「目指すは無菌室」人気ラーメン店が挑む最新&本気のコロナ対策

2021年1月20日 16:19更新

東京ウォーカー(全国版)

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1995年創業の人気ラーメン店が、最新の技術を駆使した新型コロナウイルス対策を導入し、話題となっている。都営浅草線の蔵前駅近くにある「蔵前元楽総本店」は、3日間煮込んだスープとメニューによって異なるこだわり麺、たっぷりの背脂が特徴の人気ラーメン店だ。同店では、緊急事態宣言を受け4月半ばから休業し、コロナ対策を徹底。テーブル席をなくし、すべてカウンター席にするなどして6月にリニューアルオープンした。

まず入店すると、AIサーマルカメラで瞬時に検温。同時に20人まで検温できる優れものだ。また、入り口には消毒マットを敷き、ウイルスを運びやすいとされる靴底を消毒。

入り口のAIサーマルカメラで高速検温し、目の前のモニターに映し出される

マットの上を歩くだけで一定量の消毒液が靴底を浸すので、消毒が手軽にできる

店内の壁紙も全面一新し、表面に付着したウイルスを数分間で不活性化するとされるサンゲツ社製の抗ウイルス壁紙を採用。さらに、券売機や椅子など店内のあらゆる部分には、消臭・抗菌・防汚・防カビに優れた効果を発揮するとされ、公共交通機関や病院で導入されている「空気触媒セルフィール」を施工している。

座席は3つあった4人がけテーブルを撤廃し、全席間仕切りカウンターに変更。各席に消毒液用アルコールディスペンサーを設置し、箸も個別包装のものに変更した。注目すべきは、銅製の直接排気管。ラーメンを冷ます時や食べる時に出る呼気を吸引してくれて、個別ブースの外に漏れるのを抑えてくれる。窓を閉め切ることの多い冬には安心だ。

調味料なども各席に設置。消毒液用アルコールディスペンサーも自由に使える


さらに、天井には大型の高性能電子空気清浄機を2機設置。病院や製薬・飲料・食品メーカーで使われるクリーンルーム用フィルタの酵素技術を応用したもので、店内の浮遊ウイルスを除去してくれるそう。ウイルスの感染力減少に効果があるとされる次亜塩素酸水も積極的に活用。店内には次亜塩素酸の空間除菌脱臭機を稼働させ、食器の洗浄には次亜塩素酸水生成装置で作り出した水を使う徹底ぶり。

Panasonic製の「ziaino」で空気中の浮遊菌、ウイルスを吸引し、本体内の次亜塩素酸水溶液で抑制する


コロナ禍でも途切れることのないお客さんのお目当ては、リーズナブルでボリュームたっぷりな背脂チャッチャ系ラーメン。コラーゲンたっぷりの豚ゲンコツをメインに3日間炊いたまろやかなスープで、背脂を振りかけてコクをプラス。

【写真】特製元らーめん(690円)。豚骨、野菜などで取ったスープにチャーシューの煮汁ベースの醤油タレ、中太ストレート麺を合わせた定番の品

楽らーめん(690円)。豚骨スープに塩タレを合わせた、すっきり味。こちらは細縮れ麺を使用

セットのぶためし(プラス260円)。ご飯にチャーシュー、海苔、ネギをのせた、ボリューム満点の丼。お好みで特製タレとゴマ油を加えて。単品は500円

チャーシューはバラ肉を使用。特製タレで2時間半煮込み、トロける食感

とろける食感の豚バラ肉チャーシュー(約750グラム)は、ネット通販などで1日100本近く売れることもある自慢の品。店内でも商品に余裕があれば、おみやげとして購入できる(2800円)。

もちろん、スタッフのコロナ対策もバッチリ。出勤時は検温、酸素濃度の測定を行い、体調をチェック。接客時はフェイスシールドの下に不織布マスクをつけて、衛生管理を徹底。店長の滝澤恒央さんは「無菌室のレベルを目指しました。コロナ対策を徹底したことにより、おかげさまで多くの人に注目してもらえている。安心安全な環境でおいしいラーメンを味わってください」と語った。

店長の滝澤恒央さん。従業員の衛生管理を徹底して行う

ほかのラーメン店では類を見ない徹底したコロナ対策を行っている「元楽」。老舗が挑む、新しい時代のスタイルに注目だ!

1962年建造のレトロな外観だが、コロナ対策は最先端


■蔵前元楽総本店(くらまえげんらくそうほんてん)
住所:台東区蔵前2-12-3
電話:03-3851-4537
時間: 11:00~20:00(各LO)※緊急事態宣言を受け、短縮営業
休み:なし
席数:26席(禁煙)
交通:都営地下鉄浅草線「蔵前駅」より徒歩1分
※新型コロナウイルス感染拡大により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます

※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

取材・文=本間奈保子/撮影=遠藤潤

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