国内最大規模の鍾乳洞「秋芳洞」!秋吉台とともに大自然を満喫しよう!【コロナ対策情報付き】

2021年4月5日 16:00更新

東京ウォーカー(全国版)

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秋芳洞の見どころについて、おでかけの前に知っておくと便利な情報を徹底レポート!(※記事内で紹介している施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください)

【知ろう】秋芳洞と秋吉台ってどんなところ?

秋吉台(春〜夏)

山口県美祢市に広がる、日本有数のスケールを誇るカルスト台地「秋吉台」。この広大な大自然を有する秋吉台は、東方約16キロ、北西約6キロにもなり、総面積の45㎢のほとんどが国定公園に指定されている。草原の緑の上に石灰石が無数に広がり、360度どこを見回しても自然が広がる西日本屈指の景勝地となっており、古くからドライブやハイキングコースとして根強い人気を誇る。

そもそもこの地形の成り立ちは、今からおよそ3億5千年前に海底火山の噴火がきっかけ。噴火により海の中に山が出現し、その後サンゴをはじめ生物の死骸が石灰分となって堆積。堆積した石灰分は石灰岩となり地殻変動によって隆起し、長年の雨水で侵食され、凸凹地形のカルスト台地ができあがった。そして、雨水が石灰岩の割れ目から流れ込み、その割れ目が徐々に溶けながら大きくなり、やがて巨大な洞窟へと形成され、秋吉台の地下に広がる鍾乳洞「秋芳洞」が誕生した。

秋芳洞は、最大幅約120メートル、天井高約30メートル以上と国内最大クラスの規模を持ち、総延長10.7キロのうち約1キロほどが一般公開されている。高さ15メートルの大石灰華の柱や垂れ下がる鍾乳洞など、道中には多数の見どころが点在している。

【見どころ1】大草原が気持ちいい「秋吉台」を満喫!

秋芳洞とセットで楽しみたい秋吉台の見どころも押さえておこう。まずは、秋芳洞の入り口とも言える「秋吉台観光交流センター」から車で北へ約5分のところにある「秋吉台カルスト展望台」でカルスト台地を見渡そう。小高い丘の上にあるから、その独特な地形がよく観察でき、草原と山、空が織りなすコンストラストをじっくりと眺望できる。

秋吉台(春〜夏)


秋吉台にはいくものトレッキングコースが用意されている。秋吉台カルスト展望台を中心とした「カルスト展望台コース」や、長者ヶ森周辺を散策する「長者ヶ森コース」、家族旅行村から西の西山などを巡る「秋吉台家族旅行村コース」など、約30分から最長2時間ほどのトレッキングができる行程だ。基本は無料となっているがガイドをつけることもできるので、希望者は事前に予約必須。

「秋吉台観光交流センター」と、レストスペースやコーヒースタンドで休憩ができる「Mine 秋吉台ジオパークセンター Karstar(カルスター)」では、レンタサイクルも可能。クロスバイクや電動マウンテンバイクなどをレンタルして、カルストロードを気持ちよく疾走しよう。

Mine 秋吉台ジオパークセンター Karstar(カルスター)

Mine 秋吉台ジオパークセンター Karstar(カルスター)

カルストロード


展望台から北へ向かうと現れる「長者ヶ森」も絶好のフォトスポット。草原に木がモコモコと生い茂る、秋吉台で唯一の原生林は神秘的な雰囲気。ここには、壇ノ浦の合戦で敗れた平家の武将が隠れて住み、屋敷を構えていたとされ古い井戸も残されている。トレッキングがてら、平家の足跡に思いを馳せてみるのもいいかも。

長者ヶ森


【見どころ2】自然が生み出した巨大な芸術「秋芳洞」を探検!

国の特別天然記念物に指定されている「秋芳洞」。洞窟の総延長は約10.7キロといわれているが、一般観光コースに認定されているのはそのうち約1キロ。観光コースは、「秋芳洞案内所」から歩道を川沿いに少し歩くと、洞窟に続く木製の遊歩道へとつながっている。

秋芳洞(正面入口)


洞内は年間を通じて約17℃と、夏はひんやりとする天然のクーラー。観光コースはじっくり見て回ると往復で約2時間の行程となっているため、寒さが気になる人は一枚羽織るものを持っておくなどの準備をしておこう。

入り口からすぐ見えてくるのが「青天井」。水面が天井に反射して青く光ることからこの名が付けられたそう。

秋芳洞(青天井)


そこから進むと見えてくるのが、秋芳洞のハイライト「百枚皿」。水に溶けた石灰分が皿の縁のように堆積して造形され、その皿状の岩が斜面に重なるようにして連なった、なんとも壮観な景色。段々畑のように連なる皿は500枚以上あり、世界的にもこれほど大規模な皿状の石灰華は珍しいという。

