知ってた?越前ガニや越前そばだけじゃない、福井県の“食”は美味ぞろい!!
東京ウォーカー(全国版)

福井県が誇る”食”といえば越前ガニや越前そばが有名だが、地元民に日常的に親しまれている食べ物がまだまだある。寒い時期限定の甘味や、さまざまな料理に使われる油揚げなど、知られざる”食”の魅力をご紹介!
福井県の冬の甘味といえば、「水ようかん」

こたつに入って「水ようかん」を食べるのが福井県ではおなじみの冬の一コマ。「水ようかん」というと全国的には冷やして夏に食べるイメージが強いが、福井県では冬の甘味として広く知られている。その理由は、黒砂糖と小豆、寒天とシンプルな素材で作られているため日持ちがせず、11〜3月の寒い季節限定で販売されているから。


「水ようかん」を製造販売する店は福井県内に100店以上あるといわれ、店ごとに味わいやパッケージはそれぞれ。街の和菓子屋をはじめ、スーパーやコンビニなどでも購入できる商品もあり、食べ比べてみるのも楽しい。インターネットで取り寄せできる「水ようかん」も多いので、自宅で福井県の冬の味覚を楽しんでみるのもおすすめだ。

さまざまな調理法で毎日の食卓を彩る、こんがり香ばしい「油揚げ」

福井県の”食”を語る上で欠かせない食材の一つ、「油揚げ」。一般的にイメージしがちな“うす揚げ”ではなく、福井県で「油揚げ」といえば“厚揚げ”を指し、味噌汁や煮物はもちろん、炒めもの、ステーキ、炊き込みご飯などさまざまな料理に使われる。2004年(平成16年)には福井市が「家計調査にみる品目支出金額及び購入数量の都道府県庁所在地ランキング」で油揚げ消費量全国1位となっていることからも、毎日の食卓に欠かせない食材ということがわかる。福井県内の居酒屋や焼鳥店などには「厚揚げ焼」というメニューが必ずといっていいほどあるので、機会があればぜひ食べてほしい。


福井県で身近なおやつとして親しまれる「あべ川餅」

静岡県静岡市の名物として「安倍川もち」の名で広く知られているが、福井県でも違う形で浸透している「あべ川餅」。静岡ではきな粉をまぶしたものと、こし餡を絡めたものの2種類がセットになっているものが一般的だが、福井県内には黒蜜ときな粉だけで食べるエリアが存在するなど、独自の食文化が根付いているのもユニーク。夏の土用餅として広まったといわれ、今では福井県民にとって身近なおやつの一つになっている。

バランスの良さが魅力の福井県の「日本酒」

日本酒の名産地は東北を中心に全国いろいろあるが、福井県も酒造りが盛んな県の一つ。ミネラル豊富な白山水系の天然水や、酒造好適米「五百万石」の生産量全国2位を誇る米作りなど、酒造りに恵まれた土地柄なのが大きな理由。県内には酒蔵が30以上あり、黒龍、早瀬浦、梵、一本義など全国的に知られる銘柄も多い。主に4つのエリアに分かれて酒蔵が点在しているが、今回紹介するのは丹南地域にある「加藤吉平商店」。

「梵(Born)」が代表銘柄の蔵元で、創業は1860年(万延元年)と歴史は長い。白山連峰の伏流水を地下約184メートルの井戸から汲み上げ、仕込み水に。そして山田錦と五百万石のみを酒米に用い、すべて蔵元にて自前の酵母で添加物を一切加えず、昔ながらの酒造りを一貫している。手がける日本酒はすべて純米酒で、️高精白、長期間の氷温熟成により醸され、透き通るような純米吟醸の米の甘味、優しいけど芳醇旨口の味わいが特徴だ。

一般的に「福井の酒は淡麗」といわれるが、内陸部の奥越と若狭湾寄りの南部では、合わせる食材、気候も違うため、その方向性は一括りにはできない。しかし、淡麗傾向の酒でも深い味わいがあり、濃醇傾向の酒ながらさわやかなキレがあるなど、バランスの良さを感じる銘柄が多い印象。
取り寄せなどで購入できる日本酒も多いので、自宅にいながら旅する気分で、福井県の食べ物と酒のペアリングや飲み比べを楽しむのもいい。
加藤吉平商店公式サイトはコチラ
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