86歳の「おばあ」が握るユニークすぎるおにぎりにまさかの変化?節分とバレンタインデーにはハプニング発生!

東京ウォーカー(全国版)

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ウインナーやちくわで目や口をつけた“顔おにぎり”や、「揚げずにからあげ」を使って作った“揚げてしまったからあげ”など、86歳の“おばあ”が作る斬新な料理「おばあめし」がSNSで注目を集めている。

その魅力をさらに伝えるべく、2021年1月からウォーカープラスで連載がスタート。今回は、節分やバレンタインデーなどイベントが目白押しだった2月のおにぎりや料理を、おばあの孫である大迫知信さんに話を聞いた。

1月のおばあは大きなカニを前にニンマリ。86歳とは思えぬがっつき方だったそうだ


春の到来に、おばあの機嫌もハルウララ!

コロナ禍によって思うように外出できないストレスから、以前と比べて退屈そうにしていることが増えたというおばあ。大迫さんも心配そうな表情で、「その影響かもしれませんが、どんどんおにぎりがノーマルになっていくんです…」と語っていたほど。

コロナ禍の退屈さを少しでも晴らすべく、最近のおばあは部屋着がおしゃれに!


しかし2月に入ってから、少し暖かくなり気持ちのいい天気が続いていたからなのか、「(おばあの)機嫌がいい日も多かったですよ」と大迫さん。おにぎりもかつてのようなユニークさを取り戻しつつあり、SNSでも「待ってました!」とばかりにコメントが殺到している。

一体どんなおにぎりが登場したのか?2月分を振り返ってみよう!

らっきょうにゆかり…確かに合うけど量がおかしいシリーズ⁉

大迫さんが心の底から驚いたらしく、最初に紹介してくれたのが2月12日の「らっきょうゴロゴロおにぎり」。

2等分したらっきょうをご飯に混ぜ込んだおにぎり。新しい食感で食べるのが楽しかったそう


「らっきょうを具材に⁉」と驚くところだが、さすがおばあのおにぎりを6000個食べた大迫さんは違い、らっきょうが具材になったことではなく「らっきょうを食べやすく2等分に切っている細かい仕事に驚きました」と話す。気になるそのお味は、「甘酸っぱくて、ポリポリした食感がよかったです」と、意外とベストマッチだったとか。

そして、昨年10月のハロウィンの時期に登場した「ゆかりまみれおにぎり」が2月22日に再び登場。以前とは違い、“形を丸くする”というマイナーチェンジを行っており、おばあによるセルフカバーアレンジバージョンとも言える一作だ。

マイナーチェンジをはかった「ゆかりまみれおにぎり」。これでもか!とシソがまぶされている


「嘘みたいに真っ赤なおにぎりで、最初は驚きました。とにかくシソの味が際立っていましたね。初めておにぎりをおかずに、別のおにぎりを食べられると思いました(笑)」

「おばあの優しさをひしひしと感じた」と話してくれたのが、2月23日に登場した「カラフルふりかけ混ぜおにぎり」だ。緑黄色野菜のふりかけをおにぎりに混ぜ込んだもので、孫の体調を気遣うおばあの優しさも一緒に握られている。もうすぐやってくる春の訪れを祝福するかのような爽やかでカラフルな色合いは、この季節にぴったり。

孫の健康を気遣い、緑黄色野菜がたっぷり入ったふりかけをまぶしたおにぎり。きれいな色合いにテンションが上がる!


