【コロナ対策情報付き】日比谷公園の楽しみ方を徹底紹介!豊かな自然に囲まれた、働く人々の憩いの場

東京ウォーカー(全国版)

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日比谷公園の見どころやおすすめの散策コースなど、おでかけ前に知っておきたい情報を徹底レポート!(※記事内で紹介している展示やイベント、施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください)

日比谷公園ってどんなところ?オフィスビルに囲まれた、緑あふれる都心のオアシス

緑あふれる敷地内の向こうには多くのビルが立ち並び、自然と人工物の美しいコントラストを演出している

日本の「公園の父」といわれる本多静六博士の設計案をもとに、1903年(明治36年)、日本初の近代的洋風公園として誕生した日比谷公園。幕末までは松平肥前守などの大名屋敷地だったが、明治時代に陸軍練兵場となり、その後都市の公園として計画、設計、造成され、今に至る。設計当初に作られた野外音楽堂(現在の野外小音楽堂)や第一花壇、イチョウ並木などに、文化の先駆者としての公園設計者の意気込みを感じることができる。都会のど真ん中に位置しながら敷地内は多くの自然にあふれており、ビジネス街で働く人たちの憩いの場として親しまれている。

【攻略法・所要時間】四季折々の草花を楽しめるスポットが満載!

【写真】開園当時のデザインを今に残すS字形園路のイチョウ並木

イチョウ、もみじの紅葉黄葉で彩られた雲形池

一年を通じて色鮮やかな花を咲かせる第一花壇や、かもめの広場の桜、晩春に第二花壇を青く染めるネモフィラなど、敷地内には四季折々の自然を楽しめるスポットがいっぱい!日比谷公園は紅葉の名所としても有名で、開園当時に造成されたS字形園路のイチョウ並木や、都市公園の噴水としては日本で3番目に古いとされる、鶴の噴水がある雲形池の周りのイチョウやもみじなどが美しく色づく姿は必見だ。

公園を徒歩で1周するのにかかる時間は約30分。園内の施設や見どころを散策しながらだと約1時間を想定しておこう。園内は大きなイベントがなければあまり混雑することはないので、のんびりと散策を楽しめる。園内6カ所に多機能トイレがあり、すべてにベビーベットが併設されているので、車椅子の方や赤ちゃん連れも安心して散策することができる

【魅力・楽しみ方】日比谷公園のシンボル「大噴水」

大噴水を中心とした噴水広場は日比谷公園の代表的な景観であり、メディアへの登場も多い

日比谷公園の最大のシンボルである「大噴水」。噴水池は上中下段の三段構造で、池の直径は30メートル、主噴水の吹き上げ高さは12メートルにおよぶ。夜間はライトアップされ、ロマンチックな雰囲気を醸し出す。噴水は毎日8時~21時まで稼働しており、28分周期で壮大な噴水を楽しむことができる。

【見どころ1】公園設計者の覚悟を今に伝える「首かけイチョウ」

園内最大の巨木としてそびえ立つ雄大な姿は、見る者を圧倒させる

大噴水と並んで日比谷公園のシンボルとして親しまれている「首かけイチョウ」は、園内で最も幹周の太いイチョウの巨木で、樹齢は推定で400年以上とされる。もともとは現在の日比谷交差点に生息していたが、1901年(明治34年)、日比谷通りの拡幅工事に伴って伐採されそうになっていたところを、公園の設計者である本多静六博士が自分の首をかけても移植を成功させてみせると宣言し、見事公園内に活着させたことからこう呼ばれるようになった。秋になると鮮やかな黄葉に色づき、黄金に光り輝く姿は移植から約120年経った今でも多くの人々を魅了している。

【見どころ2】大小の野外音楽堂で、多種多様な音楽イベントを体験

小音楽堂ではさまざまな無料コンサートが開催されている

日比谷公園には現在二つの野外音楽堂があり、現在の野外小音楽堂は、日本初の野外音楽堂として開園当初に開設された。その後1923年(大正23年)に初代大音楽堂が開設され、2度の改築工事を経て現在は3代目となっている。大音楽堂は一般的には「野音」の名で親しまれ、さまざまなアーティストのコンサートに使われている。これまで数多くの伝説を残し、音楽ファンはもちろん、多くのミュージシャンの間でも特別な場所として愛されている。

【グルメ・ランチ】「SPORTS STATION & CAFE」で、健康的なメニューを堪能!

タンパク質をヘルシー感覚で補給できる人気のローストビーフ丼。税込1000円

東京都公園協会がスポーツ用品メーカーのアシックスと提携して誕生した、公園内でスポーツに親しむ拠点となる「SPORTS STATION & CAFE」。「公園から心身ともに健康的なライフスタイルをサポート」をコンセプトに、ランニング時などに利用できるロッカールームを設けたランステーションと、「ナチュラル・ヘルシー・ビューティ」をテーマにしたメニューを扱うカフェを有した施設で、カフェスペースにはスポーツギャラリーを常設し、国内外のスポーツイベントに合わせてさまざまな展示を行っている。同施設の人気メニューがローストビーフ丼で、がっつりとしたボリュームながら、タンパク質をヘルシーに補給できるとおすすめの一品だ。

【おすすめの回り方】施設担当者に聞く!日比谷公園の散策コース

新たに創出されたユリロード。開花のピークである7月には1万2000株のユリが鮮やかに咲き誇る

「日比谷公園の正門といえる日比谷門から園内に入り、まず公園の2大シンボルである大噴水と首かけイチョウを見学します。その後開園当初の姿を残すイチョウ並木を散歩し、雲形池をぐるりと1周したあとは2020年より雲形池から霞門のエリアにかけて新たに創出されたユリロードを散策してみてください。約30種類、1万2000株のユリは6月下旬頃より咲きはじめます。ピークの7月にはユリロード一面が色とりどりのユリの花で彩られ、来園者に憩いと安らぎを提供してくれます」(日比谷公園サービスセンター職員)

【アクセス】最寄り駅から歩いてすぐ!電車での来園がおすすめ

電車の場合は東京メトロ丸ノ内線霞ヶ関駅と、東京メトロ日比谷線・千代田線・都営地下鉄三田線日比谷駅から徒歩すぐ。JR有楽町駅から徒歩8分と、ビジネス街の中心に位置するだけあって抜群のアクセスを誇る。公園地下には公共の有料駐車場もあり、車での来園も便利。

【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】

・サービスセンター窓口には、飛沫感染防止用として透明フィルムを設置しています。
・サービスセンター窓口、テニスコート更衣室に消毒用アルコールを設置しています。
・当面の間、園内の遊具は使用禁止とさせていただきます。

取材・文=小川伸晃

<施設情報>
住所:東京都千代田区日比谷公園1-6
アクセス:【電車】東京メトロ丸ノ内線霞ヶ関駅すぐ。東京メトロ日比谷線・千代田線・都営地下鉄三田線日比谷駅すぐ。JR有楽町駅から徒歩8分
営業時間:24時間開園、サービスセンターは8:30〜17:30
定休日:なし
駐車場:公園地下の有料駐車場463台(300円/30分※22:00~翌8:00は150円/30分、1日最大2700円、車高2.2メートルまで、自動二輪は100円/60分 ※全て税込価格) 
入園料:無料

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

※記事内の価格は特に記載がない場合は税抜き表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

※2020年9月時点の情報です。

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