【コロナ対策情報付き】出島の楽しみ方完全ガイド!展示や施設担当者おすすめの見どころにグルメも満載

2020年10月29日 11:38更新

東京ウォーカー(全国版)

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出島出島の見どころからグルメ・お土産まで、おでかけの前に知っておくと便利な情報を徹底レポート!(※記事内で紹介している展示やイベント、施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください)

出島ってどんなところ?江戸時代の歴史や雰囲気が体感できるスポットとして人気

1636年(寛永13年)に築造された出島は、1854年(嘉永7年)に日米和親条約が締結され函館などほかの港が開港されるまで日本で唯一、西洋に開かれた場所として日本の近代化に大きな役割を果たした。和洋がミックスした異国情緒漂う雰囲気が魅力で、現在は復元作業が進み、当時の出島が体感できることから長崎の人気観光地のひとつとなっている。

【おすすめ・楽しみ方】施設担当者に聞く!出島の魅力と楽しみ方

筆者蘭人部屋

出島の魅力について広報担当者は「世界史の大きな流れや日本における江戸時代の対外政策の中で、出島を捉えるとダイナミックな歴史が浮かび上がってきます。歴史好きの方にはそのような見方がおすすめです。まずは表門からすぐのところにある筆者蘭人部屋でそれを俯瞰し、そのあとに各建物をご覧になるという順路がいいでしょう」と教えてくれた。

考古館1階

さらにおすすめの楽しみ方については「陶磁器がお好きな方は、旧石倉(考古館)もぜひご覧ください。出島を経由して、日本から西洋に伝わった磁器、逆に西洋から日本に輸入された陶器などが展示されており、外とは違った時間が静かに流れています。

また、敷地内にある着物レンタル『長崎はいからさん』も、国籍を問わず特に若い方々に好評です(有料)。着物姿の写真を撮ってSNSにアップして楽しんでください!」とのこと。

【回り方・混雑情報・所要時間】3カ所の入口のうち表門橋から入るルートがおすすめ

表門

出島の広報担当者におすすめの回り方を尋ねたところ「入口は3カ所ありますが、本来の入口であった出島表門橋を渡って入っていただくと、進むにつれタイムスリップしていくような感覚となり、高揚感が違います。その後、筆者蘭人部屋で出島の全体像を知っていただき、それから各建物を回って個別のテーマをご覧いただくと、出島のことをより深くご理解いただけます。建物を外側から見るだけでなく、ぜひ、ひとつひとつの建物に入って展示や説明をご覧ください」とのこと。“江戸時代にタイムスリップしたような気分になれる”というのも、出島ならではの魅力だろう。

通常、お昼前後からが来場者数が多くなるそう。賑わう出島の様子も魅力的だが、朝の開館直後や夕暮れ以降の人の少ない時間帯も風情があっておすすめだ。所要時間は、敷地内を一周すると短くても45分、じっくり回る場合は2~3時間ほどかかる。

【見どころ1】2020年6月に「日本遺産」に認定されたシュガーロードに関する展示は必見!

出島三番蔵にある砂糖の普及により作られたお菓子についての展示

出島には、現在見学できる建物が20ほどあるが、なかでも表門から入って右に進むとある「三番蔵」では、2020年6月に日本遺産に認定された「砂糖文化を広めた長崎街道~シュガーロード~」に関する展示が必見だ。

三番蔵では、それぞれの銘菓についての説明も

「シュガーロード」とは、江戸時代に長崎街道を通り北九州まで砂糖文化が伝わった道のことで、その街道沿いの各地で砂糖をふんだんに使った銘菓が誕生したという。それら銘菓についての展示もあり、見どころのひとつとなっている。今もなお愛されているなじみの菓子が、そのころから存在したのだと思うと感慨深い。

【見どころ2】出島で最大の建物「カピタン部屋」で当時の生活に触れよう

カピタン部屋外観

カピタン部屋2階にある食卓の再現

オランダ商館長(カピタン)の事務所や住居として使用されていた出島で最も大きな建物が「カピタン部屋」。1階は出島の歴史や生活に関する展示、2階は商館長の生活の様子を再現展示している。日本の役人や大名などが出島を訪れたときに接待をする場所としても使われていたことから華やかで見応えがあるので、ぜひ見てほしい場所のひとつだ。

【イベント】夏にはビアパーティを開催!音楽イベントなども検討中

内外倶楽部レストランの店内

夏には内外倶楽部レストランにて「出島ビアパーティ」を実施。生ビールやカクテルなどの90分飲み放題付、料理は長崎や出島ならではのメニューも入った計10品のコース、席は予約制と、特別感のある催しだ。7月下旬から8月下旬頃まで開催されている。(内容や日程はその年によって変更するため、事前に公式サイトなどで確認を)

ほかにも、音楽イベントや朝市、長崎の歳時記に合わせた季節のイベントも検討しているというから今後は出島での楽しみがさらに増えそうだ。

【グルメ】長崎発祥の「ミルクセーキ」はぜひ食べておこう!

