冬景色の奈良・吉野町へ!絶景や世界遺産、伝統工芸に触れるぶらり旅
Sponsored by 吉野町
関西ウォーカー
奈良県・吉野郡の北部に位置する吉野町。修験道の聖地「吉野山」、美しいダム湖が広がる「津風呂湖」、伝統工芸の体験が多彩な「国栖の里」といった3つの観光協会がある。古事記や日本書紀にも記述が残る歴史深い町は、自然を感じながら3密を避けられるおでかけスポットとしても人気を集めている。
今回はコロナ禍でも、荘厳な雰囲気漂う冬の吉野町を満喫できるおすすめの旅プランを紹介。吉野町では国が示すガイドラインを基本とし、吉野町と町内の観光協会が協力して独自のガイドラインを作成している。各スポットで徹底した新型コロナウイルス感染症対策を実施しているので、安心して出かけよう!
【1日目】「津風呂湖」で吉野町の大自然を体感!
ぶらり旅の最初の目的地は、吉野町の豊かな自然を象徴する県内最古の人造湖・津風呂湖へ。周囲32km、150haと甲子園球場の約40倍もの広さを誇り、一帯は「県立吉野川津風呂自然公園」として指定されている。

湖畔には3つの吊り橋があり、なかでも、湖の北側に位置する「みかえり橋」からの眺めがすばらしい。雄大な湖面に高い青空と緑の山並みが映り込み、息を呑むほど美しい情景が広がる。


景色はもちろん、県内唯一の定期観光船で優雅にクルーズができるほか、足漕ぎボートなどレンタルボートも設置されているので、自然を感じながらボート遊びも楽しめる。

また、3年連続バスプロ釣り大会(年4回実施)の開催地に選ばれるほどブラックバス釣りでも有名。約15cmの大きなワカサギが釣れるワカサギ釣りなど、季節を問わずに釣りが体験できるので、コロナ渦でも楽しめるアクティビティとして評判を集めている。ちなみに冬にはワカサギ釣り大会、年に1回ヘラブナ釣り大会も実施。そのほか、湖畔を巡り心も体も癒されるウォーキングコース「森林セラピーコース」などもあるので、さまざまな体験で津風呂湖の大自然に触れてみよう。
■津風呂湖
住所:奈良県吉野郡吉野町河原屋849
電話:0746-32-2847(津風呂湖観光協会)
時間:観覧自由
休み:なし
料金:観覧無料
駐車場:約80台(無料)
<コロナ対策>
・マスク着用
・受付にアルコール設置
・ソーシャルディスタンスの確保
・定期観光船は人数を制限して運航
【1日目】豆乳ソフトなどを食べ歩き!「豆富茶屋 林」
津風呂湖から車で約20分。修験道の聖地とされる「吉野山」へ。約8kmにおよぶ尾根が広がる吉野山は、春になれば桜の名所として多くの観光客でにぎわうが、冬の吉野山も趣き深く心静かに楽しめる。このエリアでは、金峯山寺の参詣道に並ぶ食事処やみやげ物店で、のんびりと名物を味わおう。

吉野山でまず訪れたいのが、できたて豆腐の料理やスイーツが味わえる「豆富茶屋 林」。県内の農家で作ってもらった希少な国産大豆や、奈良県産サチユタカなど高価な契約栽培の大豆を贅沢に使うのがこだわりだ。

また、柔らかな水質を持つ吉野大峰山系の水を使うことで、なめらかな口当たりに。さらに豆乳濃度を通常よりも3%高くしているので、大豆の濃厚な風味を味わえる。こちらでは、店主のこだわりが詰まった豆腐を使ったスイーツにも定評が。豆乳を使用したソフトクリームやドーナツのほか、ふわふわ生地のシフォンケーキもぜひ。


豆乳のパンケーキやパフェ、ラテなどカフェメニューが豊富な同店では、豆腐そのもののおいしさを味わえる料理も大充実。ヘルシーに楽しめるようにと肉を入れずに作る丼なども用意されていて、ヴィーガン志向者にも安心して楽しんでもらえるそう。吉野山の自然のなかで作られる豆腐を、料理やスイーツで堪能してみよう。
■豆富茶屋 林
住所:奈良県吉野郡吉野町吉野山551
電話:0746-32-5681
時間:物販9:00〜17:00、イートイン10:30〜16:30(LO)
休み:火曜、水曜
座席:27席
駐車場:なし※近隣に有料駐車場あり
<コロナ対策>
・マスク着用
・アルコール設置
・ソーシャルディスタンスの確保
・定期的に店内の換気
・吉野町発行の新型コロナ対策安全宣言ステッカー取得店
【1日目】世界遺産の「金峯山寺」で新年のお参り
「豆富茶屋 林」から徒歩2分。吉野山の尾根に高くそびえる「金峯山寺」へ参拝。寺伝によると白凰年間(7世紀)に、超人的な能力を持っていたという修験道の開祖・役行者によって創建され、2004年には「紀伊山地の霊場と参詣道」の1つとしてユネスコの世界遺産に登録されている。


