古代遺跡に並ぶ立体造形群は圧巻、伊賀市で「大平和正展 城之越遺跡よ、風に還れ」開催

東京ウォーカー(全国版)

X(旧Twitter)で
シェア
Facebookで
シェア

三重県伊賀市にある広さ7600平方メートルの城之越遺跡(じょうのこしいせき)で、日本の風土に根ざした環境造化という視点で陶、水、金属、石、庭などによる幅広い造形活動を続ける大平和正の彫刻「風還元(かぜかんげん)」シリーズを展開する「大平和正展 城之越遺跡よ、風に還れ」が11月29日(日)まで開催中。

城之越遺跡に大型立体造形が並ぶ幻想的な空間が広がる 写真は主催者提供


日本庭園のルーツともいわれる史跡・城之越遺跡は、井泉(せいせん)から湧き出る水を対象とした祭祀(さいし)が執り行われた4世紀後半(古墳時代前期)の遺構。流路の斜面に施された貼石や、曲線が多用された流路形状など、古墳時代の遺跡にしては極めて造形美に富んだ施設になっている。

大平和正の「風還元」は<土=大地、からカタチを立ち上げる>という理念のもと、造形と場、時間、命など、その関係性から立ち現れる彫刻体として、独自の「環境造化<気の生まれる時空間>」を創造するシリーズ。

【写真】造形物は柱形や円形などさまざま 写真は主催者提供


本展は、2001年に「風還元(1991~2001)野外プロジェクト/伊賀・入道谷」展で展開された「風還元」25点中、水を表現に取り込んだ主要作品を中心とした14点を、19年ぶりに再現して、城之越遺跡に新しい風をよみがえらせようとする試み。

およそ1600年前にこの遺跡でどんな祭祀が行われていたのか。「大平和正展 城之越遺跡よ、風に還れ」に出かけて、澄み渡った秋空のもと、悠久の時に想いを馳せながら「風還元」との出会いを楽しもう。

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

この記事の画像一覧(全4枚)

キーワード

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

紅葉特集2023

紅葉特集 2025

全国約1100カ所の紅葉スポットを見頃情報つきでご紹介!9月下旬からは紅葉名所の色付き情報を毎日更新でお届け。人気ランキングも要チェック!

CHECK!全国の紅葉名所人気ランキングはこちら

イルミネーション特集

イルミネーション特集

全国約700カ所のイルミネーションを、エリアやカレンダーから探せる完全ガイド!クリスマスマーケット情報も!

CHECK!全国の人気ランキングをチェック!

東京人気ランキングも要チェック!

おでかけ特集

今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け

アウトドア特集

アウトドア特集

キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介

ページ上部へ戻る