横浜美術館の見どころガイド!7つの展示室を回って芸術に浸ろう【コロナ対策情報付き】

東京ウォーカー(全国版)

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横浜美術館の見どころからグルメ・お土産まで、おでかけの前に知っておくと便利な情報を徹底レポート!(※記事内で紹介している展示やイベント等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください)

横浜美術館ってどんなところ?横浜に縁の深い作家の作品など幅広く展示

石造りのシンメトリーな外観が特徴的撮影=笠木靖之

1989年11月3日に開館した横浜美術館は、迫力のあるシンメトリーな外観と、吹き抜けの開放的なグランドギャラリーが特徴の美術館。館内には7つの展示室のほか、11万冊を超える蔵書がある美術情報センターや、多彩なワークショップを行うアトリエなども揃い、国内でも有数の規模を誇る。

国際的な港町、横浜の開港以降の近・現代美術を幅広く鑑賞することができる。また、約1万2000点もの所蔵品を有していて、年間を通じてさまざまなテーマごとに展示を行うコレクション展や、多彩な企画展を開催しているのも魅力のひとつだ。

※2021年3月1日(月)より大規模改修工事のため長期休館。2023年度中にリニューアルオープンする予定

【見どころ1】横浜美術館の理念を体現した特徴的な外観に注目!

横浜美術館を訪れた際、最初に目に入るのが石造りのシンメトリーな外観。この特徴的な横浜美術館の建物は、日本を代表する建築家、故・丹下健三氏により設計されたもの。左右180メートルのファサードには、長い柱廊(ちゅうろう)が広がっている。また、中心部にある8階建ての半円柱の建物を基点に展示室、右端棟にはアトリエ、左端棟には美術情報センターが配置され、横浜美術館の理念である「みる」「つくる」「まなぶ」を建物が象徴する造りとなっている。

【写真】吹き抜けの開放的なグランドギャラリー。展示室に行く前にゆっくりと見学してほしい撮影=笠木靖之

建物の中に入ると、御影石を使用した高さ約20メートルの広々としたエントランスと、左右約100メートルに広がる階段状の展示空間から成る「グランドギャラリー」と呼ばれるスペースが広がる。グランドギャラリーは横浜美術館のシンボルでもあり、こちらのエントランスではさまざまなイベントやレセプションも開催される。

【見どころ2・イベント】見るだけじゃない!ワークショップで実際に美術体験を

広々とした展示室では、多くの所蔵品の中から展覧会のテーマに沿った作品が選ばれ、並んでいる撮影=田中雄一郎

グランドギャラリーからエスカレーターを上がった先にあるフロアには、合計7つの展示室が。展示室では企画展やコレクション展を開催していて、温湿度管理の厳しい作品や大規模なインスタレーションの展示にも対応することのできる設備が整っている。コレクション展では、ダリ、マグリット、セザンヌ、ピカソなどの作家や、幕末明治以降の横浜にゆかりの深い作家の作品など、19世紀後半から現代にかけての国内外の美術作品を鑑賞することができる。

また、館内には、体験を通して美術を学べる専門施設も。「子どものアトリエ」では、未就学児から12歳までの児童を対象に、造形や鑑賞のプログラム開催。一方、「市民のアトリエ」では満12歳以上の来館者を対象に、設備の整った平面室や立体室、版画室を使用し、アーティストや専門スタッフによる指導の下、美術館ならではのいろいろな体験プログラムを実施している。展示を見るだけではなく、参加者自ら制作を体験したり、アーティストとの交流を通じてより美術に親しむことができる。

【グルメ・お土産】自然光が差し込むカフェでほっと一息

優雅な時間を楽しめるCafe小倉山。ドリンクのほかにも軽食やデザートなど充実のメニュー内容撮影=田中雄一郎

企画展やコレクション展、体験プログラムを堪能したあとにぜひ立ち寄って欲しいのが「Cafe小倉山」。美術館利用者はもちろん、地域の住民にも愛されるこちらのカフェでは、大きな窓から自然光が差し込むゆったりとした空間で、軽食やデザートを楽しむことができる。

写真の「スモークサーモンサンド」以外にも、「えびとたまごのサンド」などサンドウィッチは全4種類。ピラフやロコモコなどのご飯メニューも用意されている

セサミブレッドにスモークサーモンとチーズを挟んだ「スモークサーモンサンド」(税抜730円)がCafe小倉山の人気メニュー。スモークサーモン×チーズという間違いなしの王道の組み合わせに、セサミブレッドならではのプチプチとした食感がアクセント。

