今シーズンのBリーグの象徴に!?10月のシーホース三河月間MFP選手は新外国籍選手、カイル・コリンズワース!
東海ウォーカー
プロバスケットボールBリーグ2020−21シーズン。10月に行われたシーホース三河の試合を振り返り、東海ウォーカースタッフが独断で選ぶ月間MFP選手。MFPとは「MOST FIGHTING PLAYER」の略で、「最もアリーナを熱くして、頑張ってくれた選手」に贈る賞になる。今回は新外国籍選手、カイル・コリンズワース選手を選出したい。

今、Bリーグのチーム編成に変化が起きている!
コリンズワースについて触れる前に、Bリーグで起きているおもしろい化学反応について話しておきたい。これまでの外国籍選手といえば、200センチメートルを超える高身長で、リバウンドが強く、ゴール付近で得点を量産する。まさに高さと強さに特化したビッグマンがほとんどだった。ところが、今シーズンからルールが変更となり、外国籍選手は3名までベンチ登録が可能となった(これまでは2名)。するとビッグマンを3人も揃える必要がないと多くのクラブが判断し、その結果、これまで少なかったポイントガードやシューティングガードの外国籍選手を補強するクラブが増えているのだ。例えば、三遠ネオフェニックスのネナド・ミリェノヴィッチ選手や、大阪エヴェッサのディージェイ・ニュービル選手、京都ハンナリーズのレイヴォンテ・ライス選手などが挙げられる。高い身体能力とテクニックを持ったポイントガード、シューティングガードの外国籍選手が登場することで、日本人選手と外国籍選手がマッチアップする機会が多くなった。日本人選手のレベルアップにつながっており、試合もよりエキサイティングな内容に進化している。
さて、ポイントガード登録のコリンズワースも、まさに今回のルール変更の影響を受けて加入した一人に該当する。NBAでプレーした実績もある経験豊富な29歳で、NCAA(全米大学体育協会)のトリプル・ダブル最多記録保持者とのこと。トリプル・ダブルとは、得点、リバウンド、アシスト、スティール、ブロックショットのうち、3項目を1試合で2桁記録すると達成となる。このNCAAでの輝かしい記録を持っていることからも、コリンズワースは高い能力を備えた万能型の選手であることがわかる。


さっそくダブル・ダブル!愛されるプレイヤーになる予感大!
シーズン途中に加入したコリンズワースは、すぐさまエナジーあふれるプレーを披露してくれた。身長は198センチメートルと決して大きいほうではないが、積極的にリバウンドを狙いにいき、ディフェンスも手を抜かない。10月25日に行われた富山グラウジーズ戦では15得点、10リバウンドと、2項目で2桁を達成するダブル・ダブルを記録し、その日の試合で活躍した選手に送られる〝ヒーローインタビュー〟にも選ばれている。ちなみにこの試合は8アシストを記録。トリプル・ダブルまであと一歩だった。周囲を生かすことができ、献身的で泥臭いプレーもいとわない姿は、まさに日本人が大好きなプレーヤー像。
今回のシーホース三河加入で、母国のアメリカを離れて初めて海外でプレーすることになったコリンズワース。生活や文化はもちろん、バスケットボールの基準の違いにも戸惑いを覚えているはず。しかし、チームメイトのサポートを受けて徐々に順応していけば、さらに持ち味を発揮し、勝利に貢献してくれるだろう。また、冒頭で紹介したようにBリーグでは新しいタイプの外国籍選手が加入しており、これからダブル・ダブルやトリプル・ダブルが生まれる試合も増えるはず。万能型のコリンズワースは、今シーズンのBリーグを象徴するような外国籍選手になるかもしれない。


コリンズワース選手のMFP受賞を記念して、コリンズワース選手の私服ポスターを作成!ツイッターで『#コリンズワース選手10月MFPおめでとう』とつけて、この記事をリツイートしてくれた人の中から本人直筆のサインを入れて1名の方にプレゼントします(11月21日(土)23時59分締切)!
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