埴輪や土器から葬送儀礼をひも解く、和歌山県立紀伊風土記の丘で「埴輪が語る古墳の祀り」開催
東京ウォーカー(全国版)
和歌山県和歌山市にある「和歌山県立紀伊風土記の丘」で秋期特別展「埴輪が語る古墳の祀(まつ)り」が12月6日(日)まで開催中。

和歌山県立紀伊風土記の丘は、国の特別史跡「岩橋(いわせ)千塚古墳群」の保全と公開を目的として1971年8月に開館した登録博物館。約65ヘクタールある園内には、標高150メートルの丘陵から北斜面一帯に、大小およそ500基の古墳が点在する。
古墳時代(3世紀中頃~7世紀)、大王や首長たちの墓である古墳が数多く造られた。その大きさや形が埋葬者の権力や政治的な身分を表す一方、埋葬に伴いさまざまな祀りが執り行われる舞台でもあった。
祀りの舞台である古墳には、巫女や武人、馬や神殿など多様な埴輪が、一定のルールのもと組み合わさって並べられ、さまざまな情景を表現していたと考えられる。土師器(はじき)や須恵器(すえき)と呼ばれる土器も、古墳の埋葬者への捧げものとして用いられてきた。

こうした祀りはヤマト政権によって各地域の首長たちに広められ、埴輪の造形や配置に表される祀りの内容は、地域や時代によって独自の姿へと変化していったと考えられる。本展は、ヤマト政権の大王墓と紀伊の首長たちの古墳に立てられた埴輪や土器の「造形」や「配置」から、紀伊の古墳祭祀についてひも解く内容となっている。
埴輪や土器から垣間見える古墳の祀りを学べる「埴輪が語る古墳の祀り」に出かけよう。
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