日本初のオリンピックメダルも展示!スペイン風邪を乗り越え開催されたアントワープ大会を知る企画展が開催中
東京ウォーカー(全国版)
日本オリンピックミュージアム(東京都新宿区)にて、企画展「1920→2020 アントワープ大会から100年。復興と再生への挑戦。」が2021年3月28日(日)まで開催中だ。第一次世界大戦とスペイン風邪の世界的な流行を乗り越えて開催された、1920年のアントワープ大会にスポットを当て、オリンピックの根源的な価値観について考える展示が展開されている。

これまでもオリンピックは、戦災や疫病を乗り越え、新しい時代をつくる上で重要な役割を果たしてきた。今回の企画展で取り上げているアントワープ大会は、第一次世界大戦、スペイン風邪の流行を経て開催。開会式では、オリンピック旗(オリンピック・シンボル)掲揚、選手宣誓、放鳩が初めて行われた。本企画展では当時のさまざまなエピソードをもとに、困難を乗り越え開催されたアントワープ大会において、これらのセレモニーにどんな想いが込められていたのかを紐解いていく。
また、日本は2度目のオリンピック参加となったアントワープ大会において、初のメダルを獲得した。企画展の会場には、日本がオリンピック史上初めて獲得した、テニス男子ダブルスの銀メダルをはじめ、大会に参加した15人の選手たちが持ち帰った貴重な資料を展示。”スポーツ”という言葉自体に馴染みが薄かった当時の日本人にとって、オリンピックの舞台はどのように映ったのかを知ることができる。
アントワープ大会から約100年が経った今、世界は新型コロナウイルスの流行に直面している。「平和の祭典」として社会の復興を担ってきたオリンピックとは、どのような存在なのか。本企画展に足を運び、2021年に開催が予定されている東京2020大会に向けて、今一度考えるきっかけにしてみてはいかがだろうか。
※日本オリンピックミュージアムの入館には事前予約が必要。詳細は日本オリンピックミュージアム 公式サイトで確認。
※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。
◆企画サポート・デザイン:乃村工藝社
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