昭和の陶磁史に衝撃を与えた人間国宝の仕事を堪能、岐阜県可児市で「昭和の衝撃、甦る志野」「豊蔵さんの仕事ぶり」2館同時開催
東京ウォーカー(全国版)
岐阜県可児市久々利で志野陶片が発見されてから90年が経つことを記念して、荒川豊蔵資料館では「昭和の衝撃、甦る志野」が、可児郷土歴史館では「豊蔵さんの仕事ぶり」が、それぞれ4月18日(日)まで2館同時開催中。

陶芸家の荒川豊蔵(1894年-1985年)は、1930年(昭和5年)に久々利大萱(くくりおおがや)で筍の絵のある志野の陶片を発見した。これは志野などのやきものが愛知県瀬戸市で焼かれていたという通説を覆した「日本の陶磁史を覆す大発見」といわれている。
この発見を機に豊蔵は「志野の再現」という前人未踏の地に足を踏み入れていく。1933年(昭和8年)に大萱に窯を開いて以来、志野や瀬戸黒を再興することに半生を捧げ、1955年(昭和30年)61歳のとき人間国宝に認定され、1971年(昭和46年)には文化勲章を受章した。

「昭和の衝撃、甦る志野」では、志野の発見から陶芸家として歩み始めるまでの豊蔵に焦点をあてながら、再現という道のりから創出された豊蔵のやきものを展示。志野再現への使命感や作陶にいそしむ豊蔵の足跡を辿ることで、昭和初期に起きた衝撃がどのようなものであったかを紹介する。
「豊蔵さんの仕事ぶり」では、時の概念に左右されることのない魅力を持つ豊蔵の作品を展示。豊蔵が発見の地に資料館を建てた動機のひとつ、時の流れに色あせない作品と歴史がこの地から生まれる事を望んだ姿を垣間見られる。
荒川豊蔵資料館・可児郷土歴史館同時開催 志野陶片発見90年記念展「昭和の衝撃、甦る志野」「豊蔵さんの仕事ぶり」で、人間国宝・荒川豊蔵の作品を堪能しよう。
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