秋芳洞(百枚皿)


百枚皿の次なる見どころは「広庭(ひろにわ)」。ドーム状の広大な空間が広がり、天井には地割れのようなひび割れ、対岸の岩壁には水蝕された跡が残っている。そして広場の中央には、石灰分を含んだ水が堆積してできた高さ約5メートルの「洞内富士」があり、記念撮影スポットとして人気。

秋芳洞(洞内富士)


百枚皿のような皿状の岩で構成された「千町田」を過ぎると「傘づくし」が現れる。天井に垂れ下がるこの鍾乳石群は、昔の傘屋の天井のように見えることから名付けられた。

秋芳洞(傘づくし)


そして、コースの終盤には「黄金柱」という、その名の通り大黒柱のような巨岩が。高さ15メートル、幅4メートルもの柱の表面には無数の溝があり、かつては巨大な滝だったことがうかがえる。

秋芳洞(黄金柱)


そのほか、洞窟内にはいくつもの見どころが点在している。自然から生み出された奇岩・奇石を間近でじっくりと観察しながら進んでいこう。

岩肌に架けるハシゴを登ったり、鍾乳石の間をくぐったりなどの冒険気分を味わえる「冒険コース」もあるが、新型コロナウイルスの影響により当面は休止予定。公式サイトなどを確認して再開を待とう。

冒険コース


【見どころ3】人類の進化の過程を学べる「3億年のタイムトンネル」

秋芳洞(3億年のタイムトンネル)

コースの最後に待ち考えているのが「3億年のタイムトンネル」。全長187メートルの人工トンネルの中には、地球起源から現代までの壮大な歴史が描かれ、照明や音楽などでドラマチックに演出されている。

トンネルは別の入り口「黒谷入口」まで続き、ここから折り返しとなる。ちなみに、入り口は秋芳洞案内所(正面入口)以外にも、秋吉台案内所(エレベーター)や黒谷案内所からの出入り口もある。どの出入り口も「秋芳洞循環バス」(土日祝のみ稼働)で繋がり、駐車場もあるため、都合に合わせて利用しよう。

【見どころ4】秋芳洞&秋吉台観光のポイント!

行程にもよるが、秋吉台はトレッキングだと約1時間程度、ドライブだと約30分で満喫でき、秋芳洞は徒歩でじっくりと見て回ると約2時間を要する。両方合わせて3時間以上を確保して、思う存分堪能しよう。

秋吉台も秋芳洞もどちらも不安定な足場があるため、スニーカーやトレッキングシューズなど歩きやすい靴を装備するのがおすすめ。また、秋吉台は日陰が少ない分、夏には帽子など日焼け対策も忘れずに。

そして、観光シーズンもチェックしておこう。春には草花、夏には青々とした草原、秋にはススキなど、季節によって風景が変化するのも秋吉台の魅力。気候や天気を見計らって十分に計画を立て、大自然を体感しよう。

秋吉台(秋)

秋吉台(草紅葉)

秋吉台(冬の大三角形)


【アクセス】ドライブに最適な車でのアクセスが便利

車の場合は、中国自動車道美祢東JCTを経由して、小郡萩道路秋吉ICから約10分。展望台や秋芳洞の各入り口には駐車場を完備しており、ついでにドライブを楽しむならば車でのアクセスが便利だ。バスでは、JR新山口駅から防長バス秋芳洞行きで約40分となっている。

【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】

・洞窟の各案内所に消毒剤を設置しています。
・サーモグラフィや非接触型体温計にて検温を実施します(原則37度以上の方の入洞不可)。
・マスクを必ず着用してください(非着用時入洞不可)。
・チケット売り場では一定の距離をお取りください。
・状況により入洞者数の制限を実施します。
・秋芳洞内のエレベーターは運行を停止しています。
・秋芳洞内の音声ガイド機は使用を禁止します。
・秋芳洞冒険コースは当面の間、中止します。
・カウンターや椅子など備品は定期的に消毒します。

取材・文=森川和典

<施設情報>
・住所:山口県美祢市秋芳町秋吉3506-2
・アクセス:【電車】JR新山口駅からバスで約40分、秋芳洞バス停から徒歩5分【車】小郡萩道路秋吉台ICから約5分
・営業時間:3〜11月 / 8:30〜17:30(閉洞18:30)、12〜2月(閑散期) / 8:30〜16:30(閉洞17:30) ※黒谷入口からの入洞は16:30まで
・定休日:なし
・駐車場:正面入口付近 / 第1駐車場:213台(新型コロナウイルス感染拡大防止のため閉鎖中) 第2駐車場:357台(1日1回 普通車500円、閑散期閉鎖)、黒谷入口 / 120台(無料)、エレベーター入口 / 150台(無料※新型コロナウイルス感染拡大防止のため閉鎖中)

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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※2020年9月時点の情報です。

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