「中川政七商店」初の複合商業施設が4月14日、奈良にオープン!

2021年2月17日 08:00更新

関西ウォーカー

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1716年に奈良で創業し、手績み手織りの麻織物を中心に家や生活に根付いた機能的で美しい「暮らしの道具」をそろえる「中川政七商店」。2021年4月14日(水)に同社初となる複合商業施設を奈良にオープンする。

この新施設のオープンに先駆け、2月10日に関係者向けの記者会見が行われ、代表取締役会長の中川政七さん、代表取締役社長の千石あやさんが登壇し、施設の名称やコンセプト、テナントに関する詳細情報が発表された。

設計は日本を代表する建築家の一人、内藤廣さん。開放的なガラス窓と周囲の街並みを生かした瓦屋根が特徴


記者会見で代表取締役社長の千石さんは「“路地を巡り出会う、触れ、学び、味わう奈良”をコンセプトに、この場所でしかできない買い物や飲食、ワークショップなどさまざまな体験型コンテンツをご用意し、奈良に暮らす方、国内外から訪れる方が、よりいっそう奈良の魅力を感じていただける拠点にしたい」と語った。

(左から)代表取締役会長の中川政七さん、代表取締役社長の千石あやさん、地域活性ディレクターの井上公平さん


新施設の名称は「鹿猿狐ビルヂング」

満を持して創業の地・奈良にオープンする新施設の名称は「鹿猿狐(しかさるきつね)ビルヂング」。猿沢池越しに興福寺の五重塔を望める、ならまちエリアに位置し、観光の途中などに立ち寄るには絶好の場所。

施設内には旗艦店となる「中川政七商店 奈良本店」、関西初出店となるスペシャルティコーヒー店「猿田彦珈琲」、ミシュラン一つ星掲載店による初のすき焼き店「㐂(き)つね」が入る。施設名は、「中川政七商店」のロゴにも使用されている鹿、「猿田彦珈琲」の猿、そして「㐂(き)つね」の狐、この3匹の動物が集うことから名付けられた。

中川政七商店のロゴは、正倉院宝物の「麟鹿草木夾纈屏風(りんろくくさききょうけちのびょうぶ)」の鹿がモチーフ


旗艦店「中川政七商店 奈良本店」のほか、関西初の飲食店も!

1・2階が「中川政七商店 奈良本店」。今の暮らしに寄り添う道具のほか、ここでしか購入できない限定品など、800を超える作り手と共に生み出す約3000点の商品を扱う。

奈良の工芸や素材を生かした限定品など奈良を訪れた記念になるかわいいアイテムが豊富にそろう


また、1階には関西初出店となる「猿田彦珈琲」が入る。「たった一杯で、幸せになるコーヒー屋」をモットーに、創業者の大塚朝之さんが自ら厳選した高品質の生豆を使い、独自の知見と技術で焙煎から抽出まで、すべてにこだわった一杯を提供する。

開放的なガラス窓に面した空間が特徴の店内で、あの猿田彦珈琲が味わえる!


さらに1階には、東京・代々木上原にある人気フレンチ「sio(シオ)」が初プロデュースするすき焼き店「㐂(き)つね」も。ここでは、すき焼きメインのコースが楽しめる。

「㐂(き)つね」では、すき焼きメインのコースのほか、観光の合間やランチ代わりに気軽に味わえるテイクアウト用の弁当も提供する


ほか、手績み手織り麻の絵はがきなどを制作するワークショップや、奈良の工芸や歴史に触れる体験型コンテンツなども用意。また、興福寺の五重塔を臨むコワーキングスペースもあり、働く場所としても利用できる。

現在、隣接する中川政七商店初の直営店「遊 中川 本店」や、季節のおいしいお菓子と選りすぐりのお茶を提供する「茶論 奈良町店」も「鹿猿狐ビルヂング」と一緒に巡ることができるようリニューアル中。また、築100余年の町家の貯蔵庫2つも改装し、中川政七商店の歴史を商品などを通して時系列で実際に見ることができる「時蔵」と、手績み手織り麻の道具に触れることができる「布蔵」も公開される。

各建物は独立しているが、敷地内で回遊できるようになっている(一部除く)

300余年の歴史をアーカイブ展示する「時蔵」

「中川政七商店」の創業の商いである手績み手織り麻のものづくりに触れられる「布蔵」


千石さんは「工芸の復活には、ものづくりだけでなく、それを生み出す産地を活性化することも大切。奈良のまちづくりがほかの産地のモデルケースとなるよう、ここから盛り上げていきたい」と意気込みを語った。

取材・文=惣元美由紀

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