古代遺跡に並ぶ立体造形群は圧巻、伊賀市で「大平和正展 城之越遺跡よ、風に還れ」開催

東京ウォーカー(全国版)

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三重県伊賀市にある広さ7600平方メートルの城之越遺跡(じょうのこしいせき)で、日本の風土に根ざした環境造化という視点で陶、水、金属、石、庭などによる幅広い造形活動を続ける大平和正の彫刻「風還元(かぜかんげん)」シリーズを展開する「大平和正展 城之越遺跡よ、風に還れ」が11月29日(日)まで開催中。

城之越遺跡に大型立体造形が並ぶ幻想的な空間が広がる 写真は主催者提供


日本庭園のルーツともいわれる史跡・城之越遺跡は、井泉(せいせん)から湧き出る水を対象とした祭祀(さいし)が執り行われた4世紀後半(古墳時代前期)の遺構。流路の斜面に施された貼石や、曲線が多用された流路形状など、古墳時代の遺跡にしては極めて造形美に富んだ施設になっている。

大平和正の「風還元」は<土=大地、からカタチを立ち上げる>という理念のもと、造形と場、時間、命など、その関係性から立ち現れる彫刻体として、独自の「環境造化<気の生まれる時空間>」を創造するシリーズ。

【写真】造形物は柱形や円形などさまざま 写真は主催者提供


本展は、2001年に「風還元(1991~2001)野外プロジェクト/伊賀・入道谷」展で展開された「風還元」25点中、水を表現に取り込んだ主要作品を中心とした14点を、19年ぶりに再現して、城之越遺跡に新しい風をよみがえらせようとする試み。

およそ1600年前にこの遺跡でどんな祭祀が行われていたのか。「大平和正展 城之越遺跡よ、風に還れ」に出かけて、澄み渡った秋空のもと、悠久の時に想いを馳せながら「風還元」との出会いを楽しもう。

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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