今なお色褪せない図像の世界、鹿児島市立美術館で「乙女のモダンデザイン~大正イマジュリィの世界~」開催

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鹿児島県鹿児島市にある鹿児島市立美術館の一般展示室(1・2)、企画展示室で「乙女のモダンデザイン~大正イマジュリィの世界~」が11月15日(日)まで開催中。

「乙女のモダンデザイン~大正イマジュリィの世界~」ポスター表 写真は主催者提供


多彩な大衆文化が発展した大正時代、印刷技術の進歩とともに装幀、挿絵、ポスターなどさまざまな印刷物の図像(イマジュリィ)が社会に浸透し親しまれた。それらのデザインはアール・ヌーヴォーやアール・デコなど西洋の様式に、日本の文化や芸術を巧みに融合させながら独自の表現として豊かに花開いた。

本展では“大正イマジュリィ”を生み出した作家たちを紹介。儚さと抒情性を湛えた女性像で一世を風靡した竹久夢二(たけひさ ゆめじ)、グラフィック・デザイナーの先駆け杉浦非水(すぎうら ひすい)、女学生に絶大な人気を誇った高畠華宵(たかばたけ かしょう)。そして鹿児島出身の藤島武二、和田英作、橋口五葉、東郷青児ら日本の近代美術を代表する画家たちも書籍装幀を中心に優れたデザインの仕事を手がけてきた。

【写真】竹久夢二《唯我心悩ぞ知らめ》(セノオ楽譜二七番)1924年(大正13年) 写真は主催者提供


雑誌や楽譜、広告など大正時代の暮らしが垣間見られる印刷物も多数展示。当時の大衆を魅了し日常に美を添えたイマジュリィの数々は、現代の私たちの身近にあふれているデザインやイラストレーションの原点ともいえる。モダンでユニーク、おしゃれでかわいらしい、約100年経った今なお色褪せない“大正イマジュリィ”の魅惑的な世界を楽しめる「乙女のモダンデザイン~大正イマジュリィの世界~」に出かけよう。

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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