「仲間は人生の財産になる」EXILE・MATSUが特別講師として名古屋に!
東海ウォーカー
EXILEをはじめ、三代目J Soul BrothersやE-girlsら人気アーティストが多数所属し、世界にも事業を展開するグローバルエンターテインメント企業「LDH」。“LOVE+DREAM+HAPPINESS TO THE WORLD”をモットーに掲げる実力派集団が、“エンタテイナーを育成していくスクール”として開校したのがEXILE PROFESSIONAL GYM(以下、EXPG)だ。現在、国内に11校のほかニューヨークと台北にもそれぞれ展開する同スクール。名古屋校では去る2017年2月13日に特別講師を招いて、ダンスレッスンやトークショーなどの特別カリキュラムを実施した。

この日、特別講師として来校したのはEXILE HIROと共にZOOやJapanese Soul Brothers(以下、JSB)で活躍した伝説的ダンサーのBOBBYと、2015年をもってEXILEのパフォーマーを卒業した松本利夫(以下、MATSU)の2人。ダンスレッスンは、BOBBYがメインとなり指導。MATSUは場内をくまなく動き回り、一人ひとりの動きをしっかりチェックするなど熱心にサポートした。


2時間ほどレッスンをした後は、EXPGのインストラクターによる司会のもと、BOBBYとMATSUによるトークショーが行われた。
「仲間は人生の財産になる」

――EXPG名古屋校の印象はいかがですか?生徒たちへのアドバイスなどもあればお聞かせください。
BOBBY「みんな振りの覚えが早い!それはいろいろなジャンルを練習しているからだと思います。でも、それではかえって中身が薄くなってしまうこともあります。誰にも負けない分野を見つけて、猛特訓することで武器にしてほしいですね」
MATSU「設備もしっかりしていて、仲間もたくさんいて、すごく恵まれていると思います。それにしてもみんなレベルが高い!今、隣にいる人が数年後は大スターになっているかもしれませんよ(笑)。…というのが理由ではないですが、仲間は本当に大切にしてください。僕は周りから批判されることもあったのですが、常に“ぜってぇ負けねぇ!いつか見返す!”という気持ちを持っていました。そんな時、周りに仲間がいてくれたのはとても大きかったんです。“仲間は人生の財産になる”ということを覚えておいてください!」
――ダンスを始めたきっかけを教えてください。
MATSU「僕が16歳の時、日本でダンスブームが起きたんです。ダンス番組の『CLUB DADA』でZOOのパフォーマンスを観て『かっこいいなぁ』と思いました。ダンスをやればモテるんじゃないかと思って、流行に乗ったのが始まりです(笑)。その後、黒人のHIPHOPカルチャーに憧れて20歳の時にニューヨークに留学しました。帰国していろいろなコンテストに出るなかで、ÜSAとMAKIDAIに出会って。気付いたら一緒のチームになっていました(笑)」
BOBBY「僕がHIROたちとJSBとして活動しているなか、ストリートダンスシーンで頭角を現してきたチームがBABYNAIL(MATSU、ÜSA、MAKIDAIらが所属していたグループ)。彼らに声をかけてHIROに紹介しました」
MATSU「当時、ストリートダンスシーンを席巻していたBOBBYさんやHIROさんは本当に憧れの存在で、そんな方々と一緒にダンスができるのは夢のようでした。初めてお会いした時のHIROさんは、青いダウンを着ていて、大きなスタジオの隅の方でパイプ椅子に座りながら競馬新聞を読んでいました。あの姿は一生忘れません(笑)」
BOBBY「その後、HIROを中心にMATSU、ÜSA、MAKIDAIとボーカルのSASAでJ Soul Brothersが結成されたんだよね」
MATSU「はい。5人で2年間頑張っていたのですが、SASAが作家活動に専念するため脱退してしまいました。その後、ATSUSHIとSHUN(現・清木場俊介)が加入してEXILEとしてデビューしたんです」

――いろいろな苦労をどのように乗り越えてきましたか?
MATSU「HIROさんの気持ちが本当に強いんです。初代のJ Soul Brothersは売れませんでした。それでもHIROさんは、“いつか必ず売れるJ Soul Brothersを作りたい”という夢を持ち続けていて。そして、ようやく三代目J Soul Brothersが世に知られるようになり、続けることの大切さを学びました。EXILEとしては、デビュー後に音楽性の違いからボーカルのSHUNが脱退し、同時期にATSUSHIも手術のため長期離脱。正直、EXILEはもう終わったと思いましたね。でもHIROさんは違いました。EXILEは夢を追いかけてきたグループだから、『ボーカルオーディションをしよう』と。一瞬驚きましたが、『HIROさんが言うなら大丈夫!』と思って賛成しました。それで新メンバーにTAKAHIROを迎えて、無事新たなスタートを切ることができたんです」
トークショーの終盤には生徒からの質問コーナーも設けられ、2人は予定時間を大幅に超えるほど真剣に生徒たちと向き合った。

「一歩踏み出す勇気、やり続ける根性、絶対負けないという気持ち」
その後、2人は東海ウォーカーの独占取材に対し、特別カリキュラムを終えての率直な感想を語ってくれた。
MATSU「今日は教える側の立場として来たのですが、結果的に自分が勉強させてもらいました。初心を思い出すことができたような気がします」
BOBBY「MATSUの言うとおりで、本当に勉強になりましたね。教えるということは、学ぶということでもあると思うんです。今日は貴重な経験ができました」
――仕事に励む社会人に向けて、一言いただけますでしょうか?
MATSU「仕事をするうえで、信頼関係というのは非常に大切です。信頼を得るためには、ここに骨を埋めるんだというくらいの強い気持ち・覚悟を持つことが必要だと思います。笑われてもいい、馬鹿にされてもいいから、一歩踏み出す勇気と、やり続ける根性、絶対負けないという気持ちを常に持ち続ける。つらい時は仲間に頼ればいいんです。信頼関係ができていれば、絶対に助けてくれるはずです」
BOBBY「仕事を好きになることが大切。好きでなくてはダメだと思います。情熱があれば周りからも認めてもらえる。自分自身、好きなことを仕事にできて本当に幸せだと思います」
MATSU「やっぱり気の持ちようって一番大切ですね!」

最後は2人そろって、“気持ち”の重要性について力説。今回、特別カリキュラムを実施した理由についてMATSUは、「ツアーなどでお手伝いしてくれているEXPGの生徒たちに、感謝の気持ちを込めて恩返しをしたかった」と頬を緩めた。その思いは、しっかりと生徒たちに伝わったはずだ。【東海ウォーカー/武田一希】
武田一希
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