内外倶楽部外観

出島の中には、「旧長崎内外クラブ」1階にレストランがあり、長崎ならではのご当地グルメを楽しめる。長崎名物の「トルコライス」(1200円)や、オランダの伝統的な料理ヒュッツポット(牛肉の煮込み料理)を参考にした「長崎出島ビーフライス」(1950円)など、ランチとしても楽しめるメニューをはじめ、長崎の伝統的な「ハトシロール」(450円)やイノシシ肉などを使ったジビエ料理も楽しむことができる。

長崎発祥!食べる「ミルクセーキ」(500円)

そんな豊富なメニューのなかでも特にイチオシしたいのが「ミルクセーキ」(500円)だ。ミルクセーキというと、一般的には牛乳に砂糖などを加えて作られた甘い飲み物を指すが、長崎発祥の「ミルクセーキ」は飲み物ではなく“食べ物”として提供されている。卵に砂糖、練乳などを混ぜたものにかき氷を加えて作られており、“甘~いフローズン”と表現するとわかりやすいだろうか。展示を見て回って歩き疲れたら、ぜひミルクセーキを食べてひと休みしよう!

内外倶楽部は、1903年(明治36年)に長崎に在留する外国人と日本人の親交の場として建てられたものなので、絶品メニューはもちろん、レトロな雰囲気もまた素敵だ。歴史ある建物で長崎の食を堪能するのも、旅の良い思い出となるだろう。ちなみに、見逃されがちなのだが2階にも居留地時代の展示があるので、食後はそちらにも立ち寄ろう。「オリジナルの建物ですので、明治時代の長崎の雰囲気を感じていただけます」と出島広報担当者もイチオシのスポットだ。

【お土産】長崎ならでは!一風変わった「カステラサイダー」がおすすめ

【写真】長崎ならではのお土産も!左は「カステラサイダー」、右は「DEJIMA CIDER」(各税込270円)

西にある「ヘトル部屋」の1階にあるミュージアムショップで販売されている「カステラサイダー」(税込270円)は、出島土産としておすすめしたい一品。“カステラ”と名が付くがイメージと違って甘過ぎず、さっぱりしていておいしい。「上品な甘さが結構クセになります」と出島の広報担当者もおすすめしている。ほかに、出島の名を冠した「DEJIMA CIDER」(税込270円)もあり、この2本をセットにしてお土産として渡すと喜ばれそうだ。

ミュージアムショップの店内

ミュージアムショップでは、ほかにも土産品をたくさん扱っているので、ここでまとめて長崎土産を買い求めるのもよいだろう。ちなみに、ミュージアムショップで購入したものなどを飲食する場合は、芝生広場へ。芝生広場は飲食可となっているが、それ以外の敷地や建物内では飲食禁止となっているため、注意しよう。

【サービス・施設情報】車椅子とベビーカー無料貸し出しあり!敷地内は全面禁煙

表門ゲート、東側ゲート、西側ゲートの3カ所にて、ベビーカーと車椅子を無料で貸し出している。
また、トイレも敷地内のへトル部屋の1階、筆者蘭人部屋、旧長崎内外クラブ、旧出島神学校の4カ所に設置。へトル部屋の1階と筆者蘭人部屋の2カ所には多目的トイレも設置されている。
ちなみに、出島周辺は長崎市が条例で定めたポイ捨て喫煙禁止地域のため、出島内はもちろん出島周辺でも喫煙ができないところが多いので注意しよう。

【アクセス・入場料金】駐車場がないため、公共交通機関の利用がベター

出島専用の駐車場がないため、出島へはできるだけ公共交通機関を使って行くことをおすすめする。
JR長崎駅から行く場合は、路面電車なら長崎駅前から「崇福寺行き」に乗車し「出島」で下車すると徒歩すぐ。もしくは、「新地中華街」で下車するとこちらも徒歩1分ほどで到着する。路線バスなら、長崎駅前南口から「新地ターミナル行き」に乗車し、長崎新地ターミナルで下車すると徒歩5分ほどで着く。
車の場合は長崎自動車道長崎IC・ながさき出島道路から約1分。車の場合は、専用駐車場がないため近隣の民間駐車場を利用しよう。

出島を見学するには入場料として大人520円、高校生200円、小・中学生100円(未就学児無料、各税込)が必要となる。支払い方法は現金のほか、Alipayなども利用できる。また、入会から1年間、出島に何度も入場できる「出島商館員」(入会金 大人830円、高校生310円、小中学生200円※各税込)も募集している。出島の復元と活用を応援できるプランになっているので、何度も訪れたい人はぜひ検討してみよう。

【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】

・マスクの持参、および着用をお願いしています。
・入場の際、入場券購入前に検温を実施しております。37.5度以上の熱がある場合は長崎市のガイドラインに基づき入場をお断りしております。
・連絡先記入表への記入をお願いいたします。
・受付のアルコール消毒液で手指の消毒をお願いします。
・スタッフには毎日の検温、接客時のマスク着用を義務付けております。
・館内放送でのソーシャルディスタンスの呼びかけを行っております。
・体験展示、スタンプラリーの実施、一部サービスを停止しています。
(カピタン部屋1階における体験展示、ボランティアガイドスタッフによるツアーガイド、タイムトリップビューツアー及びナイトタイムトリップビューツアー)

取材・文=矢野 凪紗

<施設情報>
・住所:長崎県長崎市出島町6-1
・アクセス:【電車】JR長崎駅から路面電車で「出島」電停すぐ、または「新地中華街」電停より徒歩1分
【車】長崎道長崎IC・ながさき出島道路から約1分
・営業時間:8:00~21:00 (最終入場20:40)
・定休日:なし
・料金:入場料 大人520円、高校生200円、小・中学生100円(未就学児無料)

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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※2020年9月時点の情報です。

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