2025年の紅葉見頃時期予想【全国編】今年の紅葉シーズン、見頃はいつ頃？

(2025年10月10日更新)

株式会社ウェザーニューズから、2025年の「第二回紅葉見頃予想」が発表された。今秋は全国的に気温が高めに推移する傾向で、全国的に広範囲で平年並かやや遅い見頃となるところが多い見込みだ。なお、北海道の10月の気温は平年より低くなる予想で、一部の名所では平年よりやや早い見頃となる可能性があると予想されている。

※予想は2025年10月9日発表のもの。実際の紅葉状況と異なる場合があります。

高温傾向で色づきに遅れも、秋の天候は好条件

紅葉の色づきは秋の気温と深く関係し、気温が低いと色づく時期が早くなり、高いと遅くなる傾向がある。今年の秋は平均気温が高い傾向になる見込みだが、晴れる日の朝晩は放射冷却によって色づきに必要な気温低下が見込めるため、多くの名所で平年並かやや遅い見頃となりそうだ。

【北海道】標高の低い山でも見頃はじまる

北海道は、大雪山旭岳・姿見の池付近など一部で既に今年の紅葉が終了。10月上旬は標高が低い山に見頃エリアが移りはじめている。10月の平均気温は昨年に比べると低い見通しで、多くの名所で平年並の見頃を迎えるとみられる。ただ、10月中旬は寒気が一旦北上するため、例年10月下旬に見頃となる名所ではやや遅い見頃となる可能性がある。

【東北】紅葉シーズンスタート、見頃は平年並かやや遅い予想

標高が高い山から紅葉シーズンが始まった東北地方。10月の平均気温は平年並、11月は平年より高い予想で、紅葉の見頃は平年並かやや遅くなる予想だ。

【関東・甲信】山地から紅葉シーズン開始！平年並かやや遅い見頃に

関東甲信は、標高の高い千畳敷カール(長野)や駒ヶ岳ロープウェイ(長野)といった名所で見頃を迎え、紅葉シーズンがスタート。今後、平均気温は平年より高い傾向にあるものの、天気が周期的に変化し朝晩の冷え込みが見込めるため、これから見頃を迎えるスポットでは平年並かやや遅い見頃となると予想されている。

【北陸】多くの名所で平年並かやや遅い見頃に

北陸では、室堂平(富山)や弥陀ヶ原(富山)で既に見頃を迎えた。今後は晴れる日の朝晩は放射冷却によって色づきに必要な気温低下が見込めるため、多くの名所で平年並かやや遅い見頃になる予想だ。

【東海】見頃は平年並かやや遅い時期に

東海の紅葉は、平年並かやや遅い見頃となる予想。平均気温は平年より高い傾向の一方、朝晩の冷え込みで色づきは進むため、今後見頃を迎える名所の多くで平年並かやや遅い時期となるとみられる。

【近畿】今年の紅葉は平年並かやや遅い見頃予想

10月の平均気温が平年より高い傾向にある近畿。今後の天気は周期的に変化し、紅葉の色づきに必要な気温の低下が見込めるため、多くの名所で平年並かやや遅い見頃となりそうだ。

【中国・四国】比婆山や剣山などの山で色づきはじまる　平年並からやや遅い見頃に

中国・四国では、比婆山(広島)や剣山(徳島)などの山で色づきがスタート。今後、晴れる日の朝晩は放射冷却によって色づきに必要な気温低下が見込めるため、多くの名所で平年並かやや遅い見頃を迎えるとみられる。

【九州】紅葉見頃は平年並かやや遅め

気温の高い日が続いている九州。今後も平均気温は南部を中心に平年より高い傾向にあるものの、天気は周期的に変化し朝晩は気温低下が見込めるため、紅葉の見頃は多くの名所で平年並かやや遅い時期になる予想だ。

上記の予想は今後の気温や天候により変わる場合があるので、おでかけの際は最新情報を確認しよう。なお、株式会社ウェザーニューズのウェブサイト・スマートフォンアプリ「ウェザーニュース」では、9月4日より全国の名所約1100カ所の見頃予想日やスポット情報を公開中だ。紅葉狩りに出かける際はあわせてチェックしたい。

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