木造の古建築としては東大寺大仏殿に次ぐ規模を誇る、蔵王堂(本堂)。莊嚴な雰囲気が漂う入母屋造りという建築様式で、国宝にも指定されている。平安時代以降に焼失と再建を繰り返し、現在の建物は安土桃山時代に完成したものだとか。

ほかにも、手にハートを射抜く弓矢を持ち、愛を成就してくれる愛染明王を祀る「愛染堂」や、蔵王権現の化身として頭脳の守護神とされる「脳天大神龍王院」などもある。

蔵王堂をはじめ、さまざまなご利益が授かれる堂社へも参拝し、新年の開運を祈願しよう。
■金峯山寺
住所:奈良県吉野郡吉野町吉野山
電話:0746-32-8371
時間:観覧自由、蔵王堂拝観は8:30〜16:00
休み:なし
料金:参拝無料、蔵王堂拝観大人500円※2021年3月27日(土)〜5月5日(祝)は秘仏本尊特別ご開帳期間のため1600円、5月6日(木)以降は通常拝観800円に変更予定
駐車場:なし※徒歩20分のところに観光駐車場約500台あり(無料※観桜期は1台1500円)
<コロナ対策>
・マスク着用
・アルコール設置
・体温測定器設置
・ソーシャルディスタンスの確保
【1日目】温泉も部屋も新しくなった老舗「湯川屋」で宿泊
金峯山寺から徒歩5分。380年の歴史を持つ旅館の老舗「吉野荘 湯川屋」では、2020年11月に日帰り入浴施設「吉野の湯」をオープン。空と山が一体となった”インフィニティ露天風呂”があり、そこから見える景色は日頃の疲れも吹き飛ぶほどの絶景!

こちらでは"若返りの霊泉"と伝わる、美容に効果的な人工ラジウム温泉が楽しめる。吉野木材を使った「檜の湯」と、岩材で統一された「岩の湯」の趣の異なる2種の浴槽で満喫しよう。

吉野木材を使った木造の和風旅館は「吉野の湯」と繋がっているので、温泉と部屋を自由に行き来できる。吉野地方独特の傾斜地を利用した建築様式”吉野建”の館内にも注目してみて。

湯川屋で特に人気なのが、新しく登場した露天風呂付きの部屋。オーシャンビューならぬ吉野山ビューを堪能でき、部屋にいながらも大自然に触れられる。夜は露天風呂から望める星空も絶景だ。新鮮な地元野菜や鶏肉を使い、吉野葛をベースにした特製ダシが自慢の「西行鍋」など、山の会席料理と共に堪能してみては。


また、2021年2月28日(日)までに湯川屋を含む町指定の宿泊施設を利用すると、吉野町内で使える「おかえりよしの」観光商品券のプレゼントも。1人4000円相当の商品券が、先着2500人に配布されるので、このお得な機会にぜひ。※宿泊費の発生しない幼児も対象。連泊でも配布は1回のみ
■吉野荘 湯川屋
住所:奈良県吉野郡吉野町吉野山440
電話:0746-32-3004
時間:チェックイン10:00、チェックアウト15:30
休み:不定休、日帰り入浴施設「吉野の湯」の営業日はSNSで要確認
料金:1泊2食付き17000円〜※税別・サービス料込
駐車場:10台(無料)※桜シーズンは交通規制あり
<コロナ対策>
・マスク着用
・アルコール設置
・入館時の検温
【イベント】県内の鬼が大集合する「鬼フェス」にも注目!

1月29日(金)〜2月7日(日)には、県内の”鬼さん”が一堂に会す「鬼フェス in 吉野山」を開催。全国から追い出された鬼を迎え入れる吉野山が、金峯山寺の節分会に合わせて例年実施している。鬼が参道を歩く「鬼の夜会 in 吉野山」、吉野山名物が味わえる「鬼バル」、宿泊施設に鬼が出没する「鬼さんこちら」など多彩なイベントを企画。期間中に吉野山へ訪れて、全国的にも珍しいユニークなイベントに参加してみよう。※詳細は専用サイト
「鬼フェス2021」
を参照
※新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により、「鬼バル」は中止となりました。今年は規模を縮小して開催されます。今後の状況により、イベントの内容が変更になる可能性があります。詳しくは専用サイト「鬼フェス2021」でご確認ください。
【2日目】「萬松堂」の皇室にも献上された草餅をおみやげに
2日目は、吉野荘 湯川屋から徒歩で約1分のところにある「萬松堂」へ。金峯山寺の参道にある和菓子店で、吉野山で親しまれている草餅をお目当てに訪れよう。

金峯山寺の仁王門の門前にある茶店として明治時代に創業。名物の草餅は、国産のよもぎと北海道の大納言小豆を使い、創業時から変わらぬ製法で作られている。皇室にも献上されたことがあり、平均して1日に数百個を作り上げるという人気ぶり。

