神戸にもっとフォーカスする、フォトジェニックな旅

多彩な文化を取り入れ発展してきた港町・神戸。都会的なイメージだが、中心部の三宮から少し歩けば瀟洒(しょうしゃ)な洋館が立ち並ぶ北野や、旧居留地といった異国情緒を感じる街並みが広がる。直径5km圏内には海や山があり、神戸の中心地・三宮から1時間以内で、六甲の山上や有馬温泉へもアクセス可能だ。

洗練された街並み、異国の香り、豊かな自然など、さまざまな魅力がコンパクトに詰まった街で、神戸ならではの思い出を探しに行こう。

THE神戸な海と街のコントラスト

三宮から南へ徒歩10分の「旧居留地エリア」は、神戸港開港時に外国人の居留地だった場所。大正初期から昭和初期に建てられたモダンな建物が数多く残っている。

旧居留地の西側には横浜、長崎と並ぶ日本三大中華街の一つ「南京町」があり、中華料理のお店やレストラン、雑貨店などが100軒以上も並ぶ。

三宮の山側、海を見下ろす高台に立ち並ぶのは、神戸に移り住んだ外国人が暮らした洋館。

「北野異人館街」では、そのなかの15館ほどが公開異人館になっていて、美しい調度品や装飾、貴重な美術品を間近で見学できる。

神戸の市街地の南側にあるウォーターフロントでは、神戸のシンボル・ポートタワーや大型複合施設などの観光スポットや、神戸港クルーズが楽しめる。中突堤をはさんで東側がメリケンパーク、西側がハーバーランドと呼ばれる。

夜には真っ赤に光る神戸ポートタワーや、約12万個のLEDライトが設置された観覧車など、より一層フォトジェニックに。

神戸の山だからこその多彩な楽しみ方

三宮からのアクセスもよく、思い立ったらすぐ行ける六甲山と摩耶山。自然の中で体を動かしたり、動物と触れ合ったりと、山上にもお楽しみがいっぱい。

「六甲山」は牧場や植物園といったバラエティ豊かなレジャー施設があり、一日中遊ぶことができる人気のエリア。「日本三百名山」にも選出されている。

2021年4月には日本最大級のアスレチック施設「GREENIA」が誕生。

「摩耶山」は、カヌー体験ができる穂高湖や初心者でも楽しめるハイキングコースがあるなど、本格的な山レジャーを体験できる。山上にはお寺も。

山上からの夜景は「1000万ドルの夜景」とも言われるほど美しい。中でも“星を掬えるほどの夜景”、そんなロマンチックな名前のつく、摩耶山の「掬星台(きくせいだい)」から見る夜景は日本三大夜景の一つで、東は大阪、西は明石方面まで見渡せる大パノラマが自慢だ。

六甲山からロープウェーで行ける「有馬温泉エリア」は、日本三古泉にも数えられ、豊臣秀吉も愛した名湯でリフレッシュ。

有馬温泉ならではの鉄分と塩分を含んだ赤褐色の湯「金泉」と、無色透明で美肌になると評判の炭酸泉「銀泉」、2つの異なる泉質の湯が魅力。

温泉街の中心にある湯本坂はレトロな雰囲気で、飲食店やみやげ物店などが多数あり、散策も楽しめる。

このほか、世界最長の吊橋「明石海峡大橋」や、銘酒のふるさと「灘五郷」など、まだまだ神戸には魅力がいっぱい！魅力的な街並みを撮り歩きながらあなただけの神戸を見付けてみて。