レンタカーやカーシェアリングに増加中!「電気自動車」の乗り心地を確かめてみた!

東京ウォーカー

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“電気自動車”といえば“静かな走りとCO2削減に有効”というイメージ。一般家庭にはまだまだ浸透していないが、実はレンタカーやカーシェアリングで徐々に普及しているのだ。そこでユーザーが気になるのは、その乗り心地。それを確かめるべく、レンタカーに試乗してみた。

出掛けたのは30分500円でイタリアの電気自動車「ジラソーレ」に乗れる「ECOレンタカーKOEI」(神奈川県横浜市)。同社の遠藤さんの案内で駐車場に行くと、小さな2人乗りの車が…かわいい! 早速、車に乗り込んでみる。

エンジンのかけ方は通常の車と同じ、カギをひねるだけ。ちょっぴりドキドキしながらカギをひねると…おや、音がしない。やっぱり静かだ! サイドブレーキを下ろし、アクセルを踏むとスーッと音も滑らかに走り出す。

片側3車線の国道を主に走行したのだが、トラックやバスが多く、ジラソーレが静かな分、他の車が出す音がとても大きく感じる。乗っていて騒音というほどではないが、これまでこんな音を出して自分が車に乗っていたことに驚かされる。走行中はジラソーレ自体のタイヤの音もかすかに聞こえた。

試乗を終え、本当に静かな走りに感動。しかも驚くことにボンネットの中を見せてもらうと、なんと空っぽ! あるのは充電するためのコードのみ。リチウムのバッテリーは座席の下にあるのだとか。「このジラソーレは1回の充電で最低100km走るんです。満タンにするには約7時間かかりますが、それでも電気代は200〜250円なんですよ」とのこと。現在、レギュラーガソリンが1リットル120円弱だと考えると、環境だけでなくお財布にも“エコ”なのだ。

しかし、電気自動車が普及しない原因は大きく2つある。1つは1度の充電で走行できる距離が短いこと。現在日本で需要が高まっている三菱i-MiEV(アイミーヴ)であれば約160kmと一般的なガソリン車の約1/3ほど。そして2つ目に充電ステーションが普及していないことが挙げられる。しかし逆に考えれば、短距離移動には向いている、と言える。ECOレンタカーKOEIでも買い物に行く近所の主婦層や、横浜観光の際に試乗の意味も込めてレンタルする観光客など、短距離の利用客が多いという。

ほかに電気自動車が体験できるのは、東京都内ならばオリックス自動車のカーシェアリング「プチレンタ」。丸の内鍛冶橋ステーションにてi-MiEVが15分380円で試乗できる。神奈川県では県の「EVシェアリングモデル事業」に協力するニッポンレンタカーとマツダレンタカーが9/19から土日のみ電気自動車のレンタルサービスを、上限3時間5250円で開始している。

ちなみに、前述したとおり走行距離が短いのだが、周囲10kmしかない沖縄の渡名喜島ではすでに島内のすべてのレンタカーに電気自動車10台とハイブリッド車2台を導入。走行距離に影響されにくい“島”で活用するとは、ナイスアイデア! 長崎県も五島列島に年度内に100台を導入することを発表している。小さな場所から徐々に広がり続ける電気自動車。静かで環境にもお財布にも快適な車をぜひ一度、体験してみては?【東京ウォーカー】

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