歴史ある店は今や4代続き、昔から「仁王門の階段の下のお団子屋さん」と長く親しまれ、子供だった客が父親となって来店するなど、2・3世代にわたって愛され続けているという。
また、先代が「吉野の春をいつでも目と味で楽しんでもらえるように」と作った羊羹(ようかん)もぜひ。塩漬けされた桜の花が閉じ込められた桜色の寒天と、淡い緑に色付けされたあんこのコントラストが美しく、見た目からほれぼれとしてしまう。あんの甘味と桜の花の塩気のバランスも絶妙だ。


添加物を一切使わずつきたての餅で仕上げる草餅をはじめ、こちらの和菓子はどれも素朴で優しい味わい。食べるだけでほっとできる和菓子を手みやげとして持ち帰ろう。
■萬松堂
住所:奈良県吉野郡吉野町吉野山448
電話:0746-32-2834
時間:8:30〜17:00
休み:火曜、不定休
駐車場:なし
<コロナ対策>
・マスク着用
・アルコール設置
・入口での検温
・定期的に店内の換気
・ビニールカーテン設置
・換気機能付きエアコン設置
・吉野町発行の新型コロナ対策安全宣言ステッカー取得店
【2日目】「柿の葉寿司 やっこ」で吉野山名物ランチを
萬松堂から徒歩3分のところにある「柿の葉寿司 やっこ」。江戸時代中期からの吉野の伝統食「柿の葉寿司」は、近海でとれたサバを吉野の山奥まで運ぶため、塩で締め、防腐効果のある柿の葉で包んだのが始まりと言われている。

「柿の葉寿司 やっこ」は、明治45年創業で、4代続く柿の葉寿司の名店。建物は、江戸時代に金峯山寺の蔵王堂へ訪れる人々の待合所として使われていた場所を一部改装しているため、今も当時のままの骨組みが残り、歴史を感じさせる。


創業時から受け継がれる独自製法で作られる柿の葉寿司は、色味鮮やかなサバとシャケの2種がそろう。新鮮なサバの栄養を損なうことなく、約2週間かけて締められた切り身は、塩気がしっかり。季節に合わせて米のブレンドを変えるなど、こだわりの詰まった酢飯の甘さともいい塩梅だ。窓からの眺めもよく、吉野山の景色を楽しみながら名物を味わおう。

食事はもちろん、テイクアウトできる柿の葉寿司も用意しているが、作り立てにこだわるため1日数量限定で提供する。15時に売り切れることもあるので、早めの来店がおすすめ。
■柿の葉寿司 やっこ
住所:奈良県吉野郡吉野町吉野山543
電話:0746-32-3117
時間:9:00〜17:00(LO16:00)
座席:62席
休み:水曜※4月、11月は営業
駐車場:1台(無料)
<コロナ対策>
・マスク着用
・アルコール設置
・ソーシャルディスタンスの確保
・定期的に店内を換気
・吉野町発行の新型コロナ対策安全宣言ステッカー取得店
【2日目】伝統工芸の紙すきを体験!「植和紙工房」
柿の葉寿司 やっこから車で約25分。吉野和紙の産地としても知られ、自然の恵みを生かした「ものづくりの里」とも言われる「国栖の里」へ。このエリアは、陶芸やマイ箸作りなど、伝統工芸の体験が充実している。
ここで1300年以上の歴史があるという紙すきを体験できるのが「植和紙工房」だ。6代続く工房で、伝統を越えた新しい和紙作りにチャレンジしている。


1人でも気軽にチャレンジできる紙すき体験。1回の体験は20分程で、職人が付いてコツを教えてくれるため、初心者でも安心だ。体験ではA4サイズの1枚か、はがきサイズの6枚どちらかを選んで作ることができる。


和紙作りは、強靭な繊維を持つコウゾの木を1年かけて育て、皮をはぐところから始まる。でき上がった和紙に、ところどころコウゾの茶色い皮が入るあたりも味わい深い。また、原料に鉱石の雲母が入っていることがあり、紙がキラキラと輝く仕上がりになることも。大切に飾るもよし、筆をしたためて大切な人へ送るもよし。伝統工芸を体験し、国栖の里の忘れられない思い出を残そう。
■植和紙工房
住所:奈良県吉野郡吉野町南大野237-1
電話:0746-36-6134
時間:9:00〜16:00
料金:1人1200円※予約制
休み:なし
駐車場:約5台(無料)
<コロナ対策>
・マスク着用
・受付にアルコール設置
・ソーシャルディスタンスの確保
・吉野町発行の新型コロナ対策安全宣言ステッカー取得店
※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で随時情報が変わる場合があります。ご利用の際はできるだけ電話などで確認をおすすめします
※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう
この記事の画像一覧(全30枚)
キーワード
テーマWalker
テーマ別特集をチェック
季節特集
季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介
全国1300カ所のお花見スポットの人気ランキングから桜祭りや夜桜ライトアップイベントまで、お花見に役立つ情報が満載!
全国約900件の花火大会を掲載。2025年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!
ゴールデンウィーク期間中に開催する全国のイベントを大紹介!エリアや日付、カテゴリ別で探せる!
おでかけ特集
今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け
キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介