【コロナ対策情報付き】蔵王温泉スキー場を遊び尽くす!極上のパウダースノーを楽しめる、東北最大級のスノーリゾート

東京ウォーカー(全国版)

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蔵王温泉スキー場の見どころからグルメ・お土産まで、おでかけの前に知っておくと便利な情報を徹底レポート!(※記事内で紹介している展示やイベント、施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください)

蔵王温泉スキー場ってどんなところ?蔵王連峰山麓に広がる広大なゲレンデ

【写真】蔵王山麓の大パノラマ展望はまさに絶景

蔵王連峰(ざおうれんぽう)山麓に広がる「蔵王温泉スキー場」は、東北最大級のスノーリゾート。総面積305万平方メートル、最長滑走距離9000メートルの広大な敷地を誇り、変化に富んだ計26本ものゲレンデ・コースを備えていて、初心者から上級者までさまざまな人が楽しめる。麓の蔵王温泉街には本格温泉宿が立ち並び、足湯や立ち寄り湯でも自慢の天然温泉を堪能することができる。スキーやスノーボードなどのウインタースポーツだけでなく、土地観光も満喫できる総合リゾートだ。

また、場内にはスキー・スノーボードのレンタルショップのほか、スキー・スノーボードスクールも多数運営されている。料金などの詳細は公式サイトから直接施設に確認しよう。

【注意事項】来場前に天気や積雪を事前にチェック

スキー場のコンディションは、積雪量や天気などの自然環境によって大きく左右される。スキーやスノーボードを最大限楽しむために、事前情報はしっかりと把握しておきたい。公式サイトでは、シーズン中は毎朝6つのエリアごとの天候・気温・積雪量が更新されるほか、ゲレンデ・コースごとの滑走可否と雪質、ロープウェイ・リフトの運行状況が確認できる。また、蔵王中央エリアにはライブカメラが設置されており、リアルタイムで状況をウォッチすることもできる(6時〜18時まで、1分間隔で更新)。効率的に回るためにも、これらを事前にチェックしておこう。

【攻略法】初心者から上級者まで満喫!レベル別おすすめコースと山頂の目指し方

6つのエリア内に14のゲレンデ・12のコースがあり、1日では遊び尽くせないほどのスケールを誇る蔵王温泉スキー場。初心者には傾斜がゆるやかな上の台・竜山・中森・横倉・ユートピア・アストリアの各ゲレンデがおすすめだ。中級者は中央・ダイアモンド・百万人・大森ゲレンデ。上級者は横倉の壁・黒姫ゲレンデ・ハーネンカムにチャレンジしてみよう。

特に横倉の壁は、全国でも屈指の難コースとして有名だ。全長250メートルながら、上から覗くとほぼ垂直に見える最大38度の急斜面と、不規則なコブが挑戦者を待っている。上の台ゲレンデと横倉ゲレンデでは17時〜21時までナイター営業をしており、朝から夜まで思う存分滑りを楽しめる。ナイター営業日と時間は天候状況によって変わるので、公式サイトをチェックしよう。

山頂から続くザンゲ坂・樹氷原コースでは、迫力満点の樹氷を間近にスキー・スノーボードを楽しめる


山頂へはスキー場中央部の蔵王山麓駅から乗れる蔵王ロープウェイ山麓線が最短ルートだが、特に土日・祝日は樹氷目当てのスノーハイカーで混雑しがち。山頂を目指すのであれば、他の迂回ルートを使い、滑りながら上を目指していく方がいろいろなコースも滑れて効率的だ。特にスノーボーダーの場合は、コースとリフトの接続がよい、右手の「大森ゲレンデ」から向かうのがおすすめ。山頂に着いたら滑る前に景色に目を向けてみよう。蔵王連峰を見渡せる絶景の大パノラマ展望はまさに圧巻!

【見どころ1】最大の魅力である雪質抜群のパウダースノー

抜群の雪質でスキーヤー・スノーボーダーを魅了する、蔵王温泉スキー場自慢のパウダースノー

蔵王スキー場の最大の魅力は、上質なパウダースノー。水分をほとんど含まない、さらさらとした抜群の雪質で、快適な滑りを楽しめると評判だ。加えて、自然の地形を生かしたバラエティ豊かなコースは初心者から上級者まで大満足の設計となっている。積雪状況によっては12月中旬くらいからスキー・スノーボードを楽しめるが、パウダースノーを楽しむなら1月上旬から2月下旬の時期がおすすめだ。

【見どころ2】世界に誇る樹氷の造形美

スノーモンスターと呼ばれ、蔵王の代名詞でもある樹氷は迫力満点!

夜にはライトアップが行われ、日中とは違った幻想的な表情を見せる

「蔵王の樹氷」は、蔵王温泉スキー場に来たら一度は見ておきたい絶景。樹氷は「スノーモンスター」とも呼ばれ、蔵王特有の気候条件の中、針葉樹のアオモリトドマツが雪と氷に覆われてできる自然の芸術で、シーズン中は樹氷目当てのスノーハイカーも多く訪れる。見頃は1月下旬から3月上旬で、最盛期は2月。

樹氷を眺めながらスキー・スノーボードを楽しみたいなら、蔵王ロープウェイ山頂線「地蔵山頂駅」を降りてすぐの「ザンゲ坂コース」がおすすめだ。年末年始と1月の週末、2月の夜には樹氷のライトアップも行われ、日中とは趣が異なる幻想的な風景を楽しめる。観賞時は気温がマイナス10度以下になる場合もあるので、しっかりとした防寒対策を忘れずに。

【イベント】「スキーこどもの日」でお得に雪山デビュー!

