歴代興行収入1位を祝福、ファン制作『鬼滅カー』に込められた想いとは?

東京ウォーカー(全国版)

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国民的ムーブメントとなっているアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の興行収入が28日に発表され、10月16日の初日から73日間で興行収入324億円を記録。平成13年公開の『千と千尋の神隠し』を抜いて興行収入ランキング1位となった。そんなお祝いムードのなか、自分の車に「鬼滅の刃」主要キャラクターの和柄を施した鬼滅おじさん(@happyman1140)がSNSで話題に。そこで、「鬼滅カー」を制作した理由や、作品への思いを聞いた。

“鬼滅愛”が詰まった「鬼滅カー」画像提供:鬼滅おじさん


苦しくても前へと進み、生きていくしかない…そこに“共感”した


――車の塗装にかかった費用を教えてください。

「全部で3万から4万円だったと思います。最初は痛車を作っている会社に電話をしたのですが、40万から50万円かかると言われたので却下しました。それで塗装屋さんに塗装の方法を聞きくと、ホームセンターで購入できる塗料のことを教えてくれて、『それなら自分でもできそうかな』と」

――『鬼滅の刃』にハマった理由は?

「『竈門炭次郎のうた』の歌詞にもあるように、どんなに苦しくても前へと進み、生きていくしかない…そこに“共感”したのかもしれせん」

――炭次郎の苦労と自分の経験が重なった?

「以前、自営業を15年ぐらいしていましたが、ずっとはうまくいきませんでした。それで、どん底の状態からもう一度がんばるつもりで、まったく畑違いのしごと(福島の除染作業)を5年ほどやりましたが、それもうまくいかず、本当に自暴自棄になっていました。でも、くよくよしてもしょうがない、これからは楽しいこと、自分のしたいことをやろうと決めました。そんななかで『鬼滅の刃』と出合い、車を塗装するようになりました」

大人も含め、今はすれ違う多くの人が『鬼滅だ!』と笑ってくれます

「水の呼吸エフェクト」ボディ画像提供:鬼滅おじさん


――鬼滅の刃を読んで、自分のやりたいことが見つかったんですね。

「この車を見たらみんながビックリする、そう考えるのが楽しくこの車を作ったのかもしれません。この車に乗っていると荒い運転もできません、しかめっ面もできません(笑)。いろんな意味でよい方向にいってるいるのではないかと考えています」

――今や空前の「鬼滅」ブームです。車への反響はありましたか?

「昨年や今年の春先と比べて、確実にファン層が増えているなと実感しています。去年の春も子供たちの反響は凄かったのですが、大人はあまり感心がないように感じました。けれど、今はすれ違う人たちの多くが、大人も含めて『鬼滅だ!』って感じで笑ってくれます。ときには『写真を撮らせてください』なんてことも。この前は女子中学生に『きゃ――!鬼滅、鬼滅』と叫ばれ、手まで振られてしまいました(笑)」

――今後チャレンジしてみたい塗装はありますか?

「今は煉獄バージョンにしている途中です。ほぼ完成しているので、歴代興業収入1位にあわせてSNSに投稿したいと思います」


取材協力:鬼滅おじさん(@happyman1140)

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