこやねのみこと)、比売神(ひめがみ)の4柱を祀る御本殿を囲むように回廊が巡らされている。参拝所までは無料で入ることができるが、ぜひ御本殿のそばでの特別参拝(拝観料500円)をおすすめしたい。特別参拝では、釣燈籠がびっしりと並ぶ朱塗りの東回廊を進み中門へ。奥には御本殿が鎮座しており、中門越しの参拝が叶う。

高さ約10メートルの中門。奥に御本殿がある

春日大社では20年に一度、社殿の修復や造り替えを行う式年造替が行われており、2016年がちょうど60回目。豊かな木々の緑に映える鮮やかな朱色は、こうして絶えることなく受け継がれてきたのだ。美しい朱塗りの回廊は撮影スポットとして人気があり、SNS映えも抜群。回廊内には、ほかにも樹齢約1000年の御神木でもある大杉や、樹齢700年を超える砂ずりの藤など多くの見どころがある。

【見どころ2】随所に登場する愛らしい鹿は春日大社の神様の使い

奈良といえば鹿を思い浮かべる人も多いだろう。そのルーツは春日大社にある。祭神の武甕槌命は白鹿に乗ってこの地にやって来たと伝えられており、鹿は神の使いとして大切に保護されてきた。春日大社の境内や奈良公園で見られる鹿は奈良観光の名物となっており、現在では奈良公園一帯に生息する鹿は国の天然記念物に指定されている。

二之鳥居を入った先の伏鹿手水所で手と口を清めよう(※柄杓は現在撤去中)

境内では鹿をかたどった伏鹿手水所や、鹿の形のおみくじなど、随所に愛らしい神の使いが登場。表参道から脇道へ入ったところに鹿の保護施設である「鹿苑(ろくえん)」があり、ここで行われる鹿の角切りは秋の風物詩となっている。

【見どころ3】春日大社・国宝殿で日本を代表する名宝を鑑賞

春日大社は国宝354点、重要文化財1482点をはじめとする多数の文化財を所有している。その多くが平安時代のものであることから「平安の正倉院」とも称されるほど。

2016年にリニューアルした国宝殿。シンプルモダンな外観だ

国宝殿ではこうした宝物をテーマに合わせて展示している。王朝時代の美術工芸品、刀剣や甲冑、雅楽器など貴重な文化財が並ぶ展示室は見応えがあり、じっくりと時間をかけて鑑賞したい。開館時間は10時~17時(入館は30分前まで)、無休(展示替え休館あり)、拝観料は一般500円、大学生・高校生300円、小・中学生200円(特別展によって拝観料の変更あり)。

【おすすめ】摂社・末社を参拝して、さまざまなご利益を授かろう

春日大社の神域には62社の摂社・末社が祀られている。広大な境内を散策しながら、こうした社を巡ってみてはいかがだろうか。

広報担当者に話を聞くと、「御本殿の南に鎮座する若宮神社を拠点に、15の社をお参りしながら歩く『若宮十五社めぐり』がおすすめです」と教えてくれた。若宮神社の周辺には、子孫繁栄や延命長寿、衣食住、学問といった人生のさまざまな難関を守ってくれる神様が鎮座しており、古くから多くの人が祈願に訪れるという。所要時間の目安は40分ほど。すべてのお参りが済んだら15の社の「御朱印」と「おしるし」をいただくこともできる。

夫婦円満のご利益があるという夫婦大国社

また、一之鳥居から二之鳥居へと続く表参道も気持ちの良い散策コースのひとつ。芝地にはのんびりと鹿が遊び、みずみずしい自然が目を楽しませてくれる。

【お土産・グルメ】鹿モチーフがかわいい!おみくじ&お守りをチェック

若草色の叶守。願い事が叶いますように!

参拝の後は、授与所でお守りを受けよう。神の使いである鹿の姿を刺繍した叶守(800円)は、お守り袋の中に願い事を書く祈願紙が入っている。願いを込めたお守りを大切に身につけることで、神様が背中を押してくださるはず。おみくじも、神の使いである鹿をかたどったユニークなデザインだ。一刀彫の鹿がおみくじをくわえた鹿みくじ(500円)、陶器製の白鹿みくじ(600円)は、お土産としてもおすすめ。

春日大社ならではのユニークな鹿みくじ

参拝途中のひと休みは、国宝殿1階にあるカフェ・ショップ「鹿音」へ。小菓子付きのコーヒーセット(税込720円)などのカフェメニューやランチを楽しめる。営業時間は国宝殿に準じ、ラストオーダーは16時30分。不定休。

【アクセス・混雑情報】日中は混雑。静かな朝の散策がおすすめ

春日大社は奈良観光では外せない人気スポットだけに、境内は大勢の観光客で賑わう。広報担当者によれば「朝早い時間帯は観光客も少なく、ゆっくりと景色を楽しみながら散策できますよ」とのこと。爽やかな朝の空気を楽しみながら境内を巡り、9時からの特別参拝に臨むというのはいかがだろう。

電車・バスでのアクセスは、最寄り駅のJRまたは近鉄奈良駅から奈良交通バス東大寺・春日大社方面行きで約11分~15分、春日大社本殿下車。または奈良交通バス(市内循環・外回り)で約9分~13分、春日大社表参道下車、徒歩10分。

車の場合、京都方面からは京奈和自動車道木津ICから約7キロ。大阪方面からは第2阪奈有料道路宝来ICから約8キロ。駐車場はバス・乗用車あわせて100台用意されており、1回1000円。混雑時は近隣の有料駐車場を利用しよう。

【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】

・当面の間、17時に閉門します。
・祈祷所は通常通り受付していますが、咳エチケットへの配慮、手指消毒などに協力ください。
・萬葉植物園は、感染症拡大防止および園内改修のため、2021年4月中旬(予定)まで一時閉園しています 。
・朝拝の一般参列は当面の間、受け入れを中止します。
・神主が案内する朝のお参りは当面の間、案内を中止します。
・神事および行事、講座および研修会は変更または中止しています。詳しくは公式サイトを確認ください。

取材・文=AVANCER

<施設情報>
住所:奈良県奈良市春日野町160
アクセス:【電車】JR・近鉄奈良駅から奈良交通バス東大寺・春日大社方面行きで約11~15分、春日大社本殿下車すぐ。または奈良交通バス(市内循環・外回り)で約9~13分、春日大社表参道下車、徒歩10分【車】京奈和自動車道木津ICから約7キロ、第2阪奈有料道路宝来ICから東へ約8キロ
営業時間:境内自由。参拝所6:30~17:00(11~2月7:00~17:00)、特別参拝9:00~16:00
定休日:なし(特別参拝は祭典などにより拝観できない日があるので公式サイトを確認)
駐車場:100台(普通車1回1000円)
料金:特別参拝500円、国宝殿 一般500円、大学生・高校生300円、中学生・小学生200円。萬葉植物園 大人500円、小人(中学生以下)250円

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

※記事内の価格は特に記載がない場合は税抜き表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

※2020年8月時点の情報です。

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