「『おばあめし』ファンにとって待望とも言えるユニークさだと、2月27日の『昨晩のカレーと丸おにぎり』は外すことができません」昨晩のカレーをおかずに持ってくることはお弁当では珍しいかもしれないが、おばあにはよくある話。本来、おにぎりにしなくてもいいところをちゃんと握ってくれるのが『おばあめし』たるおもしろさだ。

カレーに丸おにぎりという異色のタッグもおばあならでは⁉


「スプーンでおにぎりを崩しながら食べる感じですね。特殊な食べ方ですが、おいしかったですよ!」と大迫さん。そのままではなくちゃんとひと手間加えようとする、おばあのクリエイティブ精神が伝わってくる。

そして大迫さんの念願が叶ったのが、2月13日の「福神漬混ぜ込みおにぎり」。「SNSでコメントをくださった方から『おいしいですよ』と教えられて、何度もおばあにお願いしていました。しばらく経って、やっと作ってもらえた記念のおにぎりなんです」

大迫さんのリクエストに応えた「福神漬混ぜ込みおにぎり」。カレーが食べたくなる味わいだったそう


今回もハイレベルなセンスを見せつけたおばあのおにぎりだが、筆者が少し気になったのはその「形」。なぜかどんどんきれいな丸になっている。三角形のおにぎりを作るより難しいはずだが、もしやおばあは形を変えることにハマっているのか?ひとまず、3月も見守りたい。

丸かぶり…できない⁉恵方巻で思わぬハプニング発生

大迫さんはおばあの体調などを見るために、毎日夜ご飯を一緒に食べている。ここからは2月に作られた、おばあイズムあふれる夜ご飯をご紹介。

数年前までは、節分になると近所の人に配るほど大量の恵方巻を作っていたというおばあ。今は作るのが体力的に大変になり、スーパーで販売されているものを購入するのが定番となっているそう。

「とはいえ、毎年楽しいイベントです。今年は、どんな恵方巻を丸かぶりできるのかワクワクしていました」と話す大迫さんに、思わぬハプニングが発生。目の前に並べられた恵方巻は、ちゃんと食べやすいサイズにカットされていたのだ。

食べやすいサイズにカットされた恵方巻。海鮮巻で超豪華!


悲しみに似た気持ちを抱えつつも、「なんで切ったん?」と優しく聞いたところ、おばあは「食べやすいからや!」と一喝。おばあはその一言を放って以降、少しスネたような様子でテレビ画面を見つめ続けていたとか。

「思わぬハプニングはありましたが、とても豪華な海鮮恵方巻でした。おなかいっぱいになって大満足でした」と大迫さん。来年こそは恵方巻の丸かぶりと、今年はできなかった豆まきをおばあと挑戦してみたいそうだ。

節分には欠かせない、イワシもしっかりと用意されていた


甘党のおばあが本気を出しすぎたバレンタインデー

バレンタインデーは甘党のおばあにとって一大イベント。毎年、奮発して豪華な夕飯が並ぶという。「今年も豪華でした。鶏のモモ焼きに、なぜか小さな手羽元焼きも。そして、どういうわけか刻んだ昆布と蕎麦が入った味噌汁。その時点で『?』と思っていましたが、それだけではなかったんです…」

豪華な鶏のモモ焼き。小ぶりの手羽元焼きも添えるのがナイスセンス!?

刻んだ昆布に蕎麦、出汁はおなじみの味噌汁。味噌汁蕎麦は1月にも登場しており、おばあのマイブームなのかも?


おばあから、毎年恒例のチョコレートのプレゼントが!「ブラックサンダーとビターチョコでした。なぜかどちらもブラックなチョコレート(笑)。でも、さらにそれだけではなく…」

ブラックサンダーとビターな味わいのブラックチョコが大迫さんにプレゼントされた


おばあの「冷蔵庫の中見てみい」という素っ気ない言葉に押され、何気なく冷蔵庫を開けてみると、そこには立派なホールケーキが鎮座していたという!「一瞬、『誰かの誕生日かな?』と目を疑いました。おばあはスイーツがとにかく大好きなので、自分自身がこの日を楽しみたかったんでしょうね…」と大迫さん。

誕生日と見間違うほどの立派なホールケーキ。もちろんこの日はバレンタインデー!


「振り返れば、史上最高のバレンタインデーだったと思います」と、おばあも大迫さんも大満足な1日になったとか。

3月は大迫さんの誕生日というビッグイベントをはじめ、ひなまつりにホワイトデーとイベントごとが満載。一体どんな「おばあめし」が並ぶのか、乞うご期待!

取材・文=橋本未来

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