例年1月中旬から3月中旬頃までは、サンライズ・中森・大森の各ゲレンデにてキッズパークを開設予定。横倉第1リフトのりばの南側にはソリスペースも用意され、スキーやスノーボードはちょっと早いかも、という子供も存分に雪遊びを楽しめる。同じく小学生以下の子供は通常税込2500円の全山共通一日券が税込1000円になる「スキーこどもの日」も開催される。詳しい日程は公式サイトをチェック。「スキーこどもの日」で、お得に雪山デビューしてみてはいかがだろう。

【グルメ】手軽に食べられる山形名物のファストフード

串に刺さっているので片手で気軽に食べられる。税込100円から温泉内各所で販売

多くのご当地グルメがある蔵王温泉でも、特に外せない一品が玉こんにゃくだ。丸いこんにゃくを醤油で煮込み、串にさしたもので、手軽さと手頃な価格から、山形のファストフードとして親しまれている。

クセが少なく柔らかなラム肉を使ったジンギスカンはとってもジューシー。税込1300円から温泉内各所で販売

また、蔵王温泉の知る人ぞ知る名物であるジンギスカンもおすすめ。同地はジンギスカン発祥の地という説もあるほどで、綿羊の盛んだった昭和初期の頃から、庶民の間で羊の肉を使った焼肉が親しまれており、山形の伝統工芸品である「山形鋳物」で兜のような鍋を作ったのがはじまりとされている。蔵王ジンギスカンはクセが少なく、柔らかで厚みのあるラム肉を使用しており、外はこんがり、中はジューシー。こちらも蔵王温泉内の宿やレストランで味わうことができる。

【お土産】蔵王温泉の伝統和菓子「稲花餅」に舌鼓

豊かな香りの笹は蔵王で取れる本物の隈笹を使用。5枚入り税込700円から温泉内各所で販売

温泉街には工芸品やグルメ商品などバラエティ豊かなお土産が揃うが、蔵王温泉観光協会の担当者によるおすすめのお土産が、蔵王温泉名物「稲花餅(いがもち)」だ。蔵王で取れるクマ笹の葉の上に、甘さ控えめの餡が詰まったふんわり食感の餅が3つ置かれ、餅の上に黄色く染めた米粒が飾ってある、おいしくて見た目もかわいい餅菓子。温泉街の数カ所で販売されており、午前中でなくなることもある人気のお土産だ。

【アクセス・リフト料金】バスターミナルからゲレンデまで徒歩10分

蔵王温泉スキー場への主なアクセス方法は、新幹線か飛行機とバスを併用するパターンと、車で訪れるパターンの3つ。

はじめに、新幹線の場合は、JR山形新幹線山形駅から蔵王温泉行きバスで約40分、運賃は1000円。基本的には1時間に1本だが、人数によって増発もあり。バスターミナルからゲレンデまでは徒歩約10分となっている。仙台駅からは蔵王温泉行き高速バスに乗り換えて約1時間25分、蔵王バスターミナルで下車しよう。運賃は大人1800円、子供900円。こちらは要予約のうえ、1日に往復で1本しかないので注意。

飛行機で訪れる場合は、最寄り空港の「おいしい山形空港」から、おいしい山形空港観光ライナーに乗り換えて約1時間、蔵王中央ロープウェイ温泉駅または蔵王ロープウェイ蔵王山麓駅で下車。こちらは前日の17時までに事前予約が必要で、運賃は片道大人3000円、子供・障がい者は1500円。

車の場合は山形自動車道山形蔵王ICから西蔵王高原ライン経由で約30分、東北中央自動車道山形上山ICから約20分。駐車場は蔵王温泉スキー場全体で7000台で、平日無料(有料日1000円)。ゲレンデ入り口近くの竜山駐車場(300台)・黒姫駐車場(200台)は有料日500円。

リフト券の1日券は大人5000円、子供2500円、シニアと中高生は4400円。他にもナイター券やシーズン中ずっとリフトに乗り放題のシーズン券など、用途によって多種多様なチケットが揃う。営業開始日直後のオープンシーズンや、営業終了間近のファイナルシーズンには割引もあるので、あわせて公式サイトでチェックしよう。チケットはICチケットとなっており、500円の預かり金が必要となる。こちらは返却時に返金される。※すべて税込み

【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】

・従業員はマスク・フェイスシールド着用のうえ、検温・手洗い・消毒などの完全防止策を実施しております。
・レストランや休憩所等、人が集まる場所は換気及び消毒を徹底しております。

取材・文=小川伸晃

<施設情報>
住所:山形県山形市蔵王温泉(施設全体)
山形県山形市蔵王温泉土合708-1(蔵王温泉バスターミナル)
アクセス:【電車】JR山形駅より山交バスで約40分、仙台駅より高速バスで約1時間25分(要予約)、おいしい山形空港よりおいしい山形空港観光ライナーで約1時間(要予約) 【車】山形自動車道山形蔵王ICから西蔵王高原ライン経由で約30分、東北中央自動車道山形上山ICから約20分 
定休日:なし※オープン・クローズ時期は積雪量をみて決定、公式サイトで発表
営業時間:9:00〜17:00、ナイターは17:00〜21:00
駐車場:施設全体で7000台、竜山駐車場300台・黒姫駐車場200台
駐車料金:平日無料(有料日1000円)、竜山駐車場・黒姫駐車場は有料日500円 ※すべて税込
リフト料金:公式サイトを確認

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

※記事内の価格は特に記載がない場合は税抜き表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

※2020年9月時点の情報です。

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