緊急事態宣言があけたら何したい?「国内旅行」需要の声が約8割、「外食・飲み会」が次ぐ

東京ウォーカー(全国版)

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世界中で依然猛威を振るう新型コロナウイルス感染症。昨年からおでかけや買い物などあらゆる行動に影響をもたらし続ける一方、日本でもワクチン接種が始まり、政府により緊急事態宣言対象地域の首都圏1都3県について、3月21日(日)での宣言解除が表明された。状況に少しずつ変化の兆しも見え始めている。そこで今回、ウォーカープラス編集部では読者1715人を対象に「緊急事態宣言が解除されたあとに何がしたいか」をテーマとしたアンケートを実施。コロナ禍でできないこと、そして収束の兆しが見えたときにまずやりたいこととは?

緊急事態宣言あけの未来はどうなる?

※調査はウォーカープラス編集部が2021年2月19日〜2月24日、読者1715人にアンケートフォームにて実施。

今回のアンケートでは79%が緊急事態宣言が発令されている地域在住者の回答となった


約8割が「コロナ後の国内旅行」を希望、「外食・飲み会」に次ぎ「ライブ・祭り・遊園地」などのおでかけ意向が強く

今回のアンケートでは、1715人のうち1362人が緊急事態宣言下の地域に在住と回答。1362人に「緊急事態宣言があけたらやりたいことは?」(複数回答可)と訊ねたところ、最も多かったのが国内旅行(78%)。遠出や宿泊を伴う、今最も困難なおでかけのひとつだけに、事態が落ち着いたあとは久しぶりの旅行を楽しみたいという意向がかなり強いようだ。

【グラフで見る】緊急事態宣言があけたらやりたいことは?徹底調査


このほか回答上位は「レストラン等への外食(48%)」「プライベートで友人と飲み会(42%)」「遊園地・テーマパーク・動物園などに行く(40%)」などで、旅行のように遠出にはならなくても、不要不急の外出として多くの人が控えている事柄が反映された結果とも読み取れる。

また、「習い事やスポーツジムに行く・契約する」(8%)、「結婚式」(2%)、「引っ越し」(2%)と、娯楽・余暇だけでなく生活に関する行動をしたいという回答も。特に引っ越しは、3月から4月が進学や就職のタイミングのため、緊急事態宣言解除の時期は影響しそうだ。

旅行で行きたいのは「地方」「温泉」、一方でコロナを警戒して近場を選ぶ人も

コロナ後の国内旅行でやりたいことは?「地方への旅行」「温泉旅行」が7割強

回答が最も多かった「国内旅行」と答えた人に対する「国内旅行で何をしたいか(複数回答可)」という質問には、72%の人が「地方へ行きたい」、71%の人が「温泉に」と答えた。一概には言えないが、今回のアンケートでは東京都・大阪府・愛知県と三大都市圏を有する都府県在住者の回答が多かったことから、比較的人の少ない地方の温泉でゆっくりとくつろぎたいという意向が強くうかがえる。

コロナを警戒して近場で旅行をしたいという人も


なお、12%の人は遠出ではなく「近場へ行きたい」と回答。その理由を訊いたところ、「やはりコロナウイルス感染は避けたいため」(61%)、「遠方へ出かけることによるコロナウイルス感染症感染拡大で周囲に迷惑をかけたくない」(56%)、「行きたいところが近場だから」(38%)という結果が返ってきた。旅行をしたい意向はあるものの、依然として感染リスクへの警戒心は強く、まずは長距離移動を伴わない形の旅行を選択しようと考える人が一定数いるようだ。

海外旅行、入国宣言が解除されれば行きたい国・地域に偏りはなし

台湾、シンガポール、韓国、香港など近場の地域は7割弱。そのほかの国・地域も大差なく

また、緊急事態宣言解除後も見通しが立たないながらも、17%の人が「渡航できる範囲で海外旅行に行く」と回答。「今後、全ての国の入国制限が解除される日が来たら、どこの国・地域に何をしに行きたいですか?」と質問したところ、「ショッピングやグルメなど(台湾、シンガポール、韓国、香港など)」(67%)、「遠出旅行(オーストラリア、ヨーロッパ、北米など)」(54%)、「ビーチリゾート(グアム、ハワイ、東南アジアなど)」(52%)と、いずれも大きな差は見られなかった。国・地域ごとに感染拡大の状況はまちまちだが、あくまで海外旅行の制限が解除された状況であるならば、感染症リスクよりもそれぞれが行きたい国・地域に行くという意向が反映された模様だ。

緊急事態宣言後も「映画館の間引き販売」は希望する声多数

映画館での座席間引き販売の反響は大きい(複数回答可)

再びの緊急事態宣言を受け、公開延期となった作品も多い映画館。密接な環境を避けるための座席間引き販売が快適だと話題になったが、緊急事態宣言後の「映画館での理想の座席間隔」については、「1席ずつあけて間引き販売を行って欲しい」(53%)が最多回答となった。次いで「2人以上の横並びも可能なうえで座席の間引き販売を行って欲しい」(50%)が続き、「そもそも映画館は換気性能が整っている施設も多いので、座席間に空席は必要ない」と回答した人は8%に留まった。

映画館の換気能力は高いという実証実験も行われているものの、ひとつの空間を多数で共有することへのためらいや、人と人との間隔をあけて安心して映画を楽しみたいという気持ちの表れと言えそうだ。

アパレル苦境の昨今ながら「洋服などの服飾」の購入意向は7割強

外出が増えれば洋服も買い足したいという意向が見える

このほか、ショッピングや外食など、近場でできるおでかけに関する意識も調査。緊急事態宣言があけたら「ショッピングをしたい」と答えた人に「ショッピングで買いたいものは?」(複数選択可)と質問。最も多かったのは、「洋服などの服飾」で74%、「飲食料品」(48%)、「鞄・財布など」(44%)がこれに続いた。外出自粛やリモートワークの普及で外出時の服の需要が落ち込んでいると言われるアパレル業界だが、外出の機会が増えればこれまで買い控えていた洋服を買おうと考える人は少なくないようだ。

外食で一緒に行きたい人は恋人・夫婦や親しい友人


また、「誰とレストラン等へ外食に行きたいですか?」(複数選択可)という設問では、「恋人・夫婦で」(63%)、「プライベートの友達と」(60%)とそれぞれ約6割の人が回答。「職場の仲間と」は17%に留まり、まずは親しい人と外食を楽しみたいという意向が強かった。

今回の調査では、緊急事態宣言を受け外出を自粛している層のボリュームと、コロナ禍収束後にやりたいことがある程度、明確に決まっていることがうかがえた。特に国内旅行の需要は高く、今後の感染状況によっては旅行需要の揺り戻しが起こる可能性もありそうだ。

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