城下町防衛の要を見る、福井県福井市で「重要文化財は語る 城下町をまもる」が開催中

福井県福井市の福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館で、第4回特別公開展「重要文化財は語る 城下町をまもる」が3月31日(水)まで開催中。観覧料は、一般100円、高校生以下と70歳以上は無料、障がい者手帳等のある方とその介護者1名は無料、復原町並とのお得な共通券(250円)あり、20名以上は団体割引料金。

福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館は、戦国大名の朝倉氏が築いた城下町の繁栄をいきいきと伝える出土品を展示し、発掘調査で明らかになった学術成果を公開するために開館された資料館。展示室では、国指定重要文化財を含む約500点の出土資料のほか、歴史資料や一乗谷の地形模型・朝倉館復元模型なども展示し、遺跡と朝倉氏の歴史について紹介している。

「重要文化財は語る 城下町をまもる」は、一乗谷の谷幅が最も狭まる2カ所の地点に設けられた上城戸・下城戸の発掘調査の成果をもとに、城下町防衛の要である城戸の構造と、重要文化財の出土品からわかる上城戸・下城戸地区の特徴を紹介。

上城戸外濠跡から見つかった朝倉氏の重臣である託美氏の名前が書かれた木簡や、下城戸外濠跡にまとまって廃棄されたカワラケ、下城戸近くの町屋地区から密集して出土した越前焼大甕、井戸内から見つかった越前焼壺や釣瓶などが展示されている。

「重要文化財は語る　城下町をまもる」を見に行こう。

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