店の名前がついたドリンク「小倉山ラテ」

看板メニューの「小倉山ラテ」は、ラテの上に描かれた紅葉の絵柄がかわいらしく、見ても楽しめる一品。そのほか、開催中の展覧会にちなんだオリジナルメニューも登場するので、美術鑑賞後にぜひ立ち寄ってみて。

ミュージアムショップに並んでいる商品は、公式サイトからオンラインでの購入も可能撮影=加藤健

ミュージアムショップでは、横浜美術館のコレクションをデザインしたオリジナルグッズや、企画展関連グッズが満載。過去の展覧会図録や、ポストカード、ステーショナリー、書籍や絵本など、約1000種類の商品が取り揃えられている。

メッセージを書いて誰かに渡すのはもちろん、美術館を訪れた記念にするのも

広報担当者のおすすめは「丸型パレット メッセージカード(25枚入)」(330円)。絵の具のパレットをモチーフにしたメッセージカードには、横浜美術館のロゴが。店ではあまり見かけない、美術館ならではのデザインがかわいい。プレゼントを渡す際にちょっとしたメッセージを書いて贈れば喜んでもらえそう。

豊富な商品を取りそろえているミュージアムショップなので、来館の記念やお土産にぴったりのアイテムが見つかるはず!

【回り方】施設担当者に聞く、横浜美術館おすすめの回り方は?

7つの展示室で催される展覧会はもちろん、ワークショップなど、見どころたくさんの横浜美術館。それゆえどのように回るか迷ってしまう人も多いはず。そこで、横浜美術館の広報担当者におすすめの回り方を聞いてみることに。

「横浜美術館に初めてお越しになる場合は、ぜひ『コレクション展』をチェックしてください。所蔵品にはその美術館のアイデンティティが表われています。お気に入りの作品は写真撮影もできますよ。展覧会を見たあとは、美術館内のカフェはもちろんですが、近隣のショッピングセンターやホテルとのタイアップを楽しむのも“街の真ん中の美術館”らしい回り方です」とのこと。横浜美術館を満喫したあとは、街に繰り出すのも良いかも!

【アクセス】電車・バス・車さまざまな方法でアクセス可能

横浜美術館へは複数の路線からアクセスすることが可能。最寄り駅は横浜高速鉄道みなとみらい線「みなとみらい」駅。3番出口からマークイズみなとみらい グランドガレリアを経由して徒歩3分、またはマークイズ連絡口から徒歩5分で到着する。JR京浜東北・根岸線、横浜市営地下鉄「桜木町」駅からは、動く歩道を利用し徒歩10分。桜木町駅からはバスを利用することもできる。その場合は市営バス156・292系統で「横浜美術館」で下車して。

また、車で訪れる場合は、桜木町駅前から日本丸方面へ、または桜木町駅前から紅葉坂交差点を右折してMM21地区へ入り、美術館へ。横浜駅からは高島町MM21地区入り口を通って美術館へ、いずれの駅からも5分ほどで到着する。駐車場は169台あり、最初の90分500円、90分以降は30分ごとに250円で利用可能。

【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】

・展覧会の鑑賞は事前にオンラインでの日時指定予約が必要です。
・入館時に検温を実施しています。
・館内ではマスクを着用してください。また、スタッフもマスクや手袋を着用しています。
・館内各所に手指消毒液を設置しています。こまめな消毒や手洗いにご協力ください。
・総合案内、チケット販売窓口など対面箇所に飛沫ガードを設置しています。

<施設情報>
住所: 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
時間:10:00~18:00(最終入館17:30)
休み:木曜、年末年始※開館日、時間は展覧会により異なる場合あり(公式サイトを参照)
料金:コレクション展 一般500円、高校生・大学生300円、中学生100円、小学生以下無料※企画展は展覧会によって異なる
アクセス: 【電車】横浜高速鉄道みなとみらい駅3番出口からマークイズみなとみらい経由徒歩3分、またはJR・地下鉄桜木町駅から動く歩道を利用、徒歩10分 【車】首都高速神奈川1号横羽線みなとみらい出口から約2分
駐車場: 169台(最初の90分500円、以降250円/30分)

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

※2020年12月時点